気休めでもいい、抱いて欲しい。

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表題作ニビとクロバ

ニビ(狼尾 ニビ)
探偵
クロバ(烏森 黒羽)
ウリ専ボーイ

あらすじ

「気休めでもいい、抱いて欲しい。」

探偵業を営むニビは、ある日、張り込み現場でウリ専をしてるクロの仕事を邪魔してしまう。
ニビのせいで客に逃げられたとギャーギャー文句を言われ纏わりつかれ、
しまいには不注意で怪我をしてしまうニビ。
踏んだり蹴ったりで依頼の遂行は諦めようとしたが、クロの咄嗟の判断で事なきを得る。
一件落着と思いきや、わけありらしいクロは家に泊めてくれと言い出し…
ひとつ屋根の下、素性の知れないウリ専との同居生活が始まる――。

作品情報

作品名
ニビとクロバ
著者
よこざわ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758021869
4.3

(59)

(34)

萌々

(12)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
251
評価数
59
平均
4.3 / 5
神率
57.6%

レビュー投稿数10

心温まるお話

表題作のみ全5話+描き下ろしで合計191ページ、探偵ニビ×売り専ボーイクロのお話。
育ってきた環境から愛することを知らなかったニビと、愛されたことがなく愛に飢えていたクロが出会い、一緒に過ごすうちに欠けていた感情や自分の居場所を見つけて幸せになるお互いの救済ストーリーです。
ストーリーも良いですが、何より作画が超絶キレイで良いです!!
ニビはカッコ良く、クロはカワイイ♡
クールなニビがクロへの気持ちを自覚してからは甘々溺愛、素直で涙もろくなってしまったのも良いです♡
ちょっと気になったのが、クロが白山家に戻った時にカラスを手なずけて義兄を襲わせた(?)こと。
あれは何だったんだろう?

1

互いの、、、

探偵を営むニビ(狼尾鈍色)と訳あり売り専のクロ(烏森黒羽)
体格差に歳の差
たまたま、張り込みをしていたニビの邪魔をしたクロ、クロのせいで怪我をしたニビの代わりに身軽に調査対象者に近づくクロ。
ただの家出売り専な訳ではなく、何かに追われているようで、、、
ニビもクロも家族の絆や影が薄く何やら訳あり。
互いに互いの今と過去を清算し向き合えた時、四つ葉のクローバーの幸せがふたりに訪れますように。
ニビによく依頼をしてくるブンさんは良い味を出してて良いです。

1

噛みしめる幸せ

ひとりで探偵業をしているニビと素性が謎のウリ専ボーイ・クロのお話でした。

複雑な生い立ちを持ちながら、それを隠して努めて明るく振る舞うクロの姿は痛々しく…
でもニビの前で見せていた笑顔は紛れもなく心の底からの感情だというのが伝わってきて
ふたりが偶然にでも出会ってくれて本当に良かったなと思いました。

ひとりで居ることに慣れすぎていたニビも
クロと過ごすなかで感情を取り戻していくような変化がみえたのがすごく良かったです。
はじめは訳ありなクロに深く関わらないようなドライな人だったのに
最後には再会してボロボロ泣いてしまうんですから…!
そのシーンは感動せずにはいられませんでした。

一緒に居られる幸せを噛みしめている姿が本当に素敵で
この先も何気ない日々を大切にしていくんだろうなと思えるふたりにすごくほっこりしました。

0

先生の心意気

よこざわ先生のTwitterにあげてるカラー絵が大変綺麗でとても好きです。

このお話、バディーものの前日譚として出てきたらもっとハマってたかもしれない。やっぱり"見知らぬ人拾う系"の作品は相当面白くないととっかかりから"よくある話"フィルターがかかってしまって。デビュー作の「うちの小悪魔くん」もそうだったので、絵が魅力的なだけにもったいないなと思う。

あとよこざわ先生の作品の好きなところは出来上がったCPの距離が近くてイチャイチャに力入ってるところです!!だからこそ出来上がってからがたっぷり見たい!出来上がり→出会い編の順で見せてくれたらな〜と思わずにいられない。まだデビュー2冊目なのでね!今後にも期待!

萌〜萌2
電子限定描き下ろし漫画20ページ強あります。カラーまであります。先生の情熱と心意気に、迷った挙句萌2をつけました。ここに追加の原稿料は出なかったかもしれないし、先生が描きたくて、かつ読者への思いとして描かれたなら好きだなと。本編の解釈にも影響ある限定描き下ろしなので、神評価の方は是非購入を。

0

太陽みたいな笑顔〜〜〜〜!!!好き〜〜!!!

