ボタンを押すと即立ち読みできます!
オメガバースより、面白い要素が多くて笑いながら読みました。
★色々な創作が増えて、調べると様々な「〇〇バース」があって、今も増え続けているようです。「うさぎバース」「アイスバース」「Dom/Subユニバース」他。
★こうでなきゃいけない、という定義は特にない、作者次第の空想遊び(slash)。
そもそも、「オメガバース」だって、ルーツの誤りが定義されて流布されているくらいだから、ルールなどは余り大事ではない。面白ければそれで良い。
だけど知らない空想遊びなので、定義を調べてみました。
参考にしたのは二つの記事。
「センチネルバースを知って欲しい!」pixiv.net
「「オメガバースは海外の固定派腐女子が作った」はデマです!」note
★センチネルバースとΩバースの世界感との違い。
元は、アメリカの90年台の
「超感覚刑事 ザ・センチネル/The Sentinel(ザ センチネル)」
というカナダ製TVドラマで、舞台はアメリカ。https://bit.ly/2VsfMqy
ドラマを視聴したんですが、よくこれからセンチネル・バースを思い付いたもんだ、と感心。 (同名の映画は、ジェラルド・ペティヴィッチの小説『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』が原作。ドラマとは少し違う。)
★バースの種類:
オメガバースは、α、β、Ωの3つの性がある
センチネルバースも3種類。センチネルとガイドと、ミュートの関係ない人
▶センチネルバースのつがい「ボンド」のルール:
設定は、ボンドとなる二種のコンビ。センチネルバースの契約は作者次第、オメガバースより自由度が高い。
★センチネルでの3種類とは:
①「Sentinel(センチネル)」
五感の異常発達した特殊能力(超能力?)を持つ人 能力を使いすぎると感覚が暴走して「ゾンアウト」=昏睡状態もしくは激しく苦しむ状態になる。「たった一人の運命の相手」がいる。相性の良いガイドを見つけられないと短命。
②「Guide(ガイド)」
センチネルを助ける対の人。
ガイドは、センチネルとの接触を介して暴走を鎮静する、絆(ボンド)を作る。センチネルとガイドは契約を交わして「ボンド」となる。相性があり、センチネルにも「運命の対」がある。
③ミュート:どちらにも属さない人間
★センチネルとガイドは、共存ではない。
粗筋で、センチネルは特殊能力を使い、ガイドよりも社会的地位が高い設定が多い。一見センチネルが優位だけど、ガイドは単独で生きていけるが、センチネルはガイドに依存しないと短命・・という、面白い短所を持っている。
----
先に調べてから読みました。
確かにこの物語も、ガイドの侑希が上条より優位のかかあ天下。
上条にキスをして、元気復活させたり、バイタル維持に甲斐甲斐しい=エッチ度が高くなる。
テンポ良い進捗で、読みやすかった。
中身は、恋愛ものというより、事件を解決していく捕り物、アクション系です。
続きが出るなら、読みたい。
面白かったです!
ですが私、〝センチネルバース〟というジャンルを知りませんでした;
オメガバースの進化版?のようなもので、じわじわ流行ってきてるとかいないとか……
そもそも、センチネルバースとはなんぞ?ということ。
設定としては、「センチネル」という特殊能力を持つ人と、「ガイド」と呼ばれるセンチネルを助ける人、それと一般人の「ミュート」がいます。
・センチネル=α?
・ガイド=Ω?
・ミュート=β?
(妊娠出産はなさそう)
本作は、その〝センチネルバース〟を設定に使ったバディものです。
SGIPA(センチネル・ガイド調査保護庁)に異動になった侑李。
ここは、センチネルとガイドを保護する施設。
転属した侑李がSGIPAで出会ったのは、センチネルの上條。
そこで、侑李と上條は《運命の番》であり、ミュートだと思っていた侑李は、後天的なガイドである事を知りーー…!
初めからグイグイくる上條と、引き気味の侑李。
侑李は、「番」と言われたところで選ぶ権利は自分にある!という、強い気持ちの受けです。
対して、目をみはる程のイケメン上條は、はなから侑李を受け入れて溺愛する強引な攻め。
〝運命〟というだけあって出会った瞬間シンパシーを感じるものの、それだけに流されない、しっかりとしたストーリーを感じました。
「捕食者」と「餌」の関係であるセンチネルとガイド。
センチネルを癒し、回復させられるのはガイドだけであり、その方法はガイドの体液を摂取すること。
侑李は、早々に上條から強引にセックスさせられてしまいます。
この辺りの設定はセンチネルバースに限らず、BLファンタジーではよく見る展開。
ただ、上條の溺愛ぶりにキュンキュンした♡
受けに「可愛い」を言いまくる攻め、大好きです!
