電子限定特典付
いっぱい腰振って俺も気持ちよくして
これは、かなり良かったです。
カバーデザインは、もうエロスの世界へようこそって感じなんですが、お話の構成がなかなかドラマチックでした。
正直、読み始めと終盤ではかなり違うのですよ!
広告代理店のやり手、篁凛太郎。
口紅のCM作成を任されて、昂る気持ちをワンナイトで解消しようとしたら!
ゲイコミュニティでは、ちょっと有名人のドックマスクを着けた男とマッチングしてしまう。噂のファントムドックで、めちゃくちゃすごいセックスをする人。
ドックマスクにファントムドックと言うワードだけでも、素晴らしいなぁと思いました。
まあ、ドックマスクの男はCMの出演が決定していた京だったんですね。
あれやこれやについては、お読みいただき、京と凛太郎の2人について。
凛太郎と京のどちらとも、何かを埋めてくれる、愛してくれる存在が必要だったんです。
凛太郎が、京に自らの過去や京に贈る真剣な言葉がかなり良かった。
この2人がちゃんとパートナーとなっていくのですが、いちいち凛太郎の言葉が泣ける。
いや、真面目に涙出てしまった。
カバーデザインから想像出来なかった、吉田屋ろく先生の伝えたいことが沁みましたね~
もちろん、しみじみ感動するだけじゃなくてエロもがっつりとございます。
えっちなんですよね!ほんと、エロいと思います。
カバーデザインに惹かれたけど、実は深い愛も有る。不思議な魅力が有る作品でした。
読み進めると話の構成にも、ぐいっと引き込まれると思います。
表紙絵ですごくアブノーマルな雰囲気を感じて、たまにはこういうの読んでみたいな〜と思って手に取りました。
ちょうど気になってた作品の作家さんだったこともあり、期待値は高めでした。
表紙のドッグマスクを着用したスタイルでのエッチは最初の一度きりで、あとは割と普通のBLって感じなので、倒錯的なプレイを過剰に期待すると肩透かし感があるかもです。
本編中のドッグマスクというアイテムにまつわるエピソード(カバー下にも情報あります)を思うと、あまり積極的に使いたい感じのアイテムではないのかもしれませんが……。
ストーリーは、良くない言い方をすると「ご都合」感がちょこちょこあるので、いやこんな都合良く事が運ぶ訳ないだろー!! と思ってしまう方も居るかも……?
当方はハッピーエンドが好きなので、こんな展開もまあアリかなあとは思うのですが、ハピエンにしつつご都合にならない話運びって難しいんだなあ……と。
エッチシーン自体は絵が大変好みかつ線が美しいのもあり、満足度高めです……!!!
シチュエーション的には多少人を選ぶ(人前とか野外)ものもありますが、その辺も個人的にはサラッと楽しめる感じだったので良かったかな〜と思いました!
ファントムドッグの京くんがエロかっこいい!
不幸な生い立ちでの芸能界入りし、
出会い系で顔を伏せて発散する日々の京くん。
京くんのドッグマスク姿可愛いかったのでもっと着けて出てきてほしいなって思っちゃいました。
色々あって色々他の男の人とかと関係もったりとかしていたけど篁さんと出会って少しずつ京くんが変わっていき、本当に愛されて、愛することを知って満ち足りた表情をしていた京くんが印象的でした。
ハッピーエンドでよかったです!
吉田屋ろく先生の作品大好きです。
攻めの篁がカッコよかったぁ〜!
受け京も、甘えん坊でかわいい。
いろいろあったけど〜良きパーナーに出会えて良かったね。
もーねー!設定が勿体ないのよ!
ストーリーも言うこと無しだし、絵柄も好きなのに・・・
何度読んでも、ドッグマスクもっと活用しよーよ!と、思ってしまう。
最初にドッグマスクで登場したので、それがなかなかのインパクトで〜とても良かったから、後半に連れて何回か見れるかと思ったけど、無かったからそれが残念〜ってか、勿体なぁ〜い!
更に、京が不憫なら〜枕営業してるそこの場面とか読みたかった。
不憫な受けを、救う攻めほど〜萌えるものはないわ!
素敵なところもあるしラストも良かったと思うのですが、なんせ設定が粗い!
なんか惜しい感じがしました。
広告代理店に勤める凛太郎のストレス発散法は、出会い系で見つけた相手とのセックス。
田舎育ちのゲイである凛太郎には、自分を〝異端〟とみなす狭い世界が嫌で飛び出してきた過去が……
そんな凛太郎が出会ったのは、巷で噂のドッグマスクを着けた男・ファントムドッグ!
アグレッシブで気持ちいいファントムドッグとのセックスに溺れる凛太郎ですが、翌朝同じ男とは二度と寝ないという彼の存在は跡形もなく消えていました。
しかし、諦めの凛太郎が仕事で出会った新人タレント・京がファントムドッグの正体でーー…!
性に奔放すぎるほど奔放な京。
裸の撮影でもキスマーク全開で現れ、マネージャーの前で休憩中に凛太郎とH。
プロ意識とは?
挙句、中出しされたお尻をガムテープで封印して撮影に臨むという……破天荒にも程がありませんかと;
そして、こんなに簡単に凛太郎に正体を晒しよて良かったのか?
羞恥心も常識もない京に翻弄されていく凛太郎ですが、自分が担当したCMタレントの不祥事を恐れ、1年契約で京のHの相手を申し出て……という展開。
凛太郎と毎日のようにHしながらも、京には別の男の影もーー
それを感じながらも、甘いHで自分の方をむかせようとする凛太郎が切ない。
実は京には飼い主がおり、それが事務所社長。
社長の神林は、母親が亡くなって孤独になった京を引き取った恩人でもあります。
だけど神林が京にしてきた事は、男を喜ばせる方法を仕込み、京に枕をさせること……
凛太郎の過去も京の過去も重くて切ないのです。
そして、周りの大人たちが情けない。
子どもたちに、こんな事しかしてやれないのかと憤る。
そんな神林と京との関係に納得できない凛太郎は、京に広い世界を教えます。
惹かれあっているのに神林に引き裂かれる二人が切なく、京の神林への気持ちには洗脳のようなものさえ感じました。
そして、神林の予想だにしない過去が明らかになり急展開!
京と神林の捻れた関係も見方を変えれば面白いのですが、京の父が生きているのに母親が後見人に神林を指名したのはなぜ?(しかも神林は父の愛人)
それほど父親が酷い男だったのか?
京のマネージャーは何者?
……と、まぁ疑問がいっぱい。
こういう所が残念で仕方がなかったです。
せっかく面白くなる要素たっぷりの作品なのに、作中から汲み取れない部分が多過ぎました。
それでも、京の告白も田舎に帰るラストも素敵でした。
マスコミに追いかけられ「人を好きになる気持ちを制約する権利なんて誰にもない」と、言う京がカッコ良かった!
世間が決めた「普通」に収まるのではなく、個性は十人十色でいいと思う。
社会においても「寛容さ」は必要だし、京のセリフには考えさせられるものがありました。
ただね、ちょっとだけ残念さも残った。
もう少し長い話にするか、京と神林の背景描写を詳細にして欲しかったと思います。
ドッグマスクも、飼い犬の象徴でしかなかったと思う。
Hシーンは、大変エロくて良き♡
京がめちゃくちゃエッチなのに、表情は可愛い!
ろく先生の描く乳首がポチっといしていて好みです^^
※シーモアトーン+短冊修正