貰うぞ。お前の血、肉、心、そのすべてを。

熱砂の黒鷹と約束のつがい

nessa no kurotaka to yakusoku no tsugai

熱砂の黒鷹と約束のつがい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×224
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

100

レビュー数
14
得点
359
評価数
85
平均
4.3 / 5
神率
54.1%
著者
中原一也 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773060720

あらすじ

鷹匠は国のために戦う鷹族に我が身を与え、彼らを癒やす。
そんな自分の運命を嘆くナダは、最強にして最も危険な鷹族・ヴィルベルトの番に選ばれてしまう。
だが、ヴィルベルトは戦いの後、鷹匠の躰と癒やしを欲して劣情に駆られても、ナダを求めてはこない。慮ってくれているのか、気に入られていないのか。
消耗したまま戦いに出たヴィルベルトは命を落としかけて…。ナダは思いきって、数日間まぐわい続ける「巣籠もり」で彼を癒やそうとするも、必要ないと突き放され!?

表題作熱砂の黒鷹と約束のつがい

ヴィルベルト,最強にして最も危険な鷹族
ナダ,21歳,鷹匠

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数14

全てを知った上で読み返したくなる!

中原さんの動物擬人化!v
や、擬人化とは違うんですかね。
半擬人化とでも申しましょうか。

今回も
その種族の特徴や生体を上手く取り込んで、
素晴らしいファンタジーに
仕上がっております!

鷹と鷹匠の関係を
とても上手く、
そしてBLチックに取り込んであります!
その辺の発想が中原さんらしい!

今回は鷹ということで、
素敵な大きな羽が沢山出てくるのですが、
羽フェチとしては
わくわくどきどきでありましたv

物語のシュチエーションも素敵なのですが、
今回『も』ストーリーも面白い!
謎と戦闘とエロス!
そして心の葛藤と深く静かな愛情!

前半はその謎と葛藤に、
甘さは控えめなのですが、
後半に謎が解け始めると、
なんだかもう途端に甘くなってきます!

私的には、
前半の甘さ不足がちょっと辛かった!
その分後半がスッキリですv

そして今回も脇の仲間たち大活躍!
ここも中原さん!

前半の甘さ不足に、
評価は「萌☓2」なんですが、
全てを知った上で
何度も読み返したくなる一冊です。

最後に忘れてはいけない巻末のSS。
これはなかなか辛いです!
でも、この物語としては
そういうのもあるのだろうなと納得。
地雷になる人もいるかもなので、ご注意を。

0

謎と矛盾と主人公の成長と達成感!でも短編に引きずられる中原ワールド

架空のお話なのに砂漠と太陽の過酷さ、砂丘の美しさ、攻めたちのたくましさ美しさが迫ります。

鷹匠殺しの真相、蛇使いと毒蛇と襲えない鳥人の謎、誰からも番に指名されない主人公受け。

攻めと受けとの関係の変化や受けの成長に萌えと達成感を覚えます。

国を護るための鷹匠と鳥人の関係、一見怖い気もしますがお互い唯一無二の存在で。でもそこには矛盾と苦しみも存在して。

サラサラ、サラサラと主人公の足元にたまる砂がだんだん攻めの羽根に変わっていく描写、何度も出てきて印象的でした。

謎を解明し汚名をそそぎ矛盾をただす。
二人も結ばれ敵も力を無くしめでたしめでたしだったのですが…。

あとがきの後の短編に余韻が持っていかれました。
これは辛い。
そうなんですよ、これこそが結局国を護るためにどうにもならない矛盾というか犠牲というか。
このペアの場合まるである意味正妻公認の妾というか性欲受け止め係というか。
眼の前で事後ともに妻の手料理を食べて夫婦円満を見せつけられ、牽制され。

鳥と人間の世界観で社会の矛盾と苦しむ犠牲者を忘れさせない短編でした。やはり中原さんですね。

そして奈良さんの素晴らしいイラスト!
読み応えのあるお話ときっちり描かれたイラストの組み合わせに満足です。

0

攻めがステキ

読み始めてすぐに受けの初恋相手の予想はついてしまう。
番に選ばれなかった理由も予想通り。
設定はお約束通りですが、問題はありません。

受けのウジウジしすぎなところはちょっと鬱陶しかった。小鳥に励まされる?デ◯ズ◯ープリンセスかよ? 笑

とにかく攻めがステキ❤️惚れてまう。
だから、私の受けへのイライラは嫉妬かもしれない。何一つ残念なところがない。
完璧なキングオブ攻めだったんですよね。
セクシーでカッコいい。

奈良先生の絵が、これまた最高だった!

