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表題作言ノ葉便り

長谷部修一 白物販売員
余村和明 パソコン販売員

あらすじ

超人気小説「言ノ葉ノ花」の続篇が単行本で登場。
同人誌、ペーパー、小冊子などの現在入手困難な小説の再録に、書き下ろしを加えた永久保存版。

カバー、本文イラストもオール描き下ろし!

作品情報

作品名
言ノ葉便り
著者
砂原糖子 
イラスト
三池ろむこ 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
言ノ葉ノ花
発売日
ISBN
9784403220876
4.5

(97)

(72)

萌々

(14)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
6
得点
433
評価数
97
平均
4.5 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数6

奇跡のような当たり前の幸せ

内容は短編いくつかと、表題作の構成です。
今回は、前作のじめじめさやうじうじさ成分が少なく感じました。
(むしろ、糖度高めかと思います)

話の内容は、身内バレという物凄くありがちな展開なのですが、その困難を乗り越えて、特別な何かがあるわけじゃないけれど、とっても幸せそうな二人が久しぶりに見れて、読んでよかった、買ってよかったと思いました。

また、挿絵が多く、前作よりも三池先生のイラストがさらに美麗化していて表紙から何からもう全てがお気に入りです。
結構本自体は分厚いのですが、あっという間に読み終わってしまいました。
(ドラマCDも楽しみです)

是非前作をご覧になっている方には、読んで欲しいと思います。

13

むしろお買い得です

我ながら感心したけど、ここに収録されているお話、ほぼ読んでいた。
でも、読んだ時期や媒体がいろいろごっちゃになっていたので、こうやってすっきりきれいな本にまとめてもらえてうれしかった。
表題作以外は、元々が、おまけ的な番外ストーリーだったり同人誌だったりなので、甘くてほのぼのしたお話が多い。
普通の商業作品だとだいたいの所、出会った二人が恋をして、紆余曲折あったけど、無事にくっついておしまい。
作者さんがこれでおしまいとペンを置いたら、その物語の中の二人の世界はそれ以上は進まない。
でも、いくら虚構の中で作られたキャラクターだとしても、作者さんがその二人の事を考えることをやめなければ、二人の物語は進んでいくわけで、
付き合って、それから先の物語。
ちょっとお高い本ではあるけど、全部は集めにくい番外編や同人誌でかき続けられた、言ノ葉ノ花の二人の物語を見届けて、そして、ドラマCDも聞いてね。

12

ずっと続いてく

 幸せな読後感だった。何本か読んだのはあったけれど、こうして通して読むと本編後のゆっくりとした時間の流れと、お互いを思い合う姿が見られて幸せな気分になった。カミングアウトのことも、丁寧に描かれていて切なかったけれど、結果的によかったなーとしみじみ思えた。
 これからも余村と長谷部はすれ違いながらも、離れずに一緒に過ごして物語は続いていく気がする。すてきなお話を読ませてもらって、ありがとうございますといいたい。
 ただ、大きなサイズで読み応えもあったけれど書店で見つからなかったのが残念。

7

普通の恋人同士の当たり前の葛藤と幸せのお話

 前作がとても好きだったので、楽しみにしていました。
私はファン後発組なので、こちらに掲載されてたお話は全部初読みだったので、甘々なその後の2人の姿が嬉しかったです。
 攻め様は受け様が大好きっていうの読みたいので、今回、一話だけあった攻め様である長谷部くん視点のお話がよかったなー。
あとがきで先生が長谷部視点が一話だけだったのは心残りだからまたどこかで書けたら、とあったので、また長谷部視点のお話、期待したいです。

 今回は長谷部の妹の果奈ちゃんへのおもわぬカミングアウトが発端で2人がすれ違っちゃうお話がメインでした。
「わかった」って言ってるから大丈夫、という長谷部に対して、どうしても果奈への遠慮する気持ちからぎくしゃくしてしまう余村さん。
でもやっぱり長谷部からは離れることはできないから、果奈に理解してもらえるよう、これからも言葉をつくして伝いえいきたい、とうったえる余村さんがかっこよかったです。
 今まで苦労かけてきたお兄ちゃんの幸せをだれよりも願ってる果奈の気持ちもわかるだけに、ラスト、ブーケを投げるシーンは果奈の潔い想いがよかったね、でした。

 他の短編も、何気ない普段のデートや花火大会、誕生日、クリスマス、とイベント毎のあっまーいお話で、けっこうエロも多いのか?濃厚なのか?とにかく読み応えのある一冊です。
 前作では心の声が聞こえるがために孤独の世界に生きていた余村さんにとって、今回のような当たり前の恋人同士としての毎日がどんなに幸せであるのか。
そしてその孤独を知ってるからこそ笑顔で寄り添って生きたいと願ってくれる長谷部。
2人のこれからの幸せを心から願うお話でした。

7

伝えるための言葉を紡ぐ。

「言ノ葉」シリーズ第1作、「言ノ葉ノ花」の同人誌・小冊子・ペーパー・全サ等々のまとめの一冊となっております。
同人誌など追えないファンにはプレゼントのような作品ですね。
内容は、長谷部x余村の、巡る季節と共に深まる甘々な、切実な、そして激しく濃いH、が中心です。(心の声はもう聞こえていません)
「言ノ葉」シリーズの他作品で、パラレルワールドにおけるシュウxカズヨの切なさに戸惑った身としては、こちらの全編きちんとしたカップルとしての2人の姿を読めたことが、単純に嬉しい気持ちでしたし、非常に納得のいく展開でした。
途中、長谷部の妹に同性愛関係を知られ、余村・長谷部・果奈の関係がギクシャクしたりの一編もありますが、ラスト、プロポーズのような2人の会話(両プロポーズね)もあり、幸せな読後感でした。

6

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