不完全な黒竜×半魔物の第四王子――孤独な心を癒やすのは……。

小説

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一角獣は楽園にまどろむ ~ドラゴンギルド~

ikkakujyu wa rakuen ni madoromu

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表題作一角獣は楽園にまどろむ ~ドラゴンギルド~

ファウスト、存在しないと言われる黒い竜
リシュリー、異端児とされるアルカナ帝国第4王子21

あらすじ

庶子であることを原因に冷遇されて育ったアルカナ帝国第4王子のリシュリーは、幼少期に出会った小さな魔物との再会を夢見てきた。そんな中、突如帝都に現れた黒竜に攫われてしまう。自身を攫った黒竜・ファウストがあの時の魔物だと気づいたリシュリーは再会を喜ぶが、ファウストに「発情した」と迫られ疼いた体を慰め合った。宮殿に戻った後、リシュリーは謎の高熱に倒れ体にとある異変が現れる。その変化を見た皇帝に、ドラゴンギルドへの隔離を命じられてしまい……。

作品情報

作品名
一角獣は楽園にまどろむ ~ドラゴンギルド~
著者
鴇六連 
イラスト
沖麻実也 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
紅炎竜と密約の執事 ~ドラゴンギルド~
発売日
ISBN
9784041052778
4.1

(40)

(13)

萌々

(21)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
167
評価数
40
平均
4.1 / 5
神率
32.5%

レビュー投稿数1

ドラゴンギルドシリーズ

ドラゴンギルドシリーズ、今回は黒い竜×帝国の第4王子というカップリングです。
シリーズ第4弾になります。あとがきで作者さんは「どこから読んでも大丈夫」と書いておられましたが、かなり作り込まれた作品世界で、いろいろ入り組んだ設定などもありますので、さすがにここから読まれるのは厳しいんじゃないかな…と個人的には思います。一作でも既読なら大丈夫そう。

主役は第4王子でありながら、身体が弱く庶子であるため父王や兄たちに疎まれ、軽んじられている受けです。心を開ける相手はいないのですが、子供の頃に出会った怪我をした魔物との思い出を大事にしていて、いつかまた会えたらいいなと思っています。
攻めは、秘密の使命を帯び、受けを害そうとしている正体不明の黒い竜です。でも受けの前に姿を現したとき、昔出会って怪我を癒してもらった相手だと気付き、受けに危害を加えることができなくなります。

敵同士というわけではないですが、ロミジュリ的な立場の2人です。
攻めは性知識が皆無なのに、受けに再会して発情してtnkを擦り付けたりしていて、エロいというか本能すごいというかそんな感じ。性的な成長も著しく、何度か顔を合わせるうちに、すぐに挿入にまで至っちゃいます。
隠れて逢瀬を重ねる2人。本能で受けを求める攻めはともかく、受けの流されっぷりが半端ない気がしましたが、すさまじい体格差の異種族同士が隙あらばという感じで身体を繋ぐのがなんともエロくて萌えました。竜である攻めは人型になっても身長200センチ、受けは身長表記はありませんでしたが病弱で小柄な体型。体格差に滾りました。

悪の組織(ネタバレ回避につき便宜上こう呼んでおきます)に育てられたためまるで子供のような攻めと、育ちの割にはしっかり者の受けの組み合わせがなかなか微笑ましく、楽しく読めました。既刊シリーズの登場人物もたくさん出てきます。

8

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