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表題作言ノ葉ノ花(上)

長谷部修一,25歳,家電販売員
余村和明,29歳パソコン販売員

その他の収録作品

  • キスとコトノハ(小説書き下ろし)

あらすじ

ある日突然、人の心の「声」が聞こえるようになった余村。そのせいで人間不信に陥り、世間と距離を置いて生きていた。だが同僚・長谷部の「好き」という 、自分へ向けられた心の声を聞いてしまい――…!? 大人気小説、待望のコミカライズ!

作品情報

作品名
言ノ葉ノ花(上)
著者
三池ろむこ 
原作
砂原糖子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
言ノ葉ノ花
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667404
4.2

(78)

(40)

萌々

(22)

(15)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
14
得点
334
評価数
78
平均
4.2 / 5
神率
51.3%

レビュー投稿数14

これはシンドイ…(;///;)

小説原作コミカライズ作品。
原作未読のまま読んでみました。
(購入済みなので近日中に読んで小説と何か違えば追記入れます)

※追記※
コミカライズされたのは小説版の半分強(雑誌掲載分)だけでしたので、文庫書き下ろしの後半部分は含まれていません。雑誌掲載分の部分に関しては原作を読んだ上でも非常に丁寧にコミカライズされていたなと。(エピソードを削ることなく好印象です◎!) ただやはり小説版書き下ろし分までが1つのお話だと思うので続きを期待したいです。

(以下、小説版未読時のレビューです)

上下巻に分けられているだけあって丁寧にコミカライズされた印象です。特に下巻は涙止まらず鼻すすりながら読み終えました。普通にない能力が急に現われてしまい人間不信に陥った人間のすり減っていく精神がシンドイんですが、そのおかげで出会えた幸せもある。切なくて胸に残る作品でした。


ある日突然「心の声」が聞こえるようになってしまった余村。笑顔で話しかけてくる人間の本音の違いは余村の精神を追い詰めていきます。3年経ってようやく折り合いをつけながら適度にシャットダウンできるように努力をしてなんとか社会に溶け込んで生活していました。

そんな中、余村に対して好意的な心の声が聞こえてきます。相手は同じ職場の長谷部。気持ちに応えるつもりがないからこれ以上近づかなようにしようと思っていても、つい声をかけてしまうようになりーーーと展開します。


ノンケの余村が同性の長谷部が気になるようになっていく流れがとても自然で印象的でした。というのも余村の耳に届くのはマイナス感情ばかりなんです。そんな中で唯一温かな言葉を聞かせてくれるのが、口下手で寡黙な長谷部。そりゃー絆されますって!!余村の状況を考えると私なら気が狂いそうなので、長谷部のような潜在に救われるのは痛いほど理解出来るわ…(;ω;)

なので、長谷部と距離をおかなきゃと自分を制止しつつも「つい」が止められない余村の行動は切なキュンでした(;///;)安心して話せる人に飢えてたと思うんですよ。そんな中で長谷部は「初めての人」で「唯一」。これには心臓キューーーーってきました。

安心感と同時に罪悪感もあるんですね。なんせ盗み聞きしているようなもんで、それを長谷部は知らない。フェアじゃない行為に余村は悩み、それでも長谷部と過ごす時間を繰り返してしまう。その狭間で揺れ動く心情が痛々しかった…。

そして余村はノンケなので長谷部に対する感情をどう捉えて良いのかもわからずにいて……。だからますます曖昧な態度を繰り返してしまうのが個人的には切ないなぁ辛いなぁと感じました。解釈によってはウジウジした受けに見えるかもしれませんが、余村なりに精一杯誠実でありたいからこその悩みなのかな?と。

書き下ろしは砂原糖子さんの書き下ろしSS。長谷部の家に泊まったときにキスをした後日、キスにまつわるお話です。……えと。私、長谷部の高校以降の下りを読んだ時に、あれ?もしかしてお付き合い経験無し?DT?というのが頭を過ぎったんですが、確定ですかね…?長谷部の心の声の甘酸っぱさにキュンキュンしました(∩´///`∩)

上巻の評価は萌え×2と神の間ぐらいかな。
前半からずっと心臓鷲掴みされたので神評価であげます。

感想は下巻に続きます。

5

この能力、吉とでるか凶とでるか。

原作小説【未読】ドラマCD【既読】

小野大輔×神谷浩史にひかれ、数年前にドラマCDをきいて号泣した作品がコミカライズということでさっそく読みました。
小説を読むのが苦手なのでコミカライズは嬉しい!!

「心の声が聞こえる」という設定がすごく生かされていました。
心の声が聞こえるせいで苦悩する余村と、余村に一途な恋心をむける長谷部。上巻は余村の心の声が聞こえる力についてと、長谷部の余村にむける恋心がメインでした。今後、この力が二人にとって吉とでるか凶と出るか。

二人の行く末をぜひ読んでください!

5

「心が読める能力」はスリル感がたまらなく良い

「人の心が読める」という設定は、いつ相手にその能力がバレるのかというスリル感がたまらないですね!
まさにそんなスリル感がたっぷりと味わえて、ページめくりが止まらない止まらない。それぐらい、この作品の世界に引き込まれる力が強くてとっても楽しめました。大満足です!

上巻はこの設定が面白くてすぐに読み終えてしまった感覚です。

せつない系のお話ですが、個人的には悲しくてつらいせつなさではなく、胸がキュンキュンして苦しくなる方のせつなさに感じたので、読んでいて楽しかったです。

そして、この上巻の終わり方が実に好きです。これはもうすぐに下巻を読みたくなるような、絶妙に心を揺さぶられる終わり方をしていて素敵でした。
この作品を読むなら、下巻の用意をしておいた方がよいかと思います。

4

「心の声」で「好き」がダダ漏れな攻が可愛い

攻のギャップが本当に最高な作品で……!
表ではスン、とした武骨な不器用男性が、心の中では「受さん好き」「好きだ」「受さんと一緒にいられて嬉しい」「もっと受さんと…」などなど、物凄く素直な年下わんこになるギャップに心臓を仕留められます。
もともと原作小説があるのもあって、ストーリーが一寸の隙もなく濃密で、受が攻のまっすぐな「心の声」で浄化されていく姿が感動的に&怒濤の胸キュンとともに描かれていました。
原作の挿絵と同じ三池先生による再現度120%の最高コミカライズ、ありがとうございます……!



4

余村の色っぽい表情の表紙に惹かれて

アニメイトさんで平積みになっていた表紙に惹かれて購入。
小説を読むよりも、先にコミカライズから読みました。

ストーリーについては、原作である小説が人気作品なので、あえてここでレビューはしませんが…。

三池先生の描くキャラクターは、表情が繊細で、とても素晴らしい表現力だなぁと思いました。
男性キャラだけでなく、女性キャラも魅力的で、余村の婚約者、長谷部の妹の果奈ちゃんも可愛らしくて、癒されました。

最後に砂原先生のショートストーリーが読めたのがとても嬉しかったです。

2

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