電子限定描き下ろし漫画付き
ソラがちいちゃくなっちゃった!?
あ〜〜〜も〜〜〜〜
ほんっとうに可愛い続編でした…!
読中・読後の私の気持ちは本編のエリルとデューラが全て代弁してくれていた…
全体的に明るい雰囲気なのは変わらず、ラブ・コメディ・新たな展開・そしてキャラクターの掘り下げ・過去の救済と盛り沢山でありながら、始まりから終わりまでのテンポとバランスが良く、前作同様とても読みやすく後味よくまとまっています。
甘く可愛くて、誰も傷付かない安心して読める優しく平和な世界なのがすごく良いんですよ。
登場人物全員が優しい人なんじゃないかな?
天使も悪魔も出て来るのに不思議。
「パライソ」内の倉庫掃除を頼まれたソラが見つけた、1台のフィルムカメラをきっかけにお話が進みます。
ここを前作で描かれていたエリルの過去と繋げるのがうまいなあ。
この辺りの、フィルムカメラに触れながらのエリルとソラの甘いやり取りがものすごく可愛い。
ソラという子は(主にデューラによって)それはそれは大切に育てられた純粋培養さなので、口にする言葉のすべてが素直さのかたまりなのです。
そういえば、ソラはあまり負の言葉を口にしていない気がします。
(「きらい」も本心じゃないですし)
その何気なく放った飾らない素直でまっすぐな言葉は、時にエリルの心を鷲掴みにしたり、そして時には救ったりなんかもしちゃう。
自分の写真は残していないと言うエリルに「これからはオレとたくさん撮ろーね」「旅行に行こう」「いっぱいアルバムを作ろう」と、エリルに同情をしているわけでもなく、ごく自然に言うソラが優しいいい子。
あまりにもデューラの育て方が良すぎる。
悪魔のはずが天使のような子に育ってるじゃないですか。
子育て本を出したら売れると思う。
やがて、数百年に1度起こる悪魔の生理現象によって、ソラが記憶を失い一時的に幼児化する…と、今作の一大事件とも言える現象が起こります。
この幼児化がとっても可愛くて。
2〜3歳児サイズから小学生サイズ、中学生サイズ、通常サイズと段階を踏んで元の姿へと戻っていくようで、エリルはもちろんアモちゃんやデューラを含めてみんなで子育て状態になります。
これが終始悪魔的なキュートさなのですが、自分のことを覚えていないソラに対して複雑な思いを抱くエリルだったり、デューラとエリルのお互いを認め合うような言動があったり、今のソラではないソラを思い浮かべているエリルに悶々とするソラが居たり、エリルが写真家と過ごした過去を思い返していたりと、きちんと読ませる部分が合間合間に描かれているのが非常に良いのです。
ちびっ子化だけだとただの子育てものになってしまいますし、この幼児化が本当に上手くお話をより立体的に、エリルとソラの関係性にもより深みを持たせています。
可愛いだけでは終わらないのがすごい。
終盤の、序盤のソラの発言をなぞるようなエリルのセリフからの流れにじわ〜っと来ちゃう。
自分にはソラという大切な存在が出来たんだと、ソラの寝顔に向けてシャッターを切るエリルがもう…
いやあ…熊猫先生ずるいなあ…
ソラが元に戻る頃には、エリルも含めた思い出のフォトアルバムが出来上がっていた、というこの一連の流れが本当に綺麗。
きっとこれからもアルバムは増えていくんだろうなと思える、愛にあふれた優しく素敵なお話でした。
そして、今作もカバーイラストと装丁デザインがおしゃれで素敵なのです。
私もハセプロさんを推したい。
折り返しのデューラとアモちゃんが特に好き。
この2人、なんだか良い感じの雰囲気でしたし、ちょっとくっつきそうな気がしませんか?
もしあればすごく読んでみたい組み合わせかも。
(アモちゃんはどちらもいけるそうなので、その場合デューラはどちらになるんだろう)
カバー裏のソラくんコレクションまで可愛いのですが、個人的には一緒に載っているエリルのファッションと佇まいがたまりませんでした。
このシリーズはお話だけではなくファッションも楽しめるのが素晴らしいですよねえ。
それから、あとがきで先生が書かれている"人のものを勝手に着る美形"が性癖すぎて読みたい。
『愛は金なり』の続編です。
可愛かった、本当に可愛かった。
そして、めちゃくちゃいい話だった。
ラブラブな生活を送るエリルとソラ。
ある日、片付けを言いつけられたソラは、エリルの壊れたカメラをみつけます。
カメラを直して旅行に行こうと話していた矢先、悪魔特有の生理現象でソラが幼児に戻ってしまってーー…!?
幼児退行じゃなくて幼児になってしまったソラ!!
