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コミュ障リーマンは恋の仕方がわかりません

commushou ryman wa koi no shikata ga wakarimasen

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表題作コミュ障リーマンは恋の仕方がわかりません

日吉元春,バーテンダー
大倉七瀬,リーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・描き下ろし

あらすじ

会社ではイケメン、仕事の出来る男としてモテモテな大倉。
しかしそれは表の顔で、本当の性格はコミュ障の陰キャ。
そんな彼に近づいてくる陽キャバーテンの日吉から「俺とコミュ障克服しませんか?」と距離を詰められてしまう。

作品情報

作品名
コミュ障リーマンは恋の仕方がわかりません
著者
鳥生莉世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047362444
3.7

(39)

(8)

萌々

(16)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
147
評価数
39
平均
3.7 / 5
神率
20.5%

レビュー投稿数7

YouTubeで無料配信されてるボイスコミックもおすすめです!

YouTubeのボイスコミックチャンネル「アンジェンテ」にてほぼ一冊分ボイス付きで動画配信されていたのをきっかけにコミックスを購入しました。(動画ではえちシーンが編集でばっさりカットされていたのと、書き下ろしや電子特典も読みたかったので)

◆キャラクター

・(受け)大倉七瀬
会社ではコミュ力ある様に装っているが、プライベートでは人と関わる事が大の苦手なコミュ障。
オンのスーツ姿の容姿端麗なできるリーマン感と、オフのゆるゆるスウェット姿のギャップがすごい。

どうやらコミュ障になってしまったきっかけがある様子…

・(攻め)日吉元春
亡くなった祖父の跡を継ぎ、バーを経営している。大倉とは対照的で、老若男女バッチ来いなコミュ力おばけ。
しかもイケメンなので、彼目当てにバーに飲みに来る女性客も多い。(シャツ+ベストってカッコいいよね)

・特に二人ともゲイだとは書いてない事と、大倉さんには過去に彼女がいた描写があったので、二人ともノンケ寄りだけどバイの素質があったのかな〜と、勝手に思ってます。

◆ストーリーのはじまり

リース会社で働く大倉が、日吉の店に営業に来た事が出会いのきっかけ。

その後、レンタルビデオ屋で偶然にもオフの姿を日吉に目撃されていた事が発覚し、素の自分がコミュ障だという事が日吉にバレてしまう。

プライベートでも仲良くしたいと、ぐいぐい来る日吉に押されて連絡先を交換するも、コミュ障を発動させてしまい、なかなか誘いには乗れずにいた。

そんなある日、取引先との接待の席で酒を飲まされ、フラフラになりながら二次会に参加させられそうになっている所を、偶然通りかかった日吉に助けられる。

そして…

「俺とコミュ障克服していきませんか?」
「へ……?」

こうして一歩ずつ、コミュ障を克服しながら、二人の距離も近づいて行く…

◆感想&個人的に好きなポイント
・コミュ障ゆえに、電話するのも苦手な大倉さんが、美容室に予約の時間変更の電話を掛けるシーン。

テンパらないように話す内容をあらかじめメモしたり「代わりに掛けましょうか?」と日吉さんに手を差し伸べられても「結構です。これくらい自分でできないと」と言ってコミュ障なりに、ちゃんと頑張ってる所は、応援したくなりました。

そんな大倉さんだからこそ、日吉さんは惹かれたんだろうなぁ

・映画好きという共通の趣味が見つかってから、日吉さんに、どんどん心を開いて行く大倉さんが可愛い。

一緒に映画を観に行った帰り道、楽しかった事を伝えたくて思わず「何だか帰るのがおしいです…帰りたくないというか…」と、無自覚に日吉さんを煽ってしまう大倉さんも、そんな大倉さんのマフラーを結び直してあげながら紳士的にお家に帰す日吉さんも、可愛い。このお互いへの好意が見え隠れする距離感がたまらん!

・日吉さんが友人達とカフェで雑談中、イケメンで店持ってて、実家が金持ちな上に何でもそつなくこなす天才肌で「恵まれてる」とほぼ妬みの様に言われて、なんでもその一言で片付けられてしまう事に、多少なりとも傷ついていた日吉さん。

そんな時、家に招待した大倉さんに「きっとここまで作り上げるのに、たくさん努力されたと思うんです…」そう言われた事で、どれだけ日吉さんが救われたか…

一番誰かに言って欲しかった言葉だもんね、そりゃあ大倉さんに好きって言っちゃうよな〜

・好きって言われて、真剣に悩む大倉さんも。困らせたくなくて無かった事にしようとする日吉さんも、最高にもだもだしてて、もだもだ期間大好き人間の私はニコニコしました(笑)

どうせくっつくクセに〜

・大倉さんがコミュ障になったきっかけとも言える
学生時代の親友との再会。誤解が解け、思いを伝えることの大切さを感じた大倉さんが、勇気をだして日吉さんに好きだと伝えて、二人はいい雰囲気に。

