さよならは言わせない

sayonara wa iwasenai

さよならは言わせない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
35
評価数
10
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
真崎ひかる 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344847514

あらすじ

夏芽は素行のあまりよろしくない高校二年生。鼎はいずれ親の大病院を継ぐことが約束された医者の雛(研修医)。住む世界がまったく異なる二人は、だからこそ転がり落ちるように互いにのめり込んでいく――。月日は流れ、熱を出した子どもを連れて夏芽が駆け込んだ町の小さな医院に、かつての恋人がいた。幼い恋の面影をなぞるように二人は……?

表題作さよならは言わせない

北白河鼎,25歳~,総合病院院長の息子で研修医
大原夏芽,17歳~,素行のよくない高校二年生

その他の収録作品

  • 毎日好きだと告げるから
  • あとがき

レビュー投稿数4

お人好しと甘え下手の再会

2020年刊、電子書籍にて購入。
やっぱ挿絵付きっていいねぇ…

二人が知り合ったきっかけとして、複数のチンピラに絡まれ、たかられそうになっていた鼎(カナエ)を夏芽が助けた事から始まる。
小柄なのに元気な夏芽に先に惹かれたのはカナエのほうだった。
彼が頑張って夏芽と会う機会を作って食事を共にしようとする様子は、執着とまではいかなくとも何だか頼りなく大人げない。
しかし夏芽はカナエは年上ってだけでなく育った環境の違いも察している。
夏芽のほうから別れを切り出してそれきりだったのに、5年以上経ったある日、偶然にも再会して…

最初、二人が難なくくっついた感じだったので、ずるずるとした関係の行く末を追っていくのは退屈かもと心配したが、再会してからの中盤以降は一気に読み進める事ができた。

そもそも夏芽って高校に行っていないのか単に素行の良くない子なのかはっきりしなかったのだが、終盤で結構ヘビーな生い立ちだったのだと分かると合点がいく。
夏芽は幼い遥希を抱えての仕事や生活でありながらも、カナエには子供の母親の事を濁している。
そこに誤解する隙があるが、カナエのほうも一見優男のようでいて、いざとなったら子供ごと夏芽を支えるという決心にはジワリときた。
5年の別離期間はお互いに成長する為に必要な時間だったんだなと思えるし、改めてカナエの人の好さ、夏芽の甘え下手が実感できたのだった。

ちなみに作者のあとがきには『前世紀の昼メロ調を目指した』と書かれているが、そこまでコテコテでも古めかしくもない。
人情味もほっこり感もあり、今どき風味としても充分楽しめた。

2

大切な人だからこそ

今回は大病院の跡取りの研修医と素行のよくない高校生のお話です。

攻様を助けた事で知り合った受様が別れを経て再び心を繋ぐまで
と恋人になってからの後日談を収録。

受様はあまり素行がいいとは言えない高校生です。
今夜も呼び出しを受けて終電間近の繁華街に出向きますが
ドタキャンされて仕方なく帰りかけたところで
ガラの悪い男達に囲まれている男性を見つけ、
ドタキャンの八つ当たりを兼ねて人助けをする事にします。

ところが2人目をのしたところで
絡まれていた男性に手を引かれて逃げ出す事になります。
この男性が今回の攻様になります♪

攻様は男達に未練タラタラな受様を連れて走り続け
ビルに囲まれた小さな公園の脇でやっと足を止めます。
攻様は膝に手をついて背中を丸めて肩で息をしていましたが
受様が話しかけると居住まいを直して頭を下げてきました。

頭を上げた攻様は意外なことに
受様が仰向かないとならないような長身で
よく見ると肩幅やらだの渥美もそれなりな体格です。

普通ならば夜の街を1人歩きしも絡まれない外見ですが
チラチラ覗く腕時計も肩のバックもブランドものぽく
品行方正な「育ちのいいお坊ちゃん」だったのです。

受様は終電が近いことを理由に
攻様を振り切って小走りで駅へと急ぎました。

しかし、それから数日後、受様はデジャヴュよろしく
攻様が悪い男達に絡まれている現場に遭遇するのです。

またもや攻様を助ける事となった受様ですが
攻様は受様を探してウロウロしていたからと
お礼にとご飯を奢られる事になります。

受様の何が気に入ったのか攻様は「また遭いたい」と言い
受様は攻様と奇妙な友達付き合いをする事となります。

そうこうするうちにお互いに惹かれ合っていくのですが
受様は設営のバイトで訪れた高級ホテルで
妙齢の女性と見合いらしきことをしている攻様を
見かけてしまうのです。

時を同じくして受様自身も大切な家族に関わる変化が訪れ
大病院を継ぐべき攻様との関係を終わらせる決意をします。

受様は「他に大切な人ができた」と攻様を切り捨ますが
それから5年後、受様が偶然訪れた町の小さな病院で
発熱した子供を連れていた受様と対面した医師は攻様で!?

