嘘の関係なのに、好きになっちゃった……

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オメガのおれの嘘つきくすり指

omega no ore no usotsuki kusuriyubi

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表題作オメガのおれの嘘つきくすり指

我妻怜
α,32歳,ブライダル会社専務
三浦陽太
Ω,大学4年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・あとがき、4コマ

あらすじ

オメガの陽太は住み込みのバイト先が閉店するため、住む場所を探していた。
そんな時、偶然出会ったアルファでブライダル会社の次期社長・怜と、ヒートのせいで身体の関係をもってしまう。
落ち込む陽太に怜は、住む場所を提供する代わりに、陽太の卒業までの期間限定で婚約者のふりをしてほしいと頼む。戸惑いながらもこの提案を受け入れ、同居生活をスタートさせた陽太だったが……!?
不器用だけどやさしい次期社長×がんばりやの大学生のじれったいラブストーリー

作品情報

作品名
オメガのおれの嘘つきくすり指
著者
さがみしか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047365179
3.8

(100)

(24)

萌々

(42)

(29)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
12
得点
377
評価数
100
平均
3.8 / 5
神率
24%

レビュー投稿数12

王道オメガバース

Ωの陽太がαの怜と婚約者のフリをするところから始まります。

怜と陽太がお互いに惹かれているのにあくまでフリだからと自分の気持ちに蓋をして、すれ違った末に結ばれる王道の展開で楽しく読めました。

勇人が陽太と仲が良かった理由が謎で、怜と同期だからって怜のかかりつけ医まで知ってるのかな?と疑問が残る部分もありました。

シーモアは白抜き修正でした。
初夜の描写がなく朝チュンだったのは残念でしたが、なし崩しにえっちしたり、番になるえっちがあったりとえっちは多めでした。

0

オメガのおれの嘘つきくすり指

帯通りのお話
最初から運命の番風なのに、それを決定付けるセリフはなくて
けど、読んでる方は最初から相性バッチリなんですよね♡ってニヤニヤしちゃうやつ

Ωちゃんが可愛くて素直で健気で愛されキャラなのが可愛かった
昔中良かったお兄さんも、すごくいい人
職場の上司の心遣いも素敵でした
αの攻めはちょっと天然なのか、おっとりした雰囲気で終始穏やかなお話

読み終わるとほっこりする感じの一冊です
オメガバならではの二人の恋愛でした

3

頑張り屋な受けが可愛い!

偽装結婚モノが好きなのと、可愛くてスッキリした絵柄に惹かれて読みました。

クールで次期社長なα×明るく健気で努力家大学生のΩ。
オメガバース設定ですが、オメガが受け入れられ始めた世界で受けくんが頑張り屋なので、辛いことはあるけどシリアスまでは行かず明るい雰囲気で読みやすかったです。
クーデレ好きなので攻めが好みなのは分かってましたが、それ以上に受けくんが一生懸命で応援したくなる好青年なのがとても良かったです。そんな受けが発情すると、ギャップでよりエロ可愛いのも花丸。

ストーリーは、割り切った偽装結婚の筈が惹かれ合う二人…という定番の流れですが、好きなものは好き!美味しいものは何度食べたって美味しいですっ!

ちょっと残念だったのは初夜が丸々カットだったこと。
偶然出会った二人がαとΩで。受けくんの発情期が始まって、あらあらまあまあうふふ…と思ったら、まさかの事後!
受けくんは一週間記憶ぶっ飛ぶほどだったみたいなんですけど!?ちょっ、そこ詳しく!という気持ちでいっぱいですが、このお話のメインはどうやら偽装結婚でヤキモキのご様子なので、ページを割いてる場合じゃなかったんでしょう…しくしく。

出会いで濃厚発情セッをしたということもあり、相性抜群なのか発情しがち、さらに我慢したりしないので、可愛い絵柄、明るい雰囲気の割に意外とえっち盛りだくさん!

