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1冊目が発売してから約10年にもなっているこの作品ですが
攻め様が人間の心を理解して行く様子や受け様が攻め様を
慕い、主としても愛する人としても愛情が毎回強くなって
いく様が感じられるお話になっていますね。
攻め様がふと人間的な感情を見せる時や、千年の孤独を耐えて
受け様と出会ったことにより己でも気が付いていない寂しさや
愛情を受け様に毎回つたない言葉と受け様の発する気で孤独が
埋まり成長するために主の辰冬さんにつけられた見えない傷が
癒されていくように思えるんですよね。
そして守る者が出来たときに本当の強さを知るのではなんて
読んでると思ったりします。
そして今回は千年前に主の辰冬さんに与えられて癇癪を起こし
壊した龍笛が昔のままの姿で二人の手元に渡ることになります。
それは攻め様にとって悔恨と切なさと懐かしさの色々な思いが
沸き起こってくる品物でもあるのです。
後半では陽炎とのプチ対決が勃発、龍笛が結果呼び寄せる事に
なってしまいますが、その龍笛に助けられる事にもなります。
その龍笛には辰冬さんの攻め様への思いが込められていますが
その思いにまた、攻め様は子供のように癇癪を起こします。
攻め様にとっては親みたいな存在なので未だに捨てられたと
攻め様の心が乱れて来ます。
陽炎との対決で受け様が身を挺して攻め様を庇う発言も
攻め様を苛立たせることになるんです。
受け様がいなくなると言う事は攻め様がまた一人になってしまう。
攻め様の受け様に対する執着ぶりはかなり強くなっています。
そろそろ本格的に辰冬さんも現れてくるような予感がしますが
そうなった時の受け様と攻め様の関係も気になるところでは
ありますよね。
次の新刊は来年になるのでしょうかね。
早く続きが読みたいです。