年も境遇も違う2人が惹かれ合いながらも別れ
立場を変えて再び巡り合う年の差&再会モノになります♪

設定としてはかなり王道な設定と展開です。

両視点で進むのですが
攻視点は自身の家族関係や家族に対する思いや
受様と出会って変わっていく様子を交えて進むのに対して

受視点は家庭環境は秘されて進むために
受様の攻様への想いは読み取れても
受様がどうしてそういう言動をするのかは読み取れません。

このあたりの塩梅が絶妙でワクワクさせられます♪

そして受様の隠されていた背景が見えてきて
攻様が受様と離れてからの過去が見えてくると
ドキドキは最高潮、受様が攻様の手を取るまで
たいへん楽しく読ませて頂きました。

ボンボンな攻様は受様との恋に盲目になっていきますが
庶民というだけでなく訳ありそうな高生である受様は
社会や現実をしっかりと見つめていて

攻様の背景を知ると自分から攻様の手を離す事で
攻様を"歩むべき人生"へと戻そうしているところが
健気すぎてウルウルでした ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

2

隠せない想い

真崎先生なので安心して購入。王道中の王道と感じましたが、今の気分的に良かったみたいで萌2よりの萌にしました。先生のあとがきによると「前世紀風昼メロ」。ぴったりです。意地っ張り、強がり受けがお好きな方でしたら良いのではと思ったお話、本編260P超+後日談13P+あとがき。

終電近くの繁華街で、予定していた用事が無くなって手持無沙汰になった夏芽(なつめ)。3対1で絡まれている人を見かけ、八つ当たりもかねて助け船を出します。そうやって知り合ったのは身なりのよい坊ちゃん風で、研修医の鼎(かなえ)で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
遥希(4歳3か月、♂、後半登場)、受けの姉、攻めの両親+妹、攻めがお世話になる開業医、受けがバイトする飲食店先の先輩等ですが重要なサブキャラはいない印象。

+++ 攻め受けについて

攻めは、今まで親の言う事を聞いて、敷かれたレールの上をまっすぐ進んできたボンボン(本人自覚あり)。それが生命力逞しい野良猫のような受けに出くわして、なんかのフィルターかストッパーが外れちゃったんでしょうかねえ・・・ベタ惚れ。恋愛自体に疎い&男の子を好きになるなんて、全く考えもしていなかったのに、気付いたらすっかり虜→こっぴどく振られてボロボロに。ああ分かるわ、この展開という安心感です。(褒めてます)
自らの想いを隠し切れずにとんでもないことをやらしつつ、最後は自力でご立派になられて、めでたしめでたしなんです。この安堵感たるや、嬉しいことこの上なし。

受けは最後の最後に生まれが明かされますが、なかなかの苦労人。マイナスからのスタートという印象のところから、よくまあ、スレもせずまっすぐここまで大きくなって。多少やんちゃなところは心配とは思いますが、この子を育てられた方々は、本当に安堵しておられることと思うのです。すっかり親気分。きっとこれから攻めと一緒に幸せな時間を沢山過ごすことでしょう。

先生のおっしゃる通り、昭和の昼メロかと思うようなお話ですが、昭和の人間のせいか、良かったです。攻めのやらかしたことに「ええーないわ」とお怒りになる方もおられるかもしれませんが、昭和の昼メロ小説、是非。

3

初作家

初作家さんです。
子どもが登場する話を読みたく、表紙に惹かれて購入。あらすじを読むと、一度別れた恋人同士が数年後再会するという展開もすごく好きなので、期待して読み始めました。

攻め受けの別れシーンから物語が始まる。
通常(?)なら攻め受け再会して、間に思い出シーンが挟む形かと勝手にそう思い込んだら、
第1章は攻め受けの出会いから物語が始まります。
表紙にもあらすじに子どものことが書かれたので、子どもいつ出てくるかなと読み進むと、なかなか出てこなかった…
100ページ辺りまで読んで一度本を閉じました。

文章はとても読みやすいです。テンポなどは自分に合わなかったのか、淡々と描写されている感じがして、自分はあまり入り込めなかったです。
展開も王道中の王道なので、安心して(?)して読める一冊だと思います。
私のように子どもの活躍を期待し、勝手に先入観を持ってしまうともしかしたらがっかりしてしまうかもしれません。
途中で諦めましたが、萌え評価が多いので次こそ最後まで読めたらなあと思ってます。

2

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