上條は強引だけど、寂しがりや。
ディ◯ニーもミッ○ーも大好きという、可愛らしいキャラで憎めませんでした^^
そんな二人は、SGIPAの捜査班。
警察が動けない、ミュート絡みの保護案件を担当することに。
『犯人も被害者もいない』事件。
薬を使って集団レイプされたガイド。
しかし、被害者は皆記憶をなくしており、しかも被害届は出されていない……という、謎多き事件。
そして2人は事件解明に向け、被害者のいる大学に潜入捜査を開始しーー…という、流れに。
この事件、犯人は直ぐわかっちゃいます。
ミステリーとしてはいまいち。
ただ、侑李を守る上條だったり、上條の特殊能力〈ダイブ〉が発揮されたりと、ワクワクする展開はあります。
事件を通して深まっていく2人の関係とか、じわじわ生活を侵食していく上條の2000%の甘さに萌えました♡
事件ものとしては物足りませんが、設定やキャラは十分魅力的で面白かったです!!
同僚のセンチネルとガイドにも気になるペアがいて、これは是非続編なりスピンオフなりで読んでみたい!
いや、BLは奥が深い……
最近よく見かけるオメガバース設定。
こちらの作品はオメガバースとは異なる"センチネルバース"とのことで、センチネルとはなんぞや??状態から読み進めました。
運命設定・格差・バース性の3種類など、オメガバースと似通った部分も確かにあるんですよ。
オメガ〜でいうα・β・Ωが、センチネル・ミュート・ガイドに名称が変わっただけなのでは?と思ってしまいがちなのですが、ちょっと違うんです。
ミュートはβと同じく、ごく普通の人間。
センチネルとは、五感が異常発達した人のことだそうで、分かりやすく言うのならば特殊能力者といった感じでしょうか。
海外ドラマによくある特殊能力系だと思うともっと分かりやすいかも?
人間離れをした能力を持ち、社会的地位も高い…なんて設定が多いようで、こちらも能力部分を無視すればαと似通っていますが、能力を使い過ぎると疲弊してしまったり、時には昏睡までしてしまうことも。
そこを助けてくれるのがガイドという存在。
センチネルはガイドとの何らかの接触によって救われたり癒されたりするんです。
ようするに、センチネルはガイドと呼ばれる者がいなければ生きていけない。
いやあ、これがかなり面白かったんです。
共依存的関係と見せかけて、ガイドは別にセンチネルがいなくたって生きていけるわけですから、いわゆる攻め側で、立場の高いセンチネルの方が受け手のガイドに依存している図が新しかったですね。
妊娠や出産も発情期もない世界で、おおまかな設定以外は書き手の自由度が高いのもあるのかもしれない。
オメガバースは肌に合わなかったという人でも読める設定だと思います。
今作は、そんな特殊能力を持った人々が活躍をする組織でのお話。
表紙とあらすじの雰囲気から骨太なバディものを想像していたけれど、それとはちょっと違ったかな。
とある事件が登場したりと、刑事もののような空気もありつつ、もう少しライト寄りで読みやすい雰囲気ですので…
例えるのならば、ラブ方面の比率が高い事件もの2時間ドラマといった印象。
おいしいところを少しずつ食べられて、わくわくする展開もある。センチネルバース入門に良い1冊だと思います。
後天性のガイドであることが判明した侑李が、特殊機関への配属を命じられ、そこで運命の相手でセンチネルの上条と出逢い、彼を癒すガイドとしてバディを組むことになる。
あらすじ通りにテンポ良く進みますし、強引な攻めに毛を逆立てる受けの図だとか、お話的には王道ものなんです。
ただですね、キャラクターが魅力的だった。
初読み作家さまだったのですが、攻めの上条のキャラクター設定が光っていたというか、どちらかというと受けよりも攻めに愛着がわいてしまった。
90年代後半〜2000年代前半辺りに見かけた、自信家で強引で俺様な攻めを現代寄りにした雰囲気を感じて、なんだか懐かしくなったんですよね。
かなり強引だし俺様なんですけど、受けのことが好きすぎて本当に尽くしますし、可愛い可愛いと目を当てられないほど溺愛しまくる。
古き良き攻めと令和攻めの良いところを取った可愛気のある攻めです。私はとても好きでしたね!
