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表題作愛なら売るほど

飴屋弘紀,27歳,広告代理店勤務
藤野泉(立花キャンディ),26歳,人気漫画家

同時収録作品愛ならいらない

橘未来男,30歳,編集者
小谷史織,31歳,コンビニエンスストア店員・元小説家

その他の収録作品

  • 愛ならひとつだけ
  • あとがき

あらすじ

高らかに愛を謳い、真実の愛を求める彷徨人、その名は麗奈──流行語大賞獲得、社会現象ともなった大ヒットマンガ『愛売る』の作者・泉は、十年ぶりに出席した同窓会で、高校時代から想い続けていた飴屋と再会する。変わらず素敵な彼が自分を覚えていてくれたことに浮かれる泉だったが、「真実の愛なんて興味ないね」という言葉にはちょっぴり傷ついて…。マンガ家シリーズにキャンディ先生登場!

作品情報

作品名
愛なら売るほど
著者
榎田尤利 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
きみがいなけりゃ息もできない
発売日
ISBN
9784862630421
4

(61)

(18)

萌々

(31)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
243
評価数
61
平均
4 / 5
神率
29.5%

レビュー投稿数14

さすがというべきか

七転八倒。いろいろありますが、やっぱり可愛いな。
ラストの泉くんは本当に可愛いです。
両想いになったからというよりかは、飴屋が素直になったぶん、そのまんまの泉がみられたからというんでしょうかね。
甘える仕草が凄く可愛い!!!!!
子犬!そう、まさに子犬。

結合がないのに超がつくほど甘くて大満足です。
最後に、たっぷりねかせたら、ベッドに連れ込んで、もう寝かさないとか。
挙句には、漫画の全巻に直筆のサインを書かせるとか。
最後までクスリとさせてくれるそんな飴屋クンでした。

飴屋くんwwきみって・・・

(屮゚Д゚)屮変態ですね!!
(↑お前がな)


結局のところ、そんなに深い話というわけではなかったんですが、この妙なノリとテンポは面白かったです。
女々しすぎると思っていた泉も最終的には、可愛いい犬で納まり、飴屋のとぼけっぷりには爆笑し。
すさんだ心にはピッタリのお話でした。
とにかくアザーーーーーーーーーーーーッス( ゚Д゚)y─┛~~

4

漫画家シリーズ第三段

シリーズ第三段です。中編が二つと超短編が一つ入ってます。
私はシリーズのなかでこの作品が一番好き。
ちなみにこのシリーズ、シリーズとはいっても、一作ごとに登場人物が変わるので、どこから読んでも大丈夫ですー。

幼馴染み・再会モノです。
大人しくて泣き虫な超人気漫画家(受)と、イケメンのモテ男だけど人を愛したことがないリーマン(攻)の恋。
二人は高校の同級生で、同窓会をきっかけにゆるゆると交流が始まります。
漫画家はリーマンに高校時代から片思いしてます。
視点が順番に入れ替わり、ノンケのリーマンが男への愛に目覚めていく過程が超面白かった。
脇役として登場する見た目ヤクザな編集者がイイ役目果たしてます。ユーモアも最高でした。

表題作の他に『愛ならいらない』という中編が一つ。
これはイマイチだった。
あと『愛ならひとつだけ』という超短編。本編ではセックスしてない二人の挿入編です。意外と大胆な藤野くんに萌えました。

2

ものを創るひとたち

「私は真実の愛を求める彷徨人(デラシネ)、姫女苑麗奈!」
作中作のやたらスケールのでかいマンガ、愛売るが読んでみたくてしかたないです。
この作品と不器用な二人の対比がなんか好きでした。

勘違いから始まる恋。
元々は主人公が飴屋を好きだったんだけど、途中から色々と勘違いした飴屋が自分の気持ちに気づくまでが楽しい。
担当編集者の橘さん、わかってやってんのか結構きわどいことを言ってくれます。

収録作品の「愛なら売るほど」「愛ならひとつだけ」はこの泉と飴屋の話ですが、間に挟まった「愛ならいらない」は恋人を亡くして筆を折った小説家史織(現・コンビニ店員)と橘の話。
こっちをもっと長い尺で見たかった気がします。
これはこれでコンパクトにまとまっていて素敵ですが、ちょっともったいない気がしてしまった。
途中に出てくる橘と史織の創作についての話にちょっときゅんとした。
書かなければ描かなければいきていけない人たち。
なんかそういうのいいなあと思うのです。


2

レディースコミック作家の恋

『愛なら売るほど』
レディコミ作家の恋のお話と
『愛ならいらない』
レディコミ作家の編集者の恋のお話と
2話入ってます。

真実の愛を探し求める彷徨人 姫女苑麗奈という
レディースコミックの主人公が2話を絶妙に繋いでいるのですが
『愛ならいらない』は、余分だったような気がしないでもない。

姫女苑麗奈は、奔放に恋をして失恋し傷つきながらも
たくましくまた恋をするという
レディースコミックの人気キャラクター。
そんな麗奈を創り上げたのは、十年もひとりの男を想い続ける
おとなしくやさしい男の泉。
同窓会で、再会した十年越しの片思いの相手飴屋も麗奈ファンw
想像の産物の麗奈の恋する姿に勇気づけられてる
泉と飴屋がすごくおもしろかった。

飴屋は、泉がレディコミ作家とは知らない設定w
泉の担当編集者の橘を恋人と思い込んでて
締め切り明けの朦朧とした泉を見て
「あいつになにさせてんだ?監禁プレイでもしてんのか?」と
詰め寄るところとかコミカルでよかった~w

トントンとテンポよくってニヤニヤが止まらないお話v

そして後半から
泉の担当編集者の橘とコンビニ店員の恋のお話になります。
『愛ならいらない』は、
シリアス路線になってしまうんですよねぇ。
姫女苑麗奈つながりだから1冊に2話まとめてもらったほうが
わかりやすいんだとは思うんだけど、コミカルとシリアスとごっちゃになる。
悪くないけど『愛なら売るほど』の後に読むのはどうも気分的になぁ・・・

書き下ろしで泉と飴屋のはじめてのえっちも入っており
なかなかに甘くてエロくて良かったです。
もっと泉と飴屋のお話を読みたかった。
橘とコンビニ店員は、別仕切りで1冊にしてほしかったなぁ。

1

愛売るが読みたいーー!!

おもろいーーー!!
本編も勿論なんだけど、作中に出てくる泉[受]の描いてる漫画の「愛売る」が凄くおもろいんですよー。
レディース漫画なのに男性も虜にするその面白いさ。
実際、この作品に出てくる人物って殆どが「愛売る」のファンなんですけどそれも納得しちゃう位に面白そうなんだ、これが!
漫画家シリーズの小道具としての「作中漫画」を超えてますよー!!
もう「愛売る」の内容シーンが出てくるとその部分が楽しくて楽しくて、うおーー、この漫画読みたいーー!!
「愛売る」読みたいって思った人は相当いるよー、っていうかこの作品読んだ人の殆どがこの漫画読んでみたいーーって感じると思う。
本編の面白さと、作中漫画の面白さで2倍、いや3倍面白い。
実在する漫画じゃないというのに「愛売る」の大ファンになりました。
ホントもっそい読みたいー!!

1

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