壁ドンしながらも緊張して手が震える日吉さんから、大倉さんを大事にしたい気持ちが伝わって来て、キュンとしました。

余裕だとばかり思っていた日吉さんのそんな姿を見て、緊張しているのは自分だけじゃないんだと分かり、ホッとする大倉さんも尊いです。

タクシーの中でそっと手を繋ぎながら視線を交わすシーンは、なんか…こう…すごくグッときました。(平静を装いながら性欲を我慢してる姿って美味しいですよね)

・えちシーンはあまり生々しく無く、アッサリめですが、"トントン"やら"コリコリ"やら効果音は多め。お互い名前呼びしたり、萌えポイントは抑えている感じでした。

特に大倉さんが全裸ではなく、ニットを着たまま胸まで捲り上げた状態だったのは、個人的にポイント高かったです(日吉さんグッジョブ!)あれはエロい。処女なのにエロい。

ここはYouTube動画ではカットされてるのでぜひ、エロい大倉さんをコミックスで見て欲しいです。

・本編最後のデートのお迎えシーンでは、お互いが敬語とタメ語が混ざった話し方をしていたのが、付き合いたてのカップル感があって可愛かったです。

・書き下ろしでは、大倉さんから一度しか好きだと言われていない事に、不安になっている日吉さんが見れます。

大倉さんから好きって言われたくて、えち中に自分から好きって連呼する日吉さんは、ワンコ感があって可愛かったです。

・電子特典は2ページで、二人の日常の可愛らしいお話でした。

◆最後に
・どちらか一方から好きになるというより、お互いに向き合って同時に歩み寄りながら好きになる感じで、とても癒される、いいお話しでした。

・気になったらまず、YouTubeの動画を見て下さい。
ちなみに、日吉(伊東健人さん)大倉(田丸篤志さん)が声をあてられています。配役ピッタリ!
本当に無料で聴いていいんですか!?ってぐらい素敵に演じられています。
普段絡みシーンを音声で聴くのが苦手で、なかなかBLドラマCDを聴かない方も、絡みシーンがカットされてるので聴きやすいと思いますよ。

ぜひ!

2

コミュ障とコミュ強

イケメンで営業の仕事ぶりにも定評がある大倉ですが、実は仕事はビジネスモードでこなしていて、オフモードではコミュ障です。
でも休日まで人に気を使いたくないそのオフ感、すごくわかる…。

ある日取引先の大人っぽいけど年下でコミュ強な日吉にオフ状態を見られてしまい、コミュ障克服特訓を提案され、何かと構われるようになり戸惑うのですが、不思議とフィーリングの合う日吉にどんどん惹かれて行く大倉。

ただ、電話をかけるのにも話す内容をメモしておくほどだったり、対人スキルを日吉にアドバイスしてもらったり、初対面の人と接する時にわたついてしまう大倉のコミュ力の弱さ…、いくらビジネスモードに切り替えているとはいえそれでデキる営業だなんて…めちゃくちゃ頑張ってるじゃん…。
日吉も恵まれている環境にあぐらをかかない努力の人ですし。

さらにはまさかの汚部屋とか、食事が適当とか生活面がいろいろと心配な大倉の世話を日吉が焼いてくれるので一安心です。

顔面が整っていて華やかなのに堅実なふたりの穏やかに進む優しい恋のお話でした。

4

ひとつの出会いが人生を変える

陽キャと隠れ陰キャの焦ったい恋を描いた作品です。
表紙を見ても分かる通り、どちらもキラキラのイケメン♡
なのに、実は……という意外なキャラと、可愛くてカッコいい絵が作品の魅力です!


仕事ができるモテモテリーマンなのに、実は無精でコミュ障な大倉。
仕事で知り合ったバーテン日吉に偶然素を知られてしまい、〝コミュ障克服レッスン〟を持ちかけられてーー…!?

何でも持っているように見えるのに、実は努力家な日吉がカッコよくて魅力的。
そして、日吉の目を通して見る大倉が、一生懸命でとても可愛いです。
苦手だからと、わざわざ話す内容をメモしてから電話をかける大倉の不器用さにはキュンとしてしまいました。

〇〇克服BLはありがちといえばありがちなのですが、日吉のアドバイスを元に他者との関わりに自信をつけていく大倉が、素直で応援したくなるキャラでした!