0

五感を目覚めさせる鮮やかな物語

圧倒的な色鮮やかさで立ち現れる物語に引き込まれました

伝説の鳥の翼、柘榴の果汁、滴る血の官能的な深紅の残像が目に灼きつく
砂漠の熱風と異形の者との交わりに肌や心がヒリヒリと痛む
激しい戦闘の羽ばたき、誓いの血の匂いと味

主であり贄という「飢え」を介した交わりの緊迫感と切実さで最後までストーリーを引っ張り、さりげない台詞や仕草の優しさを際立たせる手腕はお見事!

そして最後に明かされる秘密

文章、構成、吸引力とストーリーテリング!
デビュー20周年のベテラン先生の巧さを堪能してください

5

『僕』語り

そうなんです。
受け様視点なんですが一人称が『僕』。
これが萌えた~っ!
私って変なとこがツボなんだな、と気づきました。

20歳は超えているけれども小さく細く、攻め様のヴィルベルトには「ちびっこ」なんて呼ばれてしまうナダ。
この『国のために戦う鷹族の気力体力回復の為に体を差し出して癒す』鷹匠という自分の役割が嫌で嫌でたまらない彼が、僕語りで物語を進めていくんです。
いわゆる『神の視点』で進まないので、ヴィルベルトがどういう人なのかがすぐにはわからないし、隠し事をしている彼の心の奥も覗けません。
で、未熟で、尻込みしているナダがヴィルベルトの為に全てを投げ出してもかまわないと思うまでを『僕』で話してくれるんですよ。
だからねー、ナダの心の変化がよーく解るの。
これがめちゃめちゃ面白いんですわ。
受け様にこんなに感情移入しながら読んだのは久しぶりなんじゃなかろうか。
やっぱり中原さん、お上手ですね。
読者を裏切らないもん。

お話もキャラも王道寄りだと思います。
中原さんのお話、ここのところ素直にカッコいい攻め様が多い様な気がするんですが、私としてはもう少し、だらしなくて、負け犬経験があり、さむいギャグを連発し続ける減らず口のおっさんに会いたい気がします。
そこが私のど真ん中なんですよ。
でも、最近登場しないのは、彼らに需要がないからなのでしょうかねぇ……

5

面白かった!

この作品の世界観大好きです。国を護る為、極限まで神経を研ぎ澄ませて戦う鷹族ヴィルベルトと彼の番で鷹匠のナダ。出会いから緊張感漂いながらも背徳感というか色っぽくてドキドキした。ヴィルベルトには前の番を殺した前科があるけど、彼の戦う姿を見て心を決めて支えようとするナダの心情に心動かされた。お話は想像を遥かに超えた方向に進んで手に汗握りながら夢中で読みました。すごく面白かったし、2人の馴れ初めが素敵でした。奈良千春先生のイラストがまた素晴らしい!お話の世界が膨らみました。

1

攻めのヴィルベルトが素敵過ぎた

奈良先生が描くヴィルベルトがとてもセクシーで、迷わず表紙買いしてしまいました。
もちろんお話も文句なしに面白かったです。

鷹族という存在がどんなに恐ろしいかがこれでもかと書いてあって、ヴィルベルトに接するナダの緊張感がこちらにも伝わって来るんです。 
鷹族は恐ろしいのに神々しくもあって、圧倒的な強さを誇るヴィルベルトの戦闘能力にワクワクして読みました。


冷たいようでいて優しいヴィルベルトがとても魅力的で、彼の過去が本当なのかとても気になって最後まで読みました。

ナダとヴィルベルトが上手くいった途端に、過去に起きた事件と同じような事件が起こるのです。でもその二つが全く違ってたのが、とても読み応えありました。さすが中原先生でした。