小さなソラがめっちゃくちゃ可愛い♡
最初は戸惑っていたエリルも、あまりのちびソラの可愛さにメロメロです。
デューラと親バカしちゃいます(笑)
でも、エリルは戻った年齢以降の記憶を一時的になくしたソラをみて、以前のソラが恋しくなっちゃうんですよね。
そして、半年で戻るはずのソラの成長が遅れていて、デューラからは最悪戻らないかもしれない……と言われてしまいます。
この時にエリルは何も言えなくなってしまうんです。
以前のソラを恋しく思っていたから……
そんなエリルに「元のオレがいないのさびしい?」と聞くソラ。
ここが切なくて。
だって、もう今のソラはエリルに恋をしているから。
「なんで寂しくないって言ってくんないの」と、泣くソラが切ないのよ。
そんな時、エリルは過去の記憶を思い出すんです。
エリルを養子にした老人…彼は、写真家でしたよね。
記憶の中のエリルと重ねるように、再会した彼に「エリル」と呼ばれたこと。
その時の彼の気持ちと、今の自分の気持ちを重ねるエリル。
同じソラだけど、以前のソラと今のソラは違うんだと。
そして今のソラを受け入れるエリルに、胸が熱くなりました。
たとえ戻らなくても過ごせる時間が増えるだけなんだと考えるエリルは、本当にソラが好きなんだなぁ。
きっと、どんなソラでも好きだし、何度でも恋をすると思う。
そして、前作がちゃんと引き継がれてるところがすごい!
ラスト、写真を避けてきたエリルがソラの写真を撮ります。
それは、愛しい人の一瞬一瞬を切り取っておきたいからで、大切なものができた証なんです。
で、この本編からの描き下ろし……素晴らしい。
子ども時代が続いたのでHは少なめですが、大人ソラに戻った後のHは最高に萌えた♡
愛情表現を惜しまないエリルと、やっと素直に好きだと言えたソラ。エリルの笑顔が幸せそうで泣けた( ;∀;)
ストーリー、キャラ、ファッション……今作も全てが素晴らしかったです。
アモちゃんとデューラがどうにかなるのでは?と、期待してみたりして(笑)
可愛くて可愛くて萌え泣きしました(///Д///)
エリルの心の声
『まってまってかわいいだまって~~~~~~』
私の心の声
『一語一句1000%同意~~~~!!(∩´///`∩)』
帯や本のあらすじに書かれている情報ですが、今回は
ソ ラ が 幼 児 化
しますッッッッッッッッ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
個人的に年齢操作に激しく萌える質でして、どちらかが急にちびっこくなっちゃって戸惑いながら育てるのとか死ぬほど好き!!!恋人だった記憶を持ったまま、子供になった想い人を育てる切なさや葛藤やもどかしさに悶えるんですよね…////今作は丸っと1冊かけて描かれているので、もぉぉぉ萌えが追いつかなくて(まって…まって…ハァハァ)と息切れしながら読み終えました(∩´///`∩)ハァハァ
元々天真爛漫で無垢なソラが更に無垢な子供になっちゃって、可愛さが限界突破してます。すごい。すごいかわいい。すごい。(語彙が追いつかない)そんで記憶を無くしたソラを見てるエリルの複雑な想いがすごく切なくてキュンキュンキュンキュン(;///;)堪らん…。
個人的に性癖ドストライクで期待以上の2巻でしたッ!
期待してた倍どころじゃない3倍4倍無限大。好き…。
前置きが長くなりましたが、
悪魔の成長において起こる生理現象の「幼児化」がソラにもやってきます。戻った年頃の記憶に戻るのでエリルの記憶はありません。悪魔の防衛反応として天使を嫌う傾向にあり、幼児化したソラはエリルを見ると泣きます。その上、エリルは子供の扱い方がわからないときた。さぁ大変。
元に戻る時間は個人差がありますが少しずつ元の年齢に近づいていくのだそう。しかしソラはなかなか戻る気配がなく、エリルの不安が少しずつ増していきーーーと展開します。
幼児化したソラの成長過程がすごく可愛いです。可愛いとしか言えないけどとにかく可愛い。ちっちゃくなってもソラらしい無垢さにキューンときます。エリルに苦手意識を持ってるくせにエリルの手を握ってビャッとなるとことか、エリルに飴ちゃん(石)をあげるとことか、ほんともぅ…。守りたい尊さ*。゚+
次は幼児から児童へ。小学生低学年ぐらい…?エリルを見てドキドキするようになってて、大人×子供の萌えとかが爆発した。エリルが「誰にも言うなよ」とキスをするのにトキメキと切なさが詰まってて萌え過ぎて泣いた。すごい。すごいの。ドキドキドキドキ。
次は中学生ぐらいかな…?この頃からエリルの様子が変わってきてですね。元のソラと今のソラの狭間で淋しさをいっぱい抱えて居るのが切なくて切なくて。
今回「カメラ」がキーアイテムになっていて、前巻でも触れていたエリルのずっとずっと遠い昔の過去の記憶が交錯して進むのですね。エリルを見て「エリル」と呼びかけながら心の中には「昔のエリル」が住んでいた男の晩年を一緒に過ごしていた時の物悲しさ。記憶がないソラと一緒にいるとその時の淋しさが重なっていく。側にいるけど側にいない現実がエリルを侵食していくのがシンドイです。
そんなエリルの内面に気付いているソラ、というのもまた切なキュンでめっっちゃ萌えたーーーー!!!!昔の自分と記憶が無い今の自分を別物に捉えて、今の自分じゃダメなんだってなるのがもぅもぅッッ(;///;)はぁ~アカン。泣ける。
もちろん大ハッピーエンドで甘々です(∩´///`∩)
可愛いと最高しか言ってないけど可愛いと最高しか言えないんです。スミマセン。
あとですね。エリルとデューラが暗に認め合うような会話をしてたのがすごく良かったです。どちらもソラ大好きだけど、エリルは恋人として・デューラは保護者的立ち位置で少々意味合いが違う。その辺はどちらも理解していて、その上でソラが一番幸せな形を考えているんだなぁと。グッときました。
またアモちゃんの出番が多めで良きヾ(*´∀`*)ノなんですが。ん?お?デューラとの絡みにドキドキソワソワしちゃう…。え?これフラグ…?