受けとのキスで体力を回復し、頭を撫でて「充電完了」だなんて、なんだかこう…グッと来たというか…萌えた…
その分、ちょっと受けの侑李のキャラが弱いかなーと思いました。
素直な良い子なのですが、はじめは噛み付いていたはずが、あっという間に上条に惹かれてほだされ受けになってしまった。
後天性でガイドとなった葛藤部分をもう少し読みたかった気もしましたし、ハイスペックな上条と同じくらい大活躍をしてほしかった気持ちでいっぱい。
バディものと言うには上条にキャラクターを食われすぎていました。活躍と成長が見たい。
上条もキャラクターとしてはすごく好み。
でも、運命部分以外で侑李に強く惹かれた理由だとか、その辺りもじっくり丁寧に描いたものが読みたかったです。
サブキャラクターも立っていて、本当にこれだけで終わるには惜しい面白い設定とお話だと思うので…
分厚いページ数だったのなら、この2人が少しずつ寄り合っていく様子や事件や組織に関してももっとバランスの良い描き方になったのではないかなあと。
スピンオフ、またはシリーズ化してくれたら嬉しいな。
萌と迷ってこちらの評価に。
とはいえ、新しい設定にも頭を混乱させることなく読める読みやすさですし、お話も面白いです。
ハードな世界観を期待すると少し違和感を覚えてしまうかもしれませんが、甘々な溺愛ものが読みたい方や、センチネルバースに興味がある方におすすめしたい1冊。
今後の展開が楽しみな設定となりました。
初読み作家さんですが、スタイリッシュで素敵なイラストと刑事物・組織物っぽいスリリングな雰囲気に惹かれて購入しました。結果すごく楽しめたし面白かった。
センチネルがアルファ、ガイドがオメガ、ミュートがベータに置き換えられるオメガバースにそっくり設定ですが、センチネルは超能力を持っていて、ガイドには体液でセンチネルを癒す能力があるという所がちょっと違います。私はオメガバースの出産設定がちょっと苦手なのでそれがないのはいいなと思いました。
キャラクターも魅力的で攻めは自信家で恋愛に突き進むけどデリカシーはないタイプ。でも好きな子には美味しい料理を作ってあげたりする尽くし型。受けは攻めよりひと回り年下でとっくに恋に落ちているのにそれをなかなか認められないツンデレちゃんです。
事件性のあるストーリーなのでドキドキハラハラ読めました。研究所のガイドの先輩もエロそうで魅力的だったので同じイラストで続編スピンオフがあったらぜひ読みたいです。
気持ち中立にしたいところもあるけれど、ところどころ萌えたり楽しめたので萌に。
好きなイラストレーターさんが挿絵をご担当されているとのことで発売を楽しみにしていましたが、正直、イラストの雰囲気と内容のノリが合ってなかったような気がします…。
特殊能力を持つセンチネルと彼らを癒す能力を持つガイド。バディものとして妄想していた自分のイメージとはかけ離れていたのですが、ストーリーとしては面白かったです。センチネルバースと銘打っているとはいえ、ほぼオメガバースと変わりませんでした。ブロマンスとBLの間のギリギリラインが一番萌える性癖持ちとしては物足りなかったかも。
ミュート(β)として地元の区役所に勤務していた枝島侑李。突然、上司から「センチネル・ガイド調査保護庁(通称SGIPA)」への転属を命じられる。侑李は後天性のガイド(Ω)だった。
そこでセンチネル(α)の上條に引き合わされ、侑李が彼のガイドで番だと告げられる。SGIPAの業務は、不当に能力を利用されているセンチネルや、差別やDVを受けているミュートの保護。侑李が上條と組んで初の仕事は、連続する大学生の誘拐事件だった…。
お話は面白いんです。でもどうしてもテンションが軽く感じてしまって。個人的に作者の文章と相性がよくないためか、思いっきり楽しめませんでした…。
センチネル×ガイドにも運命の番というものがあって、上條と侑李が運命的に引き合わされた時、はたして二人は恋に落ちるのか否か…?だったらまだしも。
最初っから上條は侑李に対して将来のカミさん扱いだし、気が強い侑李は「運命」の相手と出会ってもすぐには認めません。侑李が上條に落ちるまでをジリジリ詰めていくのかと思いきや、エッチしたとたんすぐに好きになっちゃってるのがまるわかり笑
男同士のバディじゃなくて、夫婦ものでした。
個人的な印象にすぎませんが、じっくりと文章で読ませるタイプの作家様じゃないのかも。とにかくテンポのいいエンタメタイプで読みやすいし展開も飽きさせない。でもなんていうか、筆が早いのか、パターンが見えます。「なぜなら」の多用とか。受けのタイプがほぼ似ているとか。エロシーンしかり。受けの喘ぎ方がわたしには派手すぎました…。
他の作品にも見られましたけど、今作も同性婚が認められている世界観です。法的に認められてはいても受けつけない人たちは必ずいる。その現実を踏まえたうえで、街中でも恋人らしくラブラブする二人を描いてしまう作者のポジティブさはすごく好きです。
素直で単純で優しい子がハイスペックな攻めに溺愛されるのは王道好きにはたまらないけれど、センチネルバースでは変化球を見せて欲しかったかな。お仕事ものを期待するとラブの分量が多すぎたかと。
本作も脇キャラたちが光ってました。しかしながら榊の喋り方は小説ではキツい。シナリオの方が向いてるんじゃないかな?
しかも、あれだけの情報量をよくこのページ数内で収めたなと感心します。残りページ数の厚みでオチまでたどり着くのかハラハラしました。
ストーリーは間違いなく面白いのですが、小説の味わいとしては薄めです。
そこが今後、小説読みを満足させるかどうかの大きな分かれ目になるのではないかと思います。