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takara no biidoro
ディアプラス2020年10月号に収録の短編をレンタで購読。
「育み愛」とありましたが、はぐくみ愛の定義はあるのでしょうか?
面白そうなので、続けて読むことにしました。
キラキラした瞳の主人公・中野大進。無自覚の美少年、独特な思い詰める性格。純朴で可愛らしい。
titleの「タカラ」はお兄さんの名前。二歳上の、志賀宝。央大学3年生山岳部。そっけないけど優しい美青年。
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オカメインコのおかめくんが死んでしまった。
大進くんにとって、おかめくんは本音を話せる唯一の存在、失って心のバランスを欠いてしまった。
深いペットロス。悲しくて一日中泣いていた日、どれだけ悲しいのか話を聞いて、慰めてくれたお兄さんがいた。そのお礼を言いたい。
お兄さんに別れ際に聞けたのは、大学名と学年だけ。
わずかな情報を頼りに、同じ大学に入学。
そしてお兄さんを見つけて、大進くんは山岳部へ入る。
お礼をやっと言えた。
次号へ続く。
福岡という地名から、熱い心を持っている少年・・というイメージが湧いてしまう。大進は、素朴で優しくて、良い少年。
大進君の「二歳上のお兄さんと手が触れて声が聞こえるくらいの距離に居たい」という希望、(これって、お兄さんは、おかめ君の代わりってことかな?)
それにしても、どうしてあのとき、タカラは、福岡にいたんだろう?
次回が楽しみ。
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びいどろ
ガラスを意味するポルトガル語(ポルトガル語: vidro)
江戸時代から明治時代前期にルーツを持つ、和ガラスの総称 (長崎の方言)