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仕事も恋も順調な男・余村は突然人の声が聞こえるようになり、それまで築き上げた信頼も愛も全て失ってしまいます。でも働かないと食っていけないし、電気店で働く事に。
そこで出会った同僚の長谷部という無口な男の心の声を聞いてしまうのですが。
「離したくない」「好きな人の手だ」
長谷部が余村を好きになったのも、頭痛で苦しむ長谷部の心を読んだからという……関わらないようにしようと想うけれど、率直で純粋なまでに余村を求める長谷部に段々惹かれていくのは、とてつもなく分かります……!!!!だって今時そんなピュアボーイ居るかよ!ってぐらい素敵なんですー♪
普段そんなにHで萌えたり恥ずかしがったりしないんですが(え)
これは非常に恥ずかしかったーーーーーーー!!!!!!!!
だってだって色々言うんですもん!心の声で!!!!!!
余村には思いっ切り分かるのに!
長谷部サド疑惑が過ぎりましたよ。
でも、愛に溢れたラブシーンは最高でした。
ラストシーンは名場面・名台詞のオンパレードで途中涙が溢れて読めなかった……。
最近泣いてばかりな気がしますけど……年をとったせいなのか……←
愛する人の心って知りたいですか?知ったら相手の望みとか考えが解って嬉しいと思うけれど、逆に分からないから頑張れる、もっと大切に出来ると思うんですけどね。。。
色々深く愛について考えさせられる作品でした。
とっってもいいお話でした。
ある日周囲の人間の心が読めるようになった主人公の苦悩が、繊細なガラス細工のような文体で綴られてます。
そんななか、一途に自分を思ってくれる、心は真っ直ぐだけど見た目は無愛想な同僚に惹かれてゆく。
切なかったー。
人間の本音は醜いのに優しいのは何故だろう。砂原さんが上手いからでファイナルアンサー(古)。
あと、エッチが超能力言葉攻め羞恥プレイで、あまり言葉攻めには萌えない私も萌え萌えノックダウンでした。
絶え間ない「好き」
近寄れば「キスしたい、触りたい」
キスすれば「中に入りたい」
最中は「可愛い、ピンクだ、なんだかんだ」
ひいいい…。
私なら「んー面倒くせーな、早くイケ」とか思ってるからヤバイなとか思ってしまった。
後半、能力を失ってからの苦悩もいいです。
順風満帆な人生を送っていた余村が、
ある日突然「人の心の声」が聞こえるようになってしまう。
いきなり備わった能力に驚き戸惑い、
人の本音と建前を目の当たりにし人間不信なった余村は、
努めて人との係わり合いを避け、
世捨て人のように暮らしていました。
そんな余村の耳に、温かく響いた長谷部の一途な言葉……
「心の声が聞こえる」というファンタジックな設定と、
砂原さんお得意のリアルな心理描写で、
ぐいぐいと物語に惹き込まれます。
心の声が聞こえれば悩み、聞こえなくても悩む。
心の声が伝えるのは真実か?
日々、揺れ動く、人の心が思うことは「ひとつ」なのか?
人の心というものは繊細で複雑なのだと、深く考えさせられた作品です。
ラブシーンは「心の声が聞こえる」という設定を最大限に活かした
色っぽい演出で、大満足でした。
初読み作家さんです。
ずっと気になっていた作家さんなのと、あらすじにひかれて購入です。
とても評価の高い作品なので気になっていました。
読んでみて、評判通り泣けるいい作品でした。
内容は、電気販売員•長谷部×電気販売員契約社員•余村の年下攻めのお話。
ある日突然、人の心の声が聞こえるようになってしまった余村。 それが原因で、恋人と別れ、前の会社を辞め、エリートコースからも外れ、電気販売員の契約社員として勤めながらひっそりと暮らします。
「心の声」が聞こえる事で、不安と恐怖に苛まれ、どんどん人間不信に陥っていく中で、同僚の長谷部の「声」を聞いてしまいます。
それは、余村に好意を持っているという心の声でした。
長谷部はいつも仏頂面で無口なので、怒っているように見られがち!