重厚さ切なさなどはないけれど、攻めの執着嫉妬、当て馬、発情しがちでBLの楽しい美味しいが沢山詰め込まれた大満足の作品でした。

3

スピンオフありそうな予感。

オメガバ世界の近未来?オメガにとって住みやすくなってるけど、年寄りの中には未だにオメガに対する思いは根強く・・・
契約結婚から始まった2人の話。
主人公が明るく前向きで、元気な大学生なところがとても良い。そんなにオメガっぽくない所も良かったな。
アルファが自分の気持ちを表現するのが苦手だけど相手のことが大好き。
続編があると、もっと2人の背景が深堀されるのかな?あとは当て馬くんがなかなかいいひとだったのでスピンオフが期待できる!
まだまだこの世界のキャラ達が読みたいです。

3

楽しい音楽をかけて

さがみしか先生の御本初読みです。
読みやすい作品でした。こう展開してくんだろうな〜というのが分かりやすいので、物足りなさもありつつ、テンポ良くまとまってるので"つまらなかった"ともなりにくいのでは。

攻めの怜の持つ雰囲気が独特で好きでした。有無を言わさぬαっぽさはありながら、すっごく強引な俺様と言うわけではない。陽太や周りの意見もちゃんと尊重する。優秀なただならぬ存在感を持ちつつ、病気になってみたりとちょっと抜けている。真顔の「楽しい音楽をかけて」なんてかなり面白い。初手で偽装結婚を持ちかけてくる程なので、陽太の言う通りαは独特のマイペースさをもつという世界観通りのαなのかな。

1

ほのぼの偽装婚約なオメガバ

住み込みのバイト先がつぶれることになり、家を探していたヨウタ(Ω)の前に現れたのは、結婚式場を運営する企業の次期社長、レイ。運命だったからなのか、食事をしていたらブワッと発情してしまい、そのまま一週間ほどおこもりエッチ…(起きたらだいぶ経ってた!オチ

その後、お見合いを断るため偽装婚約をする代わりに、タワマンにタダで住めることに…。ヒートの時は近づかない、などルールを決めたものの、レイのシャツで発情してしまいナカ出ししてから、発情期でなくてもたびたびエッチする仲になり…好きになっちゃう(そりゃ好きになっちゃうよな

その後はちょっとしたドタバタがありながら、無事にゴールイン

良くも悪くも予定調和な感じです。攻はちょっと天然系で、受ちゃんが絵柄やキャラのイメージより積極的でビックリした!(勝手にハジメてだと思ってたけどたぶんちがう

ゆるゆる読めるオメガバです

1

特殊な関係から…

イケメン優秀αの怜と利害一致の偽装結婚をすることになった大学生でΩの陽太。

もっと怜がドクールでドツンで近づくなオーラとか出しちゃって陽太が苦労する感じかなと思っていたのですが、そんなことはなくて結構早い段階から偽装結婚ルールの①と②は破綻してしまっています(笑)

ふたりともお互いの匂いに反応したり、発情が誘発されたりと相性がいいのは確かで、出会うべくして出会ったふたりなんでしょうね。
意識して惹かれ合って、特殊な関係から特別な関係になるまでにそう時間はかかりませんでした。

描き下ろしでは晴れて番になり、ヒートで煽りまくってくる陽太を前にして、社会人一年生の陽太を妊娠させないようにゴムの着用を守る怜の努力が見られます。
怜が陽太にウェディングの仕事が合っていると勧めた理由に納得だったので、できればそのまま仕事を続けて欲しかったなあ…、と少し残念に思いましたが、辞めた理由もあの騒動の件があったり、いろいろと仕方がない事情もあるだろうと飲み込みました。

今作はさがみしか先生の既刊と比べるとだいぶとエッチシーンが激しめなような〜…(照)
とろんとした笑顔で甘えて求めて欲しがる陽太が可愛くてエロかったです。
これからも怜には陽太のエロい煽りに負けずにゴムの着用を頑張ってほしいです(笑)

2

可愛くて良い

表紙の印象の可愛さ、そのままです♪
Ωバースだけど、いちゃかわ。
物足りないと思う人もいるかもだけど、
個人的には辛くないただただ可愛いお話も好きなので、ありです♡

住むとこがなくて困ってる大学生Ωの陽太が出会ったのは、圧倒的αオーラの怜。
一緒にご飯を食べていたところ、陽太が突然ヒートを起こしてしまって…

住むとこがない陽太と婚活で困っていた怜、住む所を提供する代わりに偽りの婚約者へ!?