初買い作家さんでした!表紙のクロくんの笑顔に釣られ購入。
感想はタイトルにある通りです。受けのクロくんの笑顔が可愛い。太陽じゃねえか...!眩しい...好きだ...!!!そして、読んだ後に見る表紙は読む前より100倍輝いて見えますね。見えませんか?私には見えます。表紙にクロくんの笑顔を描いてくれたよこざわ先生〜!ありがとう〜!この笑顔に釣られて良かった...

以下、細かい内容については他の方が描かれているかと思うので割愛します。
まず、最初の二ビクロの出会いシーン。私はビッチ受けが苦手なので、いかにもこれからやります!みたいなクロくんを見て「これビッチ受け!?」と若干後悔。
ところがどっこいどっこいどっこいくらいあって、いや〜健気でした...;;クロくん.........!
私は健気な受けが好きなので、「嘘でもいいから、好きって言って」的なセリフを吐くクロくんがビッチじゃないことに感づきました。
それから、クロくんって心も強い受けなんですよね〜!?私は心が強い受けも好きです...!元気っ子で、太陽みたいな笑顔で、闇を持っていて、心が強い受け。完璧!これには四葉のクローバーも1面に生えてしまいます。ミツクロに全部あげるよ。いっぱい願い事してくれ.............

1つ注意なんですが、攻めの二ビの過去話は電子限定です。この書き下ろし漫画で、二ビクロが似た者同士だったのが分かるので絶対に読んで下さい。家族の愛が欲しかった2人だったからこそ、こうして惹かれあって家族になれたんでしょうね.......................。やっぱ四葉のクローバー1tくらい持ってく?ご祝儀に。

この本の最大の見所は、間違いなくクロくんの笑顔...!ですが〜!?それだけじゃないです。よこざわ先生の綺麗な絵も最大の見所です。
というか、そこ無くしてクロくんの笑顔は生み出されてないので当たり前でした。コマ割りも見やすく、工夫されていると思います。個人的にサブキャラのブンさんのキャラデザが尖ってて好きでした。髪纏めてない姿まで見せてくれるなんて...蟹とチンアナゴアクセ?が可愛い。なんで蟹とチンアナゴ????

とにかく買ってよかったです。二ビクロにご祝儀を渡したい方は是非、電子で購入して下さい。家族になれた2人の愛の巣に、一緒に放り込みましょう。

0

泣き顔が素晴らしい!

探偵業を営むニビは浮気現場を写真におさめるため張り込んでいた現場でウリをしようとしていたクロと鉢合わせ、クロの邪魔をしてしまいます。
※帯にはウリ専ボーイと紹介されていますが、ビッチなわけではありません!!

ニビのせいで客に逃げられ、出口を塞がれ部屋から出られなくなった2人は窓から飛び降りますが、ニビはケガをしてしまいます。

動けないニビをよそに、クロはニビのカメラと帽子を取っていなくなります。商売道具のカメラも盗まれ、今回の依頼はパーだと諦めますが、クロはニビの仕事を代わりにこなし、戻ってきます。

一件落着かと思いきや、ワケアリのクロは家に泊めて欲しいと言い出し、二人の同居生活が始まります。

クロはワケアリで体に傷があったり、何かから逃げている様子。そのことをわかっていて何も聞かず、そばに置くニビ。
寂しさを埋めるようにニビに迫り「今だけ、おれのこと好きだって言って。お願い、嘘でもいい」と泣きながら懇願するクロが(;_;)

ストーリーはコミカルなシーンもありますが、シリアス強めな感じでした。

よこざわ先生は絵がとても綺麗で特に泣き顔がグッときます。
スパダリなわけではなく、人間味があり不甲斐ないニビも、愛を求め、だけど、どこか諦めてるクロもとても魅力的でした。

ぜひ、読んで欲しい神作品です!!

1

画力がとにかく凄い

初読み作家様でした。というかまだ2作目なんでしょうか?驚くほど画力のある作家様でした。

ニビもクロも表情がとてもイキイキとしていて、読んでて何度も惹きつけられました。

肝心のストーリーも緩急ついててとても面白くて、クロのロクデモ無い父親や異母兄に天罰が当たるのも読後感がとても良かったです。

他人への愛情が何であるか知らなかったニビがクロと出会った事で気がついて、最後にクロを迎えに行くドラマティックな展開も素敵でした。

私は紙で購入したのですが、電子限定描き下ろしがある事を知って買い直しました。
そちらではニビの過去に少し触れてあるのと、その後のクロの暮らしぶりも知る事が出来ます。
ニビとクロの笑顔がとても好きになりました。