先に気持ちを自覚した日吉もあとから自覚する大倉も、イマイチ踏み込めずにいるところは焦ったい!
ただ、遊び慣れている風の日吉が無理に迫ってこないところが好感度高く、焦っている表情から不安や戸惑いが見て取れるのも良かったです。

両想いになった後は、戸惑う日吉を差し置いて大倉が煽ります!
Hの時の表情も色っぽい♡

ラスト、知らない番号からの電話に緊張する大倉の手を日吉が取るところ……胸キュン♡

二人を揺るがす人も出来事もないけど、真っ直ぐな日吉と恋に不慣れな大倉。不器用ながらもゆっくり関係を築いていく焦れ恋が可愛いお話でした。

3

一歩を踏み台勇気がくれた恋

今回は最近祖父のバーを引継いだオーナー兼バーテンダーと
プライベートではコミュ障な営業マンのお話です。

受様が攻様の提案で始めたコミュ障克服のお付き合いが恋になるまでと
恋人になってからの後日談短編を収録。

受様は人と接するのが苦手ながら営業マンをしている会社員です。入社時
に内勤を希望したもののなぜか営業部に配属されて早数年、受様は社内で
ハイスペすぎると言われるほどに人当たりの良い営業マンに成長します。

しかし、素の受様はほぼボサボサ髪に眼鏡をかけてヨレヨレ家着で過ごし、
会話の無いコンビニでさえ顔を覚えられたらもう行きたくない、休日まで
人に気を遣うなんてマジで無理と思っているほどのコミュ障なのです。

そんな受様ですが、リサーチ力を活かして営業成績は良く、今回も最近
オーナーの変わったバーに営業を掛ける事にします。しかし約束の時間に
店を訪れた受様を待ち受けていたのは女性客に抱きつかれているバーテン
ダーでした。このバーテンダーこそが今回の攻様です♪

攻様は祖父の店を最近引き継いだようですが、受様の営業トークにもノリ
ノリで返して、飲みの誘いをかけてくるほど人見知りもしなそうなグイ
グイ来る人で、受様は内心ちょっと苦手だなと思ってしまいます。

なのに休日に行ったレンタルショップで、探し物をしていてぶつかってし
まったのが攻様だったのですよ♪ 受様は気づきませんでしたが、カードを
落としていて、攻様にはその場で身バレしていたのです。

週が明けて見積もりとサンプルを持って訪れた受様に、攻様にカードを
見せられた受様はキョドってしまい、コミュ障だという事がバレてしまう
のですが、なぜか攻様は受様に興味津々でプライベートでのお付き合いを
挑まれてしまうのです。

意識高い系な攻様に益々苦手意識が募る受様でしたが、プライベートでも
気を使って笑っている受様に「攻様みたいになりたかった」と言われた
攻様は「俺とコミュ障克服していきませんか?」と提案してきて!?

電子配信作をまとめての紙書籍化で、エリート営業マンながら実はコミュ
障陰キャの受様と陽キャの年下バーテンダーとの恋物語になります♪

表紙の壁ドン風な構図と帯の「これ以上近づかないでください・・・」という
キャッチがツボぽかったので手にした1冊でしたが、面白かったです。

実は攻様はまだ大学生の年下君です。何でもそつなくこなし、自分の店も
持ち、実家かお金持ちという事で、友人達からは恵まれた奴と言われてい
ますが、攻様なりに努力している事を悪気が無くても「恵まれてる」で
済ませられてげんなりもしていました。

そんな時に出会った受様は見え透いたお世辞も言わず、営業トークからも
仕事ができる人だという印象を受けていましたが、素の受様を見てしまっ
たら頑張ってる人だと判ってしまって放っておけなくなってしまったのだ
と思うのですよね。

そして攻様のアドバイスを真摯に受け取った受様が、少しづつ周りに作っ
ていた人との垣根を崩していく事で受様は攻様との距離も縮めていくので
すが、攻様にキスされて告白されても自分の気持ちを上手く伝えられず、
攻様に脈が無いと誤解されてしまうのですよ (>_<)

コミュ障の受様が攻様の言動にぐるぐるするだけじゃなく、ガンガンな
攻様も受様の言動にドキドキで押したり引いたりしているのが面白く、
受様が攻様の誤解を解いて恋人同士になるまで楽しく読めました。

初心ゆえに無自覚に攻様を煽る受様、そしてそんな受様に煽られる攻様が
大好物なので、Hシーンはすごく萌えツボでした♡

カバー下に大倉の天然人たらしなSSが収録されていますので、カバー下
も要チェックですよ♪

2

コミュ障、とは

大倉はコミュ障で、プライベートの時は
人と話すこともままならないほど。
仕事となるとスイッチが切り替わり、営業職をバリバリこなしながら
上司や同僚にも気を遣うことができる、そんな完璧な人を演じることが出来るのだが
プライベートでは他人とうまく接することが出来ないことを悩んでいた、と。 
そこで日吉との克服レッスンが始まっていき、やがて想い合うようになるわけです。

大倉のコミュ障はたしかに結構なものだったけれど、あんな風にオンオフを切り替えられることってなかなか出来ることではないし
仕事に支障がなければそのままでも良さそうな気はしましたが。
日吉と接することでコンプレックスになっている部分が解消していき
大倉の表情が明るくなっていったのは良かったなと思いました。

世界が開けていく大倉に悪い虫が付かないか、日吉がハラハラするようなところもありましたが
なんだかんだ幸せそうなところに落ち着いて良かったです。

1

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