実際は、真面目で一途な年下のいい男でした。
心の声にも裏表がなくて、余村も一緒にいて心地がいいんです。
長谷部の一致一憂する様が可愛らしく見えてきて、どんどんひかれていく余村。
長谷部の気持ちを受け入れたのち、ある事がきっかけで、余村の秘密が発覚してしまいます。
長谷部は、好きな人の事だからと、向き合おうとするんですけど、心を全てみられていると思うと、最初は不安にもなり困惑してしまうんです。
避けられた方も辛いんですけど、避けてしまった方もまた辛いんです。
そんな2人の葛藤〜元通りの2人になるまでが、せつなくて泣けました。
「言ノ葉ノ星」では、突然心の声が聞こえなくなってしまう余村。
ずっと夢見るくらい望んでいた事だったので、最初は大喜びなんです。
でも、仕事で失敗したり、長谷部の声も聞こえなくなってしまったことで、どんどん不安になり、一人グルグル悩み始めます。
そんな苦しむ余村に長谷部が教えてくれるんです。
普通は心の声は聞こえないわけで、皆不安だということ。
だからこそ、その人の些細な表情や言葉から理解していこうとする努力が必要なこと。
余村は大切なことを忘れていたんですよね。
特殊能力で心の声が聞こえるだけで終わらないのが、この作品の凄くいい所‼
聞こえなくなるというストーリーを描くことで、人間関係の難しさを、現実味あふれるものとして表現した所が素晴らしいと思いました。
自分もそうですけど、人間誰しも裏と表はあるもの。
人によっても付き合い方は違うし、みせる姿も違うと思います。
自分の事を周りの人はどう思っているのか、嫌われていないか不安になるものです。
それでも、逃げたら駄目なんですよね…お互いに理解しあっていく為にも、必要な事は言葉で伝えないといけないし、その努力が必要なんです。
そして一番難しいと思う事が、人を信じる強さ!
そんな大切な事が伝わったくる作品でした。
萌もしっかりありました。
長谷部の心の声がいいんです。心の言葉攻めににやりとやられてしまいました(笑)
初読みだったにも関わらず、やられたなあと嬉しくなります。
繊細な心情描写とても上手で、キャラを大切に思う気持が伝わってくる作品でした。
重たいと感じる方もいるかもしれませんが、私は逆に心地いいお話だったと思います。泣かされましたが(笑)
胸にキュンとくる泣けるお話を…という方には、是非オススメしたいと思います。
「言ノ葉ノ花」はCDを聴いて素敵な作品だと思っていたのですが、本はまだ読んでいませんでした。
シリーズの最新巻「言ノ葉ノ使い」を読んだのがきっかけで、ぜひ前作2巻とも読まねばと購入した次第です。
「言ノ葉ノ使い」のレビューでも書きましたが、このCPがシリーズの中で一番好きです。
「心の声が聴こえる」設定が秀逸なのとそれが存分に活かされている秀作です!
心の声が聴こえてしまう余村と、同じ電気販売店で働く物静かな長谷部の物語。
余村はクリスマスの夜に突然心の声が聴こえるようになってしまい恋人の本音を知り、それ以来人を避けるような生活を送っている。
電気販売店の同僚の長谷部とは売り場も違いほとんど接点がなかったが、ある日よろけそうになった余村を長谷部がささえるように助けたときに彼の「声」を聴く。
長谷部は自分のことが好きだとわかり、そこから少しずつ話すようになります。
他の人間とは違い長谷部はほとんど口で話すことと心の「声」が違わず、なおかつ余村への好意の気持ちがあふれている。
そんな長谷部に癒されていく余村。
傍にいたいと思うから「声」を聴いてはいけないと思ったり聴こえたことに対して応えたいと思ったり。
男性を好きになったことなどないのにしっかりと恋しちゃってます。
ただ「声」が聴こえることを長谷部に知られてから距離が出来てしまい臆病になり、上手くいかないならまた逃げるしかないと追い詰められます。
でも、もともと奥手で物静かな長谷部は実は余村が思っている以上に彼のことを想っていてくれているんですよね。
聴こえる気持ちがわからないだろうと言う余村に反対に長谷部は心を聴かれる気持ちはわからないだろうと。
心の「声」が聴かれることが怖いと思っても余村のことが好きだと告げられ、二人は結ばれます。
ここからの展開がいいんですよー。
なんと結ばれた後に「声」が聴こえなくなるんですが…
ところが今度は聴こえなくなったことで新たな不安が生まれます。
今まで疎ましかった能力なのにそれに頼っていた部分もあったことに気付き、仕事に対しても自信が持てなくなります。
長谷部の気持ちも疑ったりするようになり、ちょっと不穏な空気。
そんな余村に長谷部は諭すんですが、ここがけっこう男らしくてそれまで物静かで寡黙な長谷部が頑張ってくれているのが嬉しくなります。
ほんと、人の気持ちなんてわからないですよね。
余村が「声」が聴こえなくなってから聴こえていたときのその「声」自体が本当の気持ちだったのかと考える場面がありましたが、その迷う気持ちもよくわかります。
とにかく、「人の気持ち」を理解するにはやっぱりお互いにその気持ちを伝えあうことなんだと、分かり合うには話すことが一番なんだと。
その上で、話さなくても通じる部分が生まれるんだろうなと、いろいろ考えさせられました。
人との関係に疲れたときに読み返したくなる本です!