陽太がね、明るくて、頑張り屋で、可愛くて良いです。
怜のほうは、ちょっと変わってるところもあるけど?優しい。
発情期は顔を合わせないという約束を作ったものの、
突発的に発情してしまった時に助けてくれたり…。
発情しちゃって欲しがる陽太がΩの本能なんだろうけど、えっちで可愛い。

そして自分から割り切った関係を提案した怜なのに、嫉妬したり、独占欲出してきたり、陽太を可愛いと思って発情期関係なしに求めたりしちゃうのも良い。
なんだかんだで陽太のこと可愛いって思ってる感♡

読んでるこっちからは今更って感じだけど、
お互いの気持ちを伝えあって、晴れて恋人へ。
書き下ろしでちゃんと番になるところもあり!
陽太が可愛くてたまらない!でもめちゃくちゃにしたい!ってのが良い〜

この2人の今後はあまあましか想像できないですね♡︎お幸せに

初読み作家さんでしたが、可愛かったので、次回作も楽しみに待ってます♪

電子はカバー下あり、裏表紙あり、電子特典マンガ1p、シーモア特典マンガ1p、修正は白抜きです。

11

その気になるのは君のせい。

陽太くんが可愛いから。仕方ない。
優秀な α である怜は、周囲から結婚を勧められまくるのを回避する為に行きがかりで出逢った陽太に、
偽装結婚を持ちかける。
突然のヒートに見舞われたこともあって、陽太は知らない内にそれを許諾したらしい。
内定も決まって、あとは就職を待つばかりだった陽太は、それを受け入れる事になる。
いやはや。突然のヒートは、運命の番の証だったりする筈なんだけど。
何度読み返してみてもそれらしき記述は無いっていう。
そして、陽太が自覚するよりもっと早く。意外にオレ様では無い怜は、陽太にメロメロになってるんですよねぇ。この、怜の優しさが心地良くて、陽太はどんどん絆されて行っちゃう。
何憂う事なくめでたし♡です。
途中、陽太の幼馴染の勇人くんが、ただの当て馬かと思いきや。こっちは本気で「幼馴染BL」。
勇人くんと一緒になっても、陽太は幸せになれた様にも思えるんだよねぇ。
最初、勇人くんの目の奥が笑ってない様に見えたので、陽太危うし⁈ かと思ってたんだけど。
全くそういう事では無くて。単に、勇人くんの失恋で終わる。恋は早い者勝ちなのか。
ここは、怜と陽太こそ「運命の番」だから、であって欲しかった様な。そうで無い様な。
強いて言えば、陽太が本能で『怜じゃないと嫌だ!』と思うのは、怜と身体を重ねた事で、
そういう身体に作り変えられたって事なのか。愛情に支配されたのか。
諸々インパクトに欠けた様にも思えて。
まぁ、勇人くんにしろ怜にしろ、陽太の可愛いらしさには降参するしか無いっていう。
その陽太が、α との番セックスは初めて!とは言え、過去にフツーに β と恋愛して処女では無い。
結構はしたなく乱れるのも、これが経験済み!というのが多分、怜的には煽りになっている。私は処女厨では無いけれど、コレはまぁ、陽太の可愛いさから言うと結構ギャップだなぁ、って思いました。
私は Renta!で読んだんですけど、電子特典にはそれを垣間見るエピソードがチラリ。
修正は真っ白抜き。怜のは結構大きそう。

4

それって運命…じゃないの?

