電子限定描き下ろし付き
イケメン陽キャ男子×真面目クール男子(実は腐男子♡)が繰り広げる、最強にエッチなドキドキシークレットラブ♡
小丸オイコ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
メロメロ 4
エロ 3
言葉責め 2
小説 2
な感じだと思います。
陽キャの紫苑くん×腐男子の蒼汰くんのカプです。
合コンを抜け出すも女の子に振られ、終電も逃してしまった紫苑くん。同じゼミの蒼汰くんの部屋に泊めてもらい、そこで意気投合した2人。ある日、蒼汰くんの部屋で18禁BL小説を見付けて…。
物語り前半では、紫苑くんが蒼汰くんにメロメロになっている描写が多く書かれていますが、物語り後半では蒼汰くん視点で描かれているので、蒼汰くんが紫苑くんを好きになった時や小説を書くきっかけなど、蒼汰くんが紫苑くんにメロメロになっている描写があり、お互いが相手にメロメロなのが凄く可愛いです。
蒼汰くんが、シオンくんとの妄想でBL小説を書いていたのに、現実の紫苑くんと想いが通じ合ってからはBL小説の執筆が上手くいかなくなるという、まさかのジレンマに思わず笑ってしまいました。ある意味幸せな悩みですね。
蒼汰くんが書いた小説の台詞を紫苑くんが言ったりする言葉責めや表紙のカバー下にシオンとソウタの小説が書かれているので、漫画ですが、小説の良さも味わえるので、是非とも読んでほしいです。
ゼミが同じ大学生の紫苑と蒼汰が段々と仲良くなっていくところから始まります。
もともと1話読み切りのお話なので展開が早い部分はありますが楽しく読めました。
しかし、刈り上げで男らしい見た目の蒼汰が割と女々しい性格だったので見た目と言動に対する違和感が最後まで拭えなかったです。
同時収録の短編はモデルの隼人が6年ぶりに高校の制服を採寸したテーラーの柴崎に再会するお話でした。
隼人の一途さと柴崎の絆され具合が良かったです。
ebookは白抜き修正でした。
最後の描き下ろしでオモチャに嫉妬する紫苑が可愛かったです。
表題作と短編が入っています。
表題作は陽キャイケメンの紫苑(攻め)とクール系腐男子の蒼汰(受け)の話。
短編は年下モデル(わんこ系)と年上テイラー(穏やか美人系)の話です。
表題作はえっちも多いですが、二人のすれ違いがあったりなど、ストーリーも面白かったです(短編はえっちなし)。
最初接点が全くなかった二人が(でも、蒼汰くんの方は紫苑くんに一目惚れしていた)、小説好きという共通点で仲良くなった矢先、蒼汰くんが書いた紫苑☓自分のえっちな妄想小説を読まれるという始まりがすでにおいしい。
さらに、自分が書いた妄想小説をもとにえっちなことをされるという、本人からしたらすごい羞恥プレイです(笑)。
とにかくこの蒼汰くんが見た目はクールなのに、とても健気でかわいい。
対する紫苑くんはすっかり蒼汰くんの魅力にメロメロになって、かなり本気で蒼汰くんに惚れていきます。
紫苑くんは蒼汰くんのことを恋人だと思っていたのに(ずっとかわいいとか言っているし、好意がかなりあからさま)、何故か蒼汰くんは蒼汰くんとの関係をセフレ?みたいに思っていて(この辺は彼の過去に原因がありました)、ちょっとしたすれ違いが。
結局紫苑くんが付き合おうとも好きだとも言っていないことに気づいて、蒼汰くんに告白します!
そして、晴れてちゃんとした恋人同士に。
この流れ、かなり萌えました。
そのあとのえっちは、最初よりもイチャイチャえっちでした。
最初、蒼汰くんは腐男子という面があまり見えなかったのですが、BL本を読んだり、イベントやコラボカフェに行ったりと、オタクな面も後半の方で出てきます(紫苑くんの声は好きな声優さんに似ていたらしいです)。
あと、蒼汰くんの腐男子仲間の関西弁の赤石くんがいいキャラでした。
蒼汰くんが書いた紫苑☓蒼汰小説、全部読んでみたいなと思いました。
まだ紫苑と仲良くなかったときの蒼汰はツン気味で、関係が進んでもクールな中身は変わらないだろうと思っていたのですが。
気持ちがバレた後の蒼汰は想像以上に可愛らしい人で、エッチな小説を書いていたことよりもそっちのギャップにやられてしまいました。
チャラめというか女遊びが激しそうだった紫苑もわりとすんなりその状況を受け入れ、蒼汰自身をしっかり見て好きになっていったところが個人的にポイント高かったです。
すれ違いもあったけど言葉にしてきちんと伝えて、"恋人同士"としてきちんとスタートさせたところも素敵だったなと思います。
蒼汰から腐男子みはあまり感じなかったけど、甘くて幸せなお話で面白かったです。
腐男子ではなく、文才のある妄想男子です。
あらすじ通りなので、興味を引かれた方にはかなりお勧めです。
ネタバレですが、
最後には作家になりそうな勢いですので、その展開がかなり気に入りました。