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あらすじ

エリート商社マンの堀内正延(ほりうち・まさのぶ)には忘れられない初恋の相手がいる。高校が同じだった小林佐紀(こばやし・さき)だ。ある週末の昼下がりのカフェで、正延は友人に思い出を語りはじめる。
 美しい顔立ちと誰にも親しまない態度ゆえにクラスでも浮いた存在だった佐紀。影のある独特の雰囲気が正延には気に掛かっていた。そして偶然にも意外な場所で、佐紀の秘密を目撃してしまうことになる。それは思いもかけぬ人物に組みしかれている、信じられないようなしかし美しい光景だった。そんな佐紀が、正延に対しては思いがけない反応を示す。やがて忽然と姿を消した彼の真意は、背負っていた重荷とは……?
 もう一度会いたいと今も切に願う思い人との出会いはありうるのだろうか。愛の軌跡が奇跡に転じる瞬間がきらめく珠玉の短編。単行本未収録作品。

63ページ

作品情報

作品名
君を忘れない
著者
水原とほる 
イラスト
さおとめあげは 
媒体
小説
出版社
ジュネット
レーベル
ピアスノベルズ
電子発売日
4

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萌々

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

起承転結が短い中できっちり構成されている純愛もの

水原先生の初期短編。
表紙絵のみ、挿絵無し。電子版で読了。
失礼ながら・・表紙絵で随分損をしている。

堀内正延:
高校で成績上位、外観良し、陸上部のスター選手 
大卒後、エリート商社勤務。家族にはゲイを告白 
姉が婿養子を取り、独り暮らし。

小林佐紀:
母の再婚相手から性虐待されていた、美少年。
高校を自主退学後、行方知れず。

大下:
佐紀の母方の従弟。大下は佐紀が好き。でも佐紀に選ばれない。


退学した佐紀をずっと探す正延。
大下から聞き出した佐紀が休憩で使う店で、友人と待ち合わせ。
友人に話す形で、背後に座る人物に聞き耳を立たせていた。

耽美風結末は、短いから余計に余韻が残る。

1

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