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表題作Daisy Jealousy

要,リーマン,モデラー
三咲一馬,モデラー,リーマン

その他の収録作品

  • Daisy Jealousy after (描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

不器用で部屋も汚くて鈍感で、 でも5年間、俺だけを好きだった。 専門時代、才能に嫉妬していた相手・要と 社会人になり再会した三咲。 学生の頃、キスしてきた理由を聞きだしたところ、 「キスなんて好きだから以外の理由はないだろ」?と 何やらお怒りのようで…? 一途に愛を捧げる天才型童貞攻×努力家な嫉妬型パンピー受 描き下ろしはギョーカイ飲み会

作品情報

作品名
Daisy Jealousy
著者
おげれつたなか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799748589
4.3

(419)

(243)

萌々

(98)

(53)

中立

(15)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
54
得点
1781
評価数
419
平均
4.3 / 5
神率
58%

レビュー投稿数54

この描写はこの方しかできない

おげれつたなか先生の作品はほとんど所持しています。
エスケープジャーニーは学生の恋愛、こちらは大人の恋愛という印象です。
しかし、どちらもやっぱり神。
個人的には社会人の辛さ、もどかしさ、才能への嫉妬、学生との違いなどが丁寧に描かれていた今作が一番好きです。
どれももちろん最高の作品なのですが…切なさや感情にリンクするところがあってどっぷり浸かりました。
あとやはり描写ですよね…。

みなさんは涙が零れる前の瞳を見たことがありますか?

私は涙が零れる目は見たことありますが、零れる前の瞳の表現は見たことがなかったので、その瞳の美しさだけでページを捲る手が数分止まりました。
構図もすごいところがあって、こんなページの使い方をするのか…と毎回度肝を抜かれている気がします。

やはり輝く才能を見せられる側というのは葛藤が多いです。
これが受けの方で本当に良かった。
いや、こんなキャラを作り出したおげれつたなか先生はやはり化け物だ。

そう、思わせられざるを得ない作品でした。

最近はBL離れしつつあるも久しぶりの良作に出会えて、やっぱりBLはいいなと思った私でした…。

0

嫉妬心の切なさと醜さ

面白かったです!やっぱりストーリー進行が丁寧な作品は充実感が違いますね。恋愛の嫉妬と才能への嫉妬と入り交じり、当て馬はいないのになかなか複雑な恋愛模様でした。

【ゲームが大好きな三咲はゲーム制作業界での仕事を目標に専門学校へ通っていた。そこには才能溢れる要という同期がいて、ある日をきっかけに三咲と要は仲良くなる。要の才能に嫉妬する気持ちをもて余した三咲は卒業と同時に疎遠になるが、数年後、同じ仕事を要と一緒にすることになり…】

要が、見た目かっこいいのにコミュ障と分かる描写、さすがです。こういうオタク男子、いそうですよねぇ(笑)三咲の一生懸命さとか可愛らしさもすごく伝わってきて、まずはこの2人の人物像に惹かれました。

お話のメインテーマは『嫉妬』と言っていいでしょう。恋愛の嫉妬は愛しささえ感じるのに、才能への嫉妬はなぜこんなにも醜いんでしょうね。この2つの嫉妬が絡み合うので、読む側の精神も切なくなったりどんよりしたりと忙しいものでした。

最終的には、好きな気持ちも憧れも手放さず、諦めないことを選択した三咲。嫉妬心は多分消えることはないと思うけど、それを活力に要と一緒に頑張ってほしいな。そんな風に仕事も恋も応援したくなる2人でした。

0

ゲームプログラマー同士

ちょっと珍しいお仕事設定でした。
ゲームプログラマー(?)を目指す専門学校生同士、でも圧倒的な実力の要に対して、どうしても嫉妬してしまう三咲。
けれど要は、見た目はイケメンだけど性格はひきこもり気味で人付き合いも苦手。本当に奥手なのに、三咲と仲良く鳴ろうと必死で。。

