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表題作悪癖 2

大門燈弥
会社員,発部チーフ
小島楊平
会社員,営業課のエース

同時収録作品悪癖

曽我部/モブ
小島楊平
会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

小島によって自分自身も知らなかった凶悪な本性を暴かれてしまった大門。自分を殺して永遠に支配して欲しいと願う小島に振り回されながらも2人の関係は深まっていった。小島に出会ったことにより過去と向き合えた大門は、本当の自分を受け入れ、死を望む小島の闇も受け止められると確信するがーー…。


【収録作品】
悪癖 #05~#11
おまけコーナー 大門のAV遍歴(描き下ろし)

作品情報

作品名
悪癖 2
著者
イイモ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
悪癖
発売日
電子発売日
ISBN
9784801972230
4.6

(221)

(166)

萌々

(36)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
14
得点
1010
評価数
221
平均
4.6 / 5
神率
75.1%

レビュー投稿数14

色んな試練を乗り越えてやっと

気持ちを通わせるまでの道のりがあまりにもハードすぎる……!!((((;゚Д゚)))))))

せっかく大門のために身体の生傷も減ってきていたのに、またシークレットクラブの世界にカムバックするなんて。素直に大門の気持ちに向き合えない小島のとった行動の愚かさにやきもきしました。
とにかくシークレットクラブ内でのプレイが非人道的で、読み進めるのにかなり精神的ダメージでした。観客に見られながらの陵辱ショーがマジで悪趣味。特に、ハゲ男(1巻にも登場していた)の加虐性は最悪です。

甘めのシーンも前半それなりにあったんですけどね。後半はあまり楽しいシーンは多くないですが、小島のために身体を張って助けにくる大門のカッコ良さで全てチャラ。愛する人を救出する大門はまさにヒーローでした!
あんなにカナヅチで頭を殴られてるのに生きてるのもすごいけど、小島を助ける意思の強さはもっとすごい。とてつもない大門の愛情を見せつけられて、小島が素直になることができて良かったです。

シークレットクラブ内での出来事は確かに怖かったけど、それ以上に恐怖を感じたのが大門の母親。彼女の反応や言葉や思考からはサイコパスの匂いを感じました。
いやー……闇だわ。本当に病みであり闇。
なにあの壊れた人形のように「家族なんだから」を繰り返す言動。ああやっていかにも聖人君主のような言葉で大門を洗脳してきたわけだ。おお…こわ…。
小島との関係も認めない感じでしたし、また何か絡んでくるのかと思うとゾッとします。サイコ母親に負けず小島と幸せになって欲しいなと思いました。

とにもかくにも小島と想いが通じ合って良かったです^ ^
次巻も楽しみにしています!

0

強烈な愛の言葉

「俺自身の魂がお前を愛してる」

決して難解な言葉でも、ドラマティック過ぎるような単語でもない
なのにこのシンプルな言葉の羅列が放つ威力や…如何にいわんや……!

実際は大門が小島を助け出すべく潜り込んだ中での大門のモノローグでの言葉なので、直接的に小島が大門から聞いた大門の小島への愛の言葉はもっと重く甘く、そして愛の呪文のような言葉です
「…~だから 俺のために死んでくれ」「ずっと「愛してるよ」揚平」

魂が呼応するような2人の関係
1,2巻を通し、それぞれが抱えさせられて来た重荷を知る事が出来ました
彼らの場合は「抱えた」のではなく「抱えさせられた」という事が根深く今も火種が燻り残ってしまっている事で今に繋がってしまっているんでしょうかね…
幼少期からの積み重なった違和感に強烈な出来事がそれぞれ引火して爆発を起こしたまま、その火が鎮火され切らずに休火山のような状態で大人になった2人

彼らの出会いはプレートのひずみなのか、それともそれぞれのパズルの最後のピースとなるのか。。。
偶然であり必然、歪であり安息の地
彼らの物語はまだ始まったばかり

後、2巻
じっくりゆっくり噛みしめながら読んでいきます

1

漫画の神ですね〜

はらだ先生とか、と同じ空気を感じるイイモ先生の作品。
うーん、もう、コマ一つ一つ無駄がなくて、見せたい場面に全てが集約されていって、こういう漫画のバランス感覚みたいなものは、本当に才能なんだろうなあ、と読みながら感服!
頭で考えて作り上げられる世界を超えてると言うか。センスとしか言いようがない。

内容は痛いし、ガンガン揺さぶられて抉られるのに、読むのをやめられない中毒性がありますね。

ともあれ、大門の母が1番のサイコパスだよと思ったのは私だけ?
全てを息子のせいにして、お母さんは見捨てないよ、なんてよく言えたよ。

それと、介護に疲れ果てて罪悪感を抱いて、それなのにやっぱり、「行かないで、おばあちゃん」と絶望していた大門を見て、本気で泣いてしまいました。

人は多面性を持った生き物だけど、そういう矛盾や意外性を、上手に表現出来るイイモ先生、本当に素晴らしい。

3巻読むのが楽しみで仕方ないです!

2

すんごく濃ゆい2巻

2人の過去がしっかり描かれる2巻内容濃すぎでしょ!
もうどこをどう書いたらいいかわかんない、でもどんどんこのストーリーに夢中になってる。

大門も小島もなかなかハードな幼少期を過ごしてる。やっぱり、子供の頃の生育環境って多大に影響するよ。
大門のお母さんにはゾッとしたし嫌悪した。本人善意なんだもん。
小島の父、母に関してはよくありそうな虐待。名家故の教育という名の下の折檻。

あーゆーのや、森で仲良くしてた山男の焼身自殺が小島、確実にトラウマ化してる。凄くねじれて拗れた感じになっちゃってる。

なんか、2人で不器用ながらも色々ぶつかりまくって傷だらけになりながら前に進んでいく感じにグッときちゃう。

蠍の間に大門が助けに登場する流れ、心配したパトロンの親父、岩蔵、美久里先生がちゃんと小島を心配して大門に小島救出の願いを託すとことか、スリリングでワクワクした。

めちゃくちゃハードなシーンあるしどうなっちゃうのかわからない2人だけど確実に心の距離は近づいてる。続きが気になります。

2

面白い!

一巻ではあまり理解出来なかったんですが、二巻から4巻まで一気に読んで、更に繰り返し読んでます。

一巻では大門と小島が異常なのかと思ってましたが、読み進めるうちに「ふつう」に生きている大門の母親とかの方が恐ろしいと感じました。

彼らはそれぞれに幼い時に痛ましい思いをしてますが、その後の人生はとても対照的だったことが分かりました。大門は母親と距離を置く事が出来て本当に良かったです。

一方で破天荒に見える小島にはそれなりに信奉者がいて、大事に思ってる友人もいるのだと安心しました。また、大門が移動した開発部の面々が今までいたところより人情味溢れるところだった点も救いに思えました。

2人のお互いに対する感情が変化した時に、幸せである筈の告白が何故か不穏な感じがするのが魅力なのです。

1

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