そしてナダが気にしていたヴィルベルトが手を出して来なかった理由が最後に分かるのですが、それがとても萌えました。

またヴィルベルトとナダ以外の鷹族と鷹匠の番も個性的な面々でした。
でもその中でもヴィルベルトが1番素敵なんです。
奈良先生の描くイラストのナダとの体格差が最高でした。


コミコミさんの小冊子になった2人がとても気になって、スピンオフが読んでみたいと思いました。

3

夢中で読んだ

めちゃ面白かった!極限まで己を追い込み、研ぎ澄まされた感覚を最大限に使い戦う、鷹と鷹匠。気の抜けない生死を掛けた狩りにハラハラドキドキ。そんなスピード感ある鷹狩りとは逆に、ヴィルベルトとナダの恋愛は、切なくほんのり温かくジリジリと距離を詰めて行く。空の魔王などと呼ばれるヴィルベルトだけど、本当はめちゃ優しくて一途な愛を貫く男だった。「ちびころ」と呼ぶ度に愛を感じた。未熟なナダも、鷹匠に誇りを感じるまでに成長できた。頑張ったね!奈良千春先生の画が緊迫感、切なさ、愛を焼き付けていった。先生方の合作ブラボー!

1

めちゃめちゃ面白い。

作家買い。
中原先生って、個人的にハズレがない作家さまでいつも発売を楽しみに待っていますが、今作品は、これぞ中原作品!という感じの世界観。

褐色の肌を持ち、口が悪く、ちょいワルオヤジっぽい攻めさん。
おぼこい感じの受けちゃん。
そして、設定に「鳥」が起用されていること。

これだけ「似通った」な設定でありながら(褒めてます)、作品ごとにカラーが異なり、独特の世界観と放つ作品が紡げるってすごいなあ…。

今作品は、砂漠の国が舞台。
他国から攻め入られたときに、その能力を生かして国を守る「鷹族」・ヴィルベルトと、その鷹族と番になって彼らを動かし闘わせる「鷹匠」・ナダのお話です。

人と異なり、翼を持ち、高い戦闘能力を持つ鷹族。
そして鷹族をコントロールし、敵を討つための指示をする鷹匠。
国を、人を守る存在でありながら、彼らは自国民から煙たがられる存在で―。

よくこういうストーリーが思いつくなあと感心しきりなのですが、これが国を守るだけ、ヴィルベルト×ナダの恋のお話だけ、に終始していないところがまた素晴らしい。

彼らの過去、ヴィルベルトが投獄されていた理由、ナダの鷹匠としての葛藤と彼の初恋、など、バックボーンは多岐にわたります。ヴィルベルトが、序盤投獄されているシーンから物語はスタートしますが、なぜ彼は投獄されていたのか、という部分が今作品のキモになっていて、ある意味ミステリの要素も兼ね備えています。

けれど、そのどれもがきちんとつながっていて、読み進めるごとに点が線に繋がっていくストーリー展開。どのエピソードも、どのバックボーンも、無駄になっていない。もう、さすがとしか言いようがない。

鷹族と、鷹族と番になる鷹匠。
彼らは、「戦闘時において」番。
という設定も非常に良き。ずぶずぶと単なる恋愛ものに移行せず、彼らの葛藤や苦しみが描かれていてなんとも切ない。

「戦闘」が今作品の基盤にあるからでしょうか、中原先生らしいコミカルさは今巻は鳴りを潜めていて、甘々~で、キラキラ~な、そういうBLが読みたいときには正直に言ってしまうと不向きかもしれません。

が、二転三転するストーリー、登場人物たちの孤独や葛藤など、一つの読み物として非常に面白かった。このまま映画化できるんじゃない?という壮大な作品でした。

で。
これ、何がヤバいって、奈良さんの挿絵。
まあね、奈良さんが描かれているのでヴィルベルトがイケメンというのは想定内なんですよ。なんですが、ヴィルベルトのスパダリ感が挿絵一つで表現できるってすごいよね。