オメガバース作品も相当増えて来ましたね。
最初は悲愴感溢れる作品ばかりだったように思いますが、最近は幸せな作品の方が増えてきたように思います。
この作品も表紙からして、しあわせな空気が漂いまくっています。

住み込みで働いていたバイト先が潰れて、住む場所がなくなった陽太(Ω)。
就職の内定は出ているものの、卒業まであと数ヶ月。
収入と家、両方を無くした陽太の前に現れた救世主は…。

「住む場所を提供する代わりに、大学卒業まで婚約者のフリをしてほしい」という交換条件を出してきた怜(α)です。
一緒に暮らすうちに…というパターンは、しあわせオメガバースの王道なので、日常生活の中での胸きゅんに期待を膨らませて読んだのですが…。

日常生活、あんまり出てこないっていう…。
メインになるのは、大手ブライダル企業の社長令息である怜の紹介で、陽太がバイトをする結婚式場。
そこで幼い頃に仲が良かった勇人(α)と再会したり、厳しい研修にも負けず頑張ったりするという場面が一番多かった印象です。

見合い避けの偽の婚約者と言うからには、パートナー同伴のパーティに駆り出されたり、怜の両親に会ったりもするのかなと思っていたのですが、それもなし。
怜の親と会えるのは、カバー裏4コマでした。
優秀なαである怜を狙う良家のα子女がバーン!と登場することもなければ、怜の親族に「Ωだなんて…」とひそひそされることもなく。
そんなわけで各種ジリジリ要因がないので、切なくて胸が千切れそう!ということもありません。

じゃあ何があるかと言うと、一応当て馬はいるんですね。
昔馴染みの勇人くん。
陽太が8才、勇人が18才のときに離ればなれになって、14年ぶりの再会となります。
αの少ない地方都市で、αなのに肩身の狭い思いをしていた勇人にとって、陽太は唯一の救いだったという良いエピソードもあって、勇人醸し出す空気から、ふだん読みが外れまくる読者でも確実に、勇人の気持ちは丸分かりです。
ただあまりに相手にされていなすぎて、違う意味で切なくなってきます。
読者にとってのクライマックスは、バイト中に陽太がヒートを起こした場面ですが、勇人的クライマックスである告白シーンの会話が本当に不憫で…。
どう不憫かは、ぜひ読んでみてください。

主役2人に関しては、初対面のときと、一緒に暮らし始めてから陽太が洗濯をするシーンの両方で、きっと誰もがこう思うんじゃないかと。
「この2人、運命の番なんじゃないの…?」と。
でもこの作品では、バース性による差別の改善の方に重きが置かれていて、運命の番という概念自体が出てこないので、2人にもそういう意識はないんですよね。

ヒートの陽太が握りしめていた怜のシャツを取られそうになって「やだ、かえして」っていうシーンは「か、かわいい!」って声に出して言ってしまうほど可愛いし、怜が陽太の周囲に嫉妬したり、じわじわ独占欲が出てくる過程もいい。
だけど何か決定打がなかった。
そう思ってしまうのは、展開に山と谷があまりなかったせいなんだろうなあ。

というわけで、穏やかにサクッと読めるので、オメガバースに興味はあるけど踏み出せないという方にはおすすめです。
オメガバース作品は結構読んでるよ、という方には物足りないかなあという1冊でした。

2

嘘つきから始まる恋♡

作家買いしている さがみしか先生の作品です。

オメガバース設定です。
ブライダル会社専務 吾妻 怜(α)と大学4年生 三浦 陽太(Ω)のお話。

友人の付き合いで婚活パーティに参加した陽太。
住み込みで働いていたバイト先が潰れることになり、家探しのためパーティを途中で抜けました。
最寄り駅までの道がわからなくなり歩いていた男性に尋ねたところ、彼も別の婚活パーティに参加していたことが判明します。
その場のノリで食事に誘った陽太ですが、食事していた店で倒れてしまい…。

おぉぉ~、さがみしか先生の絵柄がパワーアップしている!
もともと丁寧で可愛い系でしたが、柔らかさが加わってキラキラした感じになっていました。
そのソフトなタッチが作品の雰囲気とマッチしていて良かったです。
初オメガバースとのことでしたが、いつもよりエロかった(笑)

