世界最強の魔物・竜と竜を支えるバトラー達の、四季折々の愛しい日々。

小説

  • 竜は四季を巡り恋をする ~ドラゴンギルド~

竜は四季を巡り恋をする ~ドラゴンギルド~

ryu wa shiki wo meguri koi wo suru

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表題作竜は四季を巡り恋をする ~ドラゴンギルド~

ジェイド,成体に変容したばかりの風竜
エリス,服飾知識やセンスの良さが光る庶民的なバトラー

同時収録作品ふぁーくんとモンくん

ファウスト,人工的につくられた雷竜
リシュリー,ドラゴンギルド支社を任さる元帝国王子

同時収録作品西の果ての檸檬の木

ガーディアン,ドラゴンギルド所属の風竜
オリビエ,鴉の魔物であるバトラー

同時収録作品魔性の竜さまは今日も旦那さまに夢中

テオ,ドラゴンギルドの古株バトラー
オーキッド,テオが大好きな甘えん坊の風竜

同時収録作品ドラゴンギルドの竜かぜ騒ぎ

サリバン,ドラゴンギルドの稼ぎ頭でもある風竜
リーゼ,ドラゴンギルドの筆頭執事で黒猫族の末裔

その他の収録作品

  • あとがき
  • 紅炎竜と執事のデート
  • 人魚は水竜のおねだりに惑う
  • 一角獣の贈り物めぐり
  • 筆頭バトラーの多忙なる日々~激務で始まり激務で終わる~

あらすじ

世界最強の魔物である竜と、竜に寄り添う執事達が在籍する結社・ドラゴンギルド。魔物との戦いが終結し、平穏が訪れた彼らには、今日も賑やかで愛に満ちた日々が続いていく。ファウストが保護した風竜の卵の待望の孵化を描いた「ふぁーくんとモンくん」、百四十年ぶりの“竜かぜ”がギルドで流行した騒動を描いた「ドラゴンギルドの竜かぜ騒ぎ」などの書き下ろしのほか、結ばれた恋人たちのその後の甘い日常を描いた掌編などを詰め込んだ珠玉の短編集!

作品情報

作品名
竜は四季を巡り恋をする ~ドラゴンギルド~
著者
鴇六連 
イラスト
沖麻実也 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
紅炎竜と密約の執事 ~ドラゴンギルド~
発売日
電子発売日
ISBN
9784041109601
4.4

(15)

(10)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
65
評価数
15
平均
4.4 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

本編完結後の世界を楽しめます

本作はドラゴンギルドシリーズの短編集第2弾となります。

ドラゴンギルドシリーズは6年間に渡る長期シリーズで
今までにも短編集が1冊出ていますが

今回は本編後後日談を書き下ろしで5本、
シリーズ初期にルビー文庫フェア企画などで書き下ろした
文庫未収録短編集を再録した1冊となります♪

巻頭作をご紹介しますね。

エリスは何かと受難の多い人生を送っています。

生後三カ月で隣家の火事のもらい火で生家が全焼、
次の家は洪水で流され、
次の家は帝国軍の大規模な魔物狩りに巻き込まれて崩壊、

そして服飾デザイナーを目指して
美術学校に通っていた20歳の時に
事業に失敗した父が病弱な母と弟妹を残して蒸発、

エリスは夢を諦めて片道切符を手に帝都に行き
職業紹介所で提示された「バトラー急募」の求人で
ドラゴンギルドのバトラーとなります。

筆頭バトラーの苛烈なまでの指導を受け
服飾の知識やセンスを買われて管理を任され
竜たちが身体の大きな寂しがり屋だと知ると
怖くもなくなり

先輩バトラーにも後輩にも恵まれて
バトラーとして働き始めて早3年、
エリスの受難はようやく終わったかと思われました。

そんなある日、
新たなアルカナ皇帝の戴冠式の帰り道で
もうすぐ成体になる」と宣言していた幼生体ジェイドが
成体にと変化します。

ジェイドは風竜らしく
色気たっぷりな美丈夫となりますが
なぜかエリスに執着していて!?

エリスが懐く以上の独占欲を見せるジェイドから
お尻の穴を狙われてしまうというお話なのですが

筆頭バトラー曰く
世界最強のドラゴン化執着=ドラゴンのモノ
らしいのでエリスの受難の人生はこれからも続きそうです。

その他カプ達のお話も
平和になったアルカナ帝国での
ドラゴンギルドリメンバー達の穏やかな日常で
シリーズの余韻も楽しめる良き1冊でした (^○^)/

他の新作短編は下記の通りです。

「ふぁーくんとモンくん」
ユニコーン×雷竜
ファーストが見つけた卵が孵化し、
幼生体を支社に連れ帰りたいと望むお話。

「西の果ての檸檬の木」
風竜×鴉族の魔物
オリビエがデュシス・エンドに里帰りするお話。

「魔性の竜さまは今日も旦那さまに夢中」
人間×風竜
テオとの婚約が許されたオーキッドの甘い日々のお話。

「ドラゴンギルドの竜かぜ騒ぎ」
風竜×黒猫族の魔物
ドラゴンギルドのドラゴン達が竜かぜをひくお話。

以下は再録作(初出小冊子並記)になります。

シリーズ初刊から読んでいるので全て再読になりましたが
オールキャラ総出演となった最終作での
キャラの頑張りを知ってい読むと初々しさが先に立って
とても楽しいです。

筆頭バトラーカプは違いますけど
あのカプはデキカプ感が半端ないので
それはソレで良い感じですよ (^-^)v

「紅炎竜と執事のデート」
ルビー文庫創刊23周年フェア全サービス小冊子収録
炎竜×魔女
アナベルがナインヘルとサーカスに行くお話。

「人魚は水竜のおねだりに惑う」
ルビー文庫創刊24周年フェア全サービス小冊子収録
水竜×人魚
オーキッドと出かけたメルヴィネが焼きもちを焼かれるお話。

「一角獣の贈り物めぐり」
ルビー文庫創刊25周年フェア全サービス小冊子収録
ユニコーン×雷竜
リシュリューがファーストに贈り物をするお話。

「筆頭バトラーの多忙なる日々~激務で始まり激務で終わる~」
シリーズ二ヶ月連続刊行記念書き下ろし全サ小冊子収録風
竜×黒猫族の魔物
筆頭バトラーのある日を描いたお話。

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