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妖魔なオレ様と下僕な僕 6

youma na oresama to shimobe na boku

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表題作妖魔なオレ様と下僕な僕 6

辰巳司野,骨董屋を営む妖魔
足達正路,浪人生

その他の収録作品

  • あとがき 椹野道流
  • あとがき 唯月一

あらすじ

骨董商の妖魔・司野とその下僕兼恋人の予備校生、正路―新年早々、彼らのもとに憑き物落としの依頼が…。
恐ろしい妖したちの描かれた絵巻物の中に取り込まれてしまった女性を救出するため、自らも魑魅魍魎の異界に入っていった司野。
だが、3日が過ぎても戻ってこず、不安に駆られた正路は…。
待望の“妖僕”シリーズ。
…どんな時だって傍にいたいんだ!…正路の一途な想いがスパークする書き下ろし第6弾。

作品情報

作品名
妖魔なオレ様と下僕な僕 6
著者
椹野道流 
イラスト
唯月一 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
妖魔なオレ様と下僕な僕
発売日
ISBN
9784872577068
3.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

あー!猫耳が生えてるよ

司野(妖魔)の下僕になった正路は、司野が店主を務める骨董品店「忘暁堂」で働きながら、定期的に司野の餌である「気」を与える(Hをする)行為を続けています。
年末年始を二人きりで過ごし、初詣に出かけた司野と正路に仕事の依頼が舞い込みます。
行方不明になった女性が絵巻物に取り込まれてしまい、そこから救い出してほしいというもので、司野は正路を残し一人絵巻の中に入り込みますが、約束の3日を過ぎても戻らず心配になった正路は、司野を追って絵巻に入り込みます。

妖僕シリーズの6作目です。司野と正路が同居するようになってから10か月が経過しています。
大晦日は紅白を見ながら年越し蕎麦を食べ、年が明けて姫はじめ、元旦には(司野から正路へ)お年玉を渡し、おせち料理やお雑煮を食べ、その後初詣に出かける…
司野と正路の年末年始の過ごし方があまりにもベタでちょっと笑ってしまうのですが、そうやって仲良く日々を過ごしている様子が微笑ましくて良かったです。

前作、前前作と二人の前に立ちふさがった妖魔のカギロイは今作では関わって来ることはありませんでしたが、人間を取り込んでしまう絵巻物を巡って司野と正路はピンチに見舞われることになります。
絵巻物の中に入り込む=異界の中ということで、司野の姿が少しだけ妖魔に戻ってしまい……猫耳が生えちゃってました!(残念ながら尻尾はなし)
さすがに怒られるので口には出しませんが、正路も心の中では散々「可愛い」「触りたい」とウズウズしてました(←わかります)。

最初は足手まといに見えた正路でしたが何とか根性を見せ、「正路がいてくれて良かった」と司野からお褒めの言葉を引き出します。
二人の関係は恋愛というより、むしろパートナーとしてかけがえのない存在になりつつある様です。
それはそれでいいとは思うのですが、やっぱり妖魔に恋愛を理解させるのは困難なんでしょうか!?どうせならパートナーとしてだけではなく、恋愛感情の面でももうちょっと成長があってくれるといいなぁ…と思ってしまいました。

2

らしい話にほっとしました

前回の5巻で痛い思いをしたので、6巻はらしい妖怪話にほっとしました。
口絵と出だしで「しょっぱなからかい!と、ちょっとびっくりしましたが、ふたりにとっての日常が一番分かることなんだろうと思います。

今回、曰く付きの巻物に捕らわれた女性を助けに異世界へ向かった司野ですが、司野の言いつけに我慢ができなくなった正路も異世界へ飛び込みます(着実にコントロールができるようになってきている正路)。異世界では司野の主であった辰冬さんがかけた力が緩み、司野に猫耳と猫目が…今回の最大のポイントはここでしょう(次点のポイントは草が足に巻き付く)。たしかにちょっと触ってみたい。

6巻にきて「食すものと食されるもの」という関係に、目に見えて変化が出てきたような気がします。まずは仕事のパートナー。このままだと恋人を通り越して家族になりそうな勢いですが、その後は恋人に…きっとなる、はず。
2冊に一回で死にそうになっている正路には、あまり痛い思いをせずに司野を落としにいってほしいです。

0

ネコ耳俺様妖魔攻

色々あって骨董屋を営む妖魔、司野の下僕(兼恋人)として暮らしている受験生の正路。
そんな彼らの元に新年早々憑き物落としの依頼が舞い込んだ。
恐ろしい妖魔の描かれた掛け軸の中に取り込まれた女性を助け出すため、司野は絵の中に乗り込む。
今回は留守番を命じられた正路だったが、司野は三日経っても戻ってこなくて……

冒頭からいきなりラブラブというかいちゃいちゃというかぶっちゃけエロでびっくりした。
そんなお正月編。
日本のお正月を司野に説明する正路が、それを異文化コミュニケーションだと称したのにすごい納得してしまいまして。
そうだよね、だって人間と妖魔だもの。
考え方や行動原理が違うのは当たり前。その中で手探りで愛をはぐくんでいく二人はとてもほほえましい。

まさかのエージェント早川氏の登場で絵の中の異界に向かった司野を追いかける正路。
絵の中でちょっとだけ本来の姿に戻ったっていう、ネコミミ司野はすごい破壊力だった。
俺様でネコミミな妖魔攻め。
ちょっとなにそれ新しい!!と思わずテンションが上がってしまったのでした。まる。

0

妖魔な攻めさまに萌えアイテムがっ!

6冊目になっても二人の関係が劇的に変化する事はないけど
攻め様の感情が人間らしい感情に近づいているような気が
するんですよね。
オレ様ぶりは相変わらずですが攻め様らしい解りにくい
優しさが今回も感じられました。
その優しさを受け様が始めは理解出来ずに落ち込む展開も
あるのですが受け様も成長してるんですよね、その思いに
気が付けるようになっている。
そして今回は二人で年末を初めて過ごし、人間らしい
お正月を二人で迎えているところから始まるのです。
しかしのんびりお正月なんて行くはずのない二人、今回は
巻物に取り込まれた人間の救出に攻め様一人で出向く事に
でも一人残された受け様は何故か胸騒ぎがして攻め様の
言いつけを破り巻物の異世界へ攻め様の後を追って・・・
今回は新たな展開があるんです、それは攻め様の主人が
その異世界に姿を現すのです。
ただし、攻め様の前ではなくて受け様の前だけに、そして
何やら気になる話を受け様にするのです。
やはりかなりの能力者だったんですね。
己の死を初めから知っていてそれすらある目的の為に
利用したように感じる言葉でした。
そして攻め様の呪いを亡くなっているのにいつでも解ける
のでは?って感じさせるストーリーでした。
受け様は必死で攻め様に逢ってやってと懇願しますが今は
その時ではないと・・・受け様に口止めをして消える。
新たな大きな展開がこの先待っているような感じでわくわく
しちゃいました。

0

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