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ライバルのような関係だったのに、ひょんなことから恋人同士となった水口と真柴。
流されるようなカタチで始まったお付き合いから、やがてしっかりと両想いになるまで。お互いの気持ちの変化と福岡の良いところがたくさん盛り込まれたお話となっていました。
ふたりの関係性ももちろん良かったのだけど、真柴の方言が最高に萌えました。彼自身もとても可愛い人でしたが、方言のおかけでそれが何割か増されるような。お話とはまた別のところでも楽しませてもらいました。
水口が真柴にだけちょっぴり意地悪だったのも理由がわかってしまえば微笑ましかったし、彼の一途な想いが真柴に伝わってくれて本当に良かったです。
両想いになってからのふたりの日々をもう少しゆっくり見てみたかったなと思いました。
と言いたくなる本です。
絵柄もシュッとして見やすく、何より博多弁がとても良い。
方言BL好きな方はいいのではないかと思います。
以下大いにネタバレしています。
真柴は福岡の明太子メーカーに勤め3年目の26歳。
そこに東京からイケメン水口が転勤してくる。年下だけど同期の水口はみんなにとても評判がいいのに何故か自分だけはいじられてる様に感じる真柴。
なにをしても負けてる様に感じる真柴は水口に営業で勝負を挑む。
水口は自分が勝ったら一つ言うことを聞いてくれるならと勝負を受ける。
案の定水口が勝ち、彼は真柴に「付き合ってくれ」と言い出す。
突然そんなことを言われて戸惑う真柴に、上司が水口と二人で今度あるフェアの集客率を上げる方法を考え出せと言い出して。
リーマンものの鉄板、同じ船に乗り、互いの優しさ、弱さに触れ、絆されていつの間にか好きになってしまって、というあれである。
しかも途中も水口に彼女がいる疑惑が持ち上がったりとこれもある意味鉄板である。
でもいいなと思ったのはこれが全編オール福岡ロケ(?)ということ。
作者様が福岡在住らしく方言BLの良さだけでなく、福岡県民の飲みニケーションや、ラーメンもいいけどうどんもうまいところ、牡蠣小屋、梅枝もち、太宰府天満宮と、作者様もおっしゃっていますが、このご時世、旅行もできない状況でプチ旅行させてもらった気分でした。
お話的には何よりいいなと思ったのが、この真柴、水口に告白していませんよね?って所です。
初めは、真柴が水口に博多弁で「すいとうと!」って言うかな?と思っていたのですが、まさかの告白返しなし!
逆にそこがとても福岡男らしくていい気がしました。
まあ水口はどう思うかわかりませんが。
と言う心配の種が残っているのでこの評価です。
ちょっと甘めかなと思いつつも萌評価です。
BLには、ストーリー重視の人生ドラマ、少女漫画のBL版、H重視と3種類あるかなと思っていますが、これは明らかに二番目。
特に男性同士ということの葛藤はなく、ただただかわいい恋愛でほっこりするというお話でした。
明太子メーカーという変わった設定。
九州(博多?)の地域特色が織り込まれていて面白いです。
食べ物が美味しそうですね~
黒髪攻めの方は最初から柴犬のような柴さんが好きですが、やや鈍い柴は気付いてなくて。。
という展開。まあ、ほだされてしまうんですが。
背景があまり描き込まれてなくてのっぺりしているのが気になります。
方言BL良いですね。
2人のやり取りがとても可愛いと思いました。
真柴は水口の事をずっと苦手に思っているのですが、水口は真柴のことを憎からず思ってる訳です。
周りは2人の事をとても仲が良いと思っているし、なんなら真柴と居る時の水口が良い笑顔なので2人に仕事を組ませようとまでします。
水口の告白を蔑ろにしようとせず向き合う真柴が、とても気持ちの良い性格をしています。
水口とのデートを真面目に考えて、楽しませる真柴は男前でした。
真柴が真剣に水口に返事をしようとした所で、思いがけない場面を見て真柴が思い悩むのですが、お約束のような展開でアッサリ2人はくっ付いてました。
セックスはノンケの割に真柴の方が、大胆だったと思います。
ラーメンより牡蠣より、真柴が水口に作ってあげただし巻き卵の明太マヨ乗せが食べたくてしょうがありません。
ほのぼの系であり、
方言系であり、
同性に告白されて戸惑うノンケの王道系であり。
ご当地的に言えば、舞台は福岡。
明太子会社の本社に東京支社からやってきたさわやかイケメンの水口。
地元民で職場でも可愛がられてる真柴。
この水口が「ずっと好きだった」的なテイで告ってきます。(過去新人時代に接点あり。真柴は全然覚えてない)
当然真柴は驚き、戸惑い…
この辺の描写は正直目新しい描き方はなく。
偶然水口と見知らぬ美女が楽しそうに会話をする場面を見てしまい、自分の嫉妬心と恋心に気付いてしまう、というのも「あるある」です。
そして勿論その美女は水口の彼女なんかではないわけで、その後誤解が解けて…という展開も王道。
イケメンと性格良しメンの、誰も傷つかないドキドキ恋愛。
そこに、ご当地の屋台ラーメンやごぼ天うどん、だし巻きめんたいマヨのせ、焼き牡蠣など食描写もあり。
地元民の真柴ほか水口以外の登場人物は全員一貫して福岡弁(博多弁?)。
ハラハラや切なさより、ほっこりしたい時におすすめの作品。