恋愛対象と仕事のライバルが同じとき人はどういう行動をとるか?というテーマに沿った作品。

分かりやすく嫉妬し、一時はすべてをなげうってしまう三咲ですが、やはり自分の芯にある好きなことを思い出して再生する。

才能に恵まれたイケメンがただ一途に自分を好き、という少女漫画的なくすぐり要素もあり。
最後に自分を認めることが出来た三咲に拍手でした。
HはかなりHでした。

1

近いようで遠い存在

男の嫉妬は女の嫉妬より根深いと。とある識者がテレビで言っていたのを聞いたことがあります。男性は人生がかかっているから全身全霊で嫉妬の炎をメラつかせるんですって。
聞いたときすごく納得しました。


この作品も、タイトルに既に掲げているように「嫉妬」が1つのテーマになっています。才能ある同級生への嫉妬と恋心が絡み合い、複雑で繊細、切なくて辛い気持ちの波がことごとく襲います。

才能と努力はときに対極に扱われますが、才能ある人間が努力をするとどうなるか。
それはもう無双状態です。
努力だけではどうにも越えられない大きな壁がとなり、嫉妬の感情を抱かせてしまう存在になります。

才能と努力の男・要に惚れられた三咲が、彼の才能を認めながらも嫉妬し、大好きなゲームの世界から逃避するほど自分を見失っていく姿…落ちっぷりは胸が締め付けられました。

2人で一緒に好きなゲームを創り上げていた楽しい時間は嘘でも幻でもない、間違いなく真実。なのに、要の才能の域に自分が到達できない惨めな気持ちが、ゲームが大好きだという気持ちも、要を好きだという気持ちも否定することになるのはとても悲しいことでした。

最初、こんな有能な男が自分に惚れてるって気分が良い〜みたいな三咲の感情の見え隠れにムッとしましたが、三咲本人が自覚出来ないところで要への好きがちゃんとあったんだと知ったとき、なんて不器用でしょうもない…でも人間味溢れた素直なヤツだなぁなんて思ったりもしました。

嫉妬もそんなに悪いことじゃないんですよね。
要への劣等感があったから三咲も上を目指し頑張ったモチベーションになったわけだし。
同じ業界にいるだけに、要があまりにも傍にいたから比べてしまう気持ちは理解できる。

近いようで遠い存在の要に、どう向き合えば良いのかようやく分かった時の三咲の表情がとても素敵でしたね。憑き物が取れたような清々しい三咲の顔が、これからの未来が明るいものだと予感させました。


三咲をずっとずっと想い続け見守って、変わらない目標を抱き続けた要の熱い想いにも心打たれました。
自分の存在自体が三咲を苦しめているかも知れないと思ったとき、かなり傷つき悩んだことでしょう。好きな気持ちを諦めず、三咲が戻ることを待ち続けた強い気持ちが届いたんだなぁと思ったら、忍耐って大事!(うんうん)


ゲームが大好きで、同じ目標を持っていて、一緒に創ることが楽しいと思い合ってる2人なので、先のことはもう心配ないステージまで上がって安堵です。
三咲の気持ちの揺れ動きメインの中、要の気持ちが揺るがなかったところが私にとっての大大大萌えです。

2人のイチャイチャシーンも最高です。絵が美しいのに加えて感情溢れた描きに魅了されました!


発売から約2年半。気になっていた作品でしたがようやく読めることができて嬉しいです。

0

めっちゃ好きです

もともとおげれつたなか先生の漫画は大好きなのですがこの漫画は特に特に特に好きです。
元々は同じ大学の同級生同士ですがメインは大人になってからです。
一途童貞×ノンケパンピ。
そして攻めが童貞で受けが非童貞です。大事なので表記します。
受けが攻めの才能に劣等感を抱いているのでその感情でごたついて何度かすれ違うのですがもうその度に泣いてしまいました。
全編を通して本当に最高だったのですが最後ちゃんとくっついてからが少し短かったのだけが残念でした。すっごいかわいいからもっと読みたかった‪……もうあとは満点です。

0

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