待望の待望の続編がようやくカタチになりました‥。それだけで感無量なのですが内容が素晴らしくて!
前作でなんやかんやありつつも両思いになった天使のエリル(攻)と悪魔のソラくん(受)。ツンデレ気味だったソラくんそして自分の出自が引き起こした拭い去れない過去のため本音を見せようとしないエリルの一進一退の恋のやりとりがメインだった前作に比べてソラくんがとても素直にエリルに愛情を見せていてエリルもソラに対する気持ちを隠そうとしない。お互いきちんと互いを選んでいるその心の拠り所が二人の関係性をより強固にしている‥所に起きる最大の危機、ソラくんの幼児化(悪魔の生理現象らしい‥)。
人間とは異なる時の流れを生きる二人の間で生まれた愛情の記憶がソラからすっかり抜け落ちてしまいエリルはソラを愛おしいとは思いつつ心の中に空洞を抱えてしまう‥。幼児になったソラをきちんと受け入れるデューラやアモの態度を見てより更にエリルは疎外感を孤独を感じていってしまう‥という話の流れでした。
人間と天使の混血であり誰も仲間がいない、人間と同じ時を生きる事ができずに寂しさを抱えて生きてきたエリルにようやく共に生きてくれるソラが現れた‥その前作で生まれた安心感が一気に覆され読んでいてとても苦しく切ないです。
またソラはソラで‥エリルと共に過ごした時間の事は覚えていなくても新しい気持ちでエリルに思いを寄せつつある、かつての自分と今の自分との間で生まれる葛藤、そして自分を通してかつてのソラを見ているエリルに対する焦燥が悲しく胸に迫る。時が解決する幼児退行との事だがいつまでたっても元に戻らないソラに対しエリルはどう自分の気持ちに結論づけるのか‥そのあたりの心理描写がとても丁寧に描かれています。
エリルが‥かつての自分が‥受けた‥寄り添う近しい人が自分を通して別の時間軸の自分を見ている‥という虚しさと寂しさを今度はソラに味あわせてしまうという皮肉な展開を含めてこんなにも二人の気持ちが切々と表現されている本作‥物凄く読み応えがありました‥。
前作はドラマCDになりましたので本作も当然CDになると信じて疑わないのですが笑、今回の続編こそ耳で体感したい作品だなぁと非常に思います。
傑作だと思いますので前作『愛は金なり』を読んで是非本作も読んでみてください!
エリルさんめっちゃかっこいいー!!
ソラくんマジくっそかわいいー!!って作品でした。
前作から恋人になり甘さ振り切ってる2人でしたが、エリルさんのソラくんへの溺愛っぷりはこの巻で超加速していました。本当にご馳走さまでございました。
記憶がなくなってしまってる&子供になってしまってる状態の恋人に戸惑うし、手も勿論だせないしでエリルさんの苦悩が切なくてキュンキュンしてました。
寂しいよって思わず漏らすシーンは、前回の2人が結ばれたシーンと重なりさらに切なかったです。
さらにソラくんサイドの、今の自分をみてほしいって小さいながらに悩んでいたんだと知り、これまた萌えました。
最後はもちろん最高のハッピーエンドで、甘い2人が描かれています。
買って良かったと思える素敵な本でした!
おしゃれが好きな作者様のこだわりもたくさんあり、今回はエリルさんのヴァンパイアが一番刺さりました。色っぽいしかっこ良かった~!