食事をしていたお店で突然ヒートを起こした陽太が目を覚ますとホテルのベッド…。
なんと、初対面の男性と一週間も滞在していました!
男性と偽装結婚の話が進んでいたことに驚く陽太ですが、その男性は一流ブライダル会社の専務 吾妻玲であることがわかり2度ビックリ!
偽装結婚の提案を受け入れた陽太は、怜の高級タワーマンションで同居して、式場のバイトまで紹介してもらいます。
なんて美味しい話なんだ(笑)
しかも、一流企業の時期社長である怜はイケメンでバース性に偏見がないエリートα。
これ以上はない理想の男性です。
でも、お互いの条件が一致した偽装結婚は、陽太の大学卒業まで…。

一緒に暮らし始めた最初は違和感もありましたが、だんだん距離を縮めていく2人。
中盤からは、お互いに好きな気持ちがダダ洩れしていましたね(笑)
両片想いのモダモダも楽しませてくれるのですが、いつもクールな怜が予想以上に可愛かったな♡
ぜひ本編でご覧ください。

このお話には当て馬が登場します。
陽太と地元が一緒で怜の大学の同級生でもある葛西勇人くん。
個人的には、かなりいい人だと思うのでスピンオフで幸せになって欲しい(泣)
脇キャラとしては、陽太の友人 池谷くん、バイト先の筒井さんが登場します。
勇人くんもイケメンですが、池谷くんも可愛かった!
池谷くんのスピンオフも読みたいな~。

Hシーンは、描き下ろしも含めて全話にあります。
さらに、オメガバース設定なので普段よりエロさが増し増しでした(笑)
でも、エロいだけじゃないんですよ~。
2人の関係性の変化に伴って、セックスの時の表情も変わっていきます。
ヒートのため本能でセックスをしていた2人が、やがて理性で求め合う様子にグッときました。
やっぱり「愛」があるセックスは心も身体も満たされますよね。

描き下ろし『ヒートは己との戦い』
本編のその後のお話。
陽太が大学を卒業したら番になる約束をしていました。
とうとうその日が来て…。

「偽装結婚」は王道ストーリーの一つかも知れませんが、逆に難しい題材でもあると思います。
しかし、この作品はさがみしか先生が2人の距離感や関係性を上手に表現されていました。
嫌なキャラが登場しないのも良かったです。
カバー下では、本編のその後のエピソードが4コマ漫画になっていますので必見ですよ。
偶然に知り合った2人ですが、実は必然だったような気がします。
近い未来に2人の可愛い赤ちゃんが見られたらいいな。

読後は、HAPPYな気持ちになれること間違いなし!
オメガバースが好きな人もラブコメディがお好きな方にもおすすめです。

10

偽装から始まる王道オメガバース

さがみしか先生の初オメガバースです。
α×Ωの王道ものなので、オメガバース初心者の方にも読みやすい作品だと思います。

宿無しになったオメガ×ブライダル会社専務のアルファ

たまたま出会った陽太(Ω)と怜(α)。
突然ヒートを起こしてしまった陽太は怜と関係を持ちますが、ホテル代を盾に怜が提案してきたのは『偽装結婚』で……と、いうお話。

住む家が欲しい陽太と、周囲からの見合い話が煩わしい怜。
利害の一致で『偽装結婚』という名のルームシェアをする2人ですが、一緒にいるとどちらかが発情しちゃうという〝運命の番〟的な要素も感じさせます。

清純そうに見えて、Hの時は積極的におねだりしちゃう陽太がエロいです!平常時とのギャップが凄い‼︎
Ωが冷静でαが発情というパターンは初めて見たのですが、求めるαと甘やかすΩという関係もいいなと思いました。
心以前に身体が繋がっている2人でしたが、本能に流されている感が全くなくて、初めから相手を求める甘い雰囲気が好きでした。

Ωも平等に生きていける世の中になったとはいえ、未だ偏見もある社会。
αで次期社長の怜との関係に悩んだり、Ωとして社会で働くことの難しさを感じたり、幼馴染のαから好意を寄せられたり……と、悩み・迷いながら先に進んでいく陽太の成長が見られたのも良かったです。

自然な流れでお互いを好きになり、一緒にいることを選ぶ2人。
最初から最後まで態度がブレない怜が素敵でした。

怜の理性が試される番外編もエロ可笑しく、一冊を通してハイスペックな攻めが年下の大学生に振り回されている姿が可愛かったです♡

4

この作品が収納されている本棚

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