1

笑顔が最高

登場人物たちの表情が活き活きとしていて、感情がこちらに伝わってくるような描き方が魅力的でした。

とくに受けのにっかりと笑った表情が、とても可愛いんです!
彼の背景が重いだけに、もっと笑顔になってほしいと願わずにはいられませんでした。
攻めという心の拠り所ができて、束の間でも幸せな時間が過ごせていたのが幸いです。

攻めも最初は一人でいたほうが...と思っていたのに、一緒に過ごしていた彼がいなくなると受けの存在の大切さに気付いたよう。
受けがいたほうが良いと思えるようになるのは、進歩だと思いました。

寂しさを埋め合うような関係から、心から相手が好きだと思える関係になるまで。
路線としては王道だと思うのですが、過程が詳細にしっかりと描かれているので、読みごたえがありました。

再会した後の2人のその後はとても幸せで、今までのことが嘘だったのかと錯覚してしまうほど。
それまでを思うと、ほんとうに良かったと心から安堵しました。

騙されたと思って、ぜひ読んでみてください。

3

なんだか電子も素敵そう。

よこざわ先生の、前作(うちの小悪魔くん)を読んで本当ビックリしたんです。めちゃくちゃ面白いし、絵も綺麗!!これは次作も買わねばと。
その時作家買いを心に誓い、発売をとても楽しみにしていました(о´∀`о)わーい。
読んでみて、予想していたよりシリアス寄りだった!と軽く驚きながらも、感想はやっぱり、めちゃ面白かった!のひと言に尽きるのです。

最初のクロバの登場シーンは謎めいていて、ドキドキ。
ニビはニビで、きたー!素敵なおじさんー!と私のテンション上がりまくり。
クロバにおじさんと言われているだけで、たぶん、ニビはおじさんでは無いと思います。たぶん。

予想していたよりシリアス寄りと申しましたが、作品のトーンとしては暗くは無いです。笑いもあるし、ほっこりもあります(*´꒳`*)
ただちょっと私が、自分を必要としてくれる誰かを、愛してくれる誰かを求めているクロバに切なくなってしまっただけで。

最後までハラハラする展開で、ページ数少なくなってきたけど、どんなハピエンになるのかヒヤヒヤしました(ハピエン前提で読む。笑)が、大丈夫!最高なハッピーエンドでした♡

ところで。私、紙本で購入しました。
電子だと書き下ろしがつくのですね_(:3 」∠)_
紙本にはついていません。
……よ、読みたい。買い直そうか。

2

次回も作家買いします!

よこざわ先生の新作、楽しみにしていました!
『うちの小悪魔くん』が大好きで何回も読み直しているのですが、とにかく画力が素晴らしい!
キャラの表情も可愛くてキュンとするし、背景の書き込みも本当に丁寧。
夜道のシーンなんて、何度も何度も見返してしまいました。

もちろん、ストーリーも大変良かったです。
出会えてよかったね!と、心から思える2人が主人公の純愛ラブストーリーで、とても感動しました。


探偵業を営むニビと、ひょんなことから仕事を手伝うようになったクロ。
初めは疎ましく思っていたニビも、クロの有能さに助けられていきます。
実によくできた調査員──得体が知れないことを除いては……。

そんな時クロを探す男たちが現れ、少しずつクロの素性が明らかになっていくのです。

可愛い見た目に反して、辛い境遇のクロ。
ニビは、悲鳴のように寂しさを吐露するクロを抱きます。

「嘘でもいい 俺のこと好きだって言って」

〝好き〟という言葉をねだるクロが切なくて、そんなクロに応えるニビは、クロのことを大切に思っていることが分かります。

誰も愛したことがないニビは、愛し方も愛され方も知らないだけの心優しい青年です。
クロもまた誰からも愛された記憶がなく、寂しがり屋な愛されたがりです。

似たもの同士の2人が求め合い、それでも離れて……と、後半は切なかった。
2人が温め合うようにセックスする姿は苦しくもあり、美しくもあります。
過度に修正しなくていいアングルで、見せ方もお上手でした。

恋愛下手な2人が、やっとこ再会する場面はグッときた!
その後の両想いセックスも胸アツです。

ハッピーエンドの本編も良かったのですが、ニビの過去が明らかになる描き下ろしがまた素晴らしかった!
このお話は、電子限定なのかな?
23Pもあるのですが、最後のカラーページで泣きました。
出会えてよかった──その一言に尽きます。
そして、本当に絵が美しかった。

次回作も楽しみにしています!

12

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