序盤の投獄されていてやさぐれた感じから、終盤に行くにしたがってスパダリ感が増していく様が素晴らしかった。奈良さんの画集、どなたか作ってはくれまいか。

今作品は、糖度やコミカルさが低めなので「萌え」という点に関していうとやや抑えめ。けれど、最高に面白い1冊でした。文句なく、神評価です。

7

忘れえぬ面影と秘めた想い

今回は「空の魔王」と称される鷹匠喰いの鷹族と
誰からも選ばれない鷹匠のお話です。

鷹匠喰いの攻様の番となった受様が戦いを通じて
鷹族の鷹匠の未来を変える一歩を踏み出すまで。

受様の国は涸れないオアシスを持つ城塞都市で
普通の人間と猛禽類の血が流れる
鷹族と呼ばれる2種類の人間が暮らしています。

鷹族は鳥の足と翼を持ち民を守る高貴な存在と
人に崇められていますが

鷹族と番う鷹匠に彼らを使って鷹狩りと称する
戦いに出向かせてこの国の安全を
手にしてきたのです。

鷹族だけが感じるフェロモンを持つ鷹匠は
ほとんどが男性で鷹族は彼らの体液で力を得ます。

しかし、それは
鷹族に組み敷かれる事を意味し、
鷹狩りで激しく消耗する鷹族を癒すには
激しい情交が必須なため、
鷹匠は不浄の者と蔑まれていたのです。

受様は子供の頃からフェロモンが多く、
鷹匠として生きる運命だと決まっていましたが
それが不満で家出をした事があります。

しかし
城壁の先の砂原は子供か生きられる世界ではなく
意識の朦朧とした受様は伝説のルフ鳥に助けられ、
受様はその出来事をきっかけに
鷹匠として生きる決意をします。

鷹匠は通常
18くらいで鷹族と番契約してデビューしますが
受様は21を過ぎても番として選ばれませんでした。

そんな受様に番契約の話が上がるのは
自分の国を持たず毒蛇を使って資源を食い尽くす
蛇使い達の攻撃が激化してきたからでした。

半年前には大型の毒蛇が確認されており、
それは鷹匠を連れ去り、彼は2度と戻らなかったばかりか
新しく番を得た鷹族もなぜか1部の毒蛇を攻撃できなくなり
毒牙にかかって命を落とす事態となったのです。

これまでにない強敵により
受様は自分の鷹匠を喰った罪で10年もの間
幽閉されていた鷹族に鷹狩りをさせるために
番として選ばれたのです。
この鷹族こそ今回の攻様です♪

攻様は「空の魔王」と呼ばれる鷹族最強の男で
受様は攻様を目にした瞬間心を奪われます。

人肉を喰らった鷹族は
もう存在しない喰らった相手を欲して飢え続け
狂暴化すると言われています。

誰にも選ばれなかった自分に彼を御せるのか
受には不安しかありません。

果たして受様は攻様を御することができるのか!?
そして蛇使いとの戦いを制することができるのか!?

国を守るために戦う鷹族の中でも最強と言われる攻様と
フェロモンは多いのに誰にも選ばれない受様の
鳥人ファンタジーになります♪

新刊の予告でタイトルを見た時から
アラブの鳥人もふもふってどんななの!?と
ワクワクで読み始めました。

鷹族と鷹匠は14日間の鷹狩り前に
7日間の僅かな食事と水だけで飢餓状態を作り上げ
狩猟本能を最大に高めます。

受様は攻様の番として鷹狩りにできますが
受様には何もかも初めて上手く攻様を使う事も
激しく戦う攻様を存分に癒す事も出来ません。

攻様と共に戦い、共に過ごす中で
受様は徐々に攻様に惹かれていくのですが
自分の気持ちを上手く伝える事ができません。

攻様に求められないのは信頼されていないから?
喰ってしまった前の鷹匠を忘れられないから?

しかし、受様は思い悩むだけでなく
1歩を踏み出す強さも持っていて
はたから見れば十分に受様を気に入っている攻様が
攻様がなぜ受様に手を出さないのかが
気になって頁を繰る手は止まりません!!

巨大毒蛇を操る蛇使い達の巧妙な罠、
思いもかけない人物の憎悪、
受様の過去と交錯する攻様の過去、

秘されていた真相と
隠されていた想いに辿り着くまで
ドキドキとハラハラが止まらず、
奈良先生のイラストでさらに萌え増し♡

伏線も丁寧に張られていて
登場人物も皆、一癖二癖ある魅力的な人ばかりで
たいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

他の鷹族達の物語もぜひ読んでみたいです。

6

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