自由を愛する風竜×スパイとなった鴉の、恋物語!

鴉は恋風に舞う ~ドラゴンギルド~

karasu wa koikaze ni mau

鴉は恋風に舞う ~ドラゴンギルド~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
37
評価数
10
平均
3.9 / 5
神率
40%
著者
鴇六連 

作家さんの新作発表
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イラスト
沖麻実也 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ドラゴンギルド
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784041087817

あらすじ

新元帥ネロの諜報員として竜結社のバトラーとなった鴉の魔物・オリビエは、目的のために同胞すら犠牲にするネロに恐怖を覚えていた。帝国に膝を屈し、魔物を見棄てた竜たち。しかし一見、飄々とした風竜・ガーディアンが、浴びせられる罵声にも、「魔物狩りが止むのなら喜んで浴びる」と矢面に立ち、魔物たちを守っていたことを知る。与しやすそうだとガーディアンに身体を許したオリビエだったが、与えられる快楽と優しさに離れがたい想いが生じ、罪悪感に苛まれ始めるが…?

表題作鴉は恋風に舞う ~ドラゴンギルド~

ガーディアン、ドラゴンギルド所属の風竜
オリビエ、竜結社のバトラーで鴉の魔物、22

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

いよいよクライマックスですよ! 次巻で完結ですよー!!

「ドラゴンギルド」シリーズ第8作目になります。
基本、このシリーズは単品でも読めるようになってますが、今作に限り、前作からの伏線の回収等がありますので、ご注意下さい。

で、今シリーズですが、ドラゴン×バトラー(半妖)の恋愛を軸に、魔物を敵対視する帝国との対決が綴られって感じになるんですね。
そして一番の萌え処が、ドラゴン達の習性ー。
「好きになった相手に対して、所有と束縛の本能が働く」ってヤツになると思うんですけど。
そう、究極の執着攻めがゴロゴロしてるシリーズなのです!
いやあ、今作の攻め・ガーディアンもですね、素晴らしい執着ぶりを見せてくれましたよ。
ついでに、意外と健気でもありましたよ。
受けがですね、シリーズ中でもかなり悲惨と言いますか、とても痛々しいんですよね。
そんな受けを、超デカい器で受け止めるのがカッコいいのです。
今回のギルドはかなりシリアス寄りですが、その分とても心を打たれると思います。

ザックリした内容です。
ドラゴンギルドのバトラーとして働く、鴉の魔物・オリビエ。
実は彼は、魔狼で西の最果ての地〈デュシス・エンド〉の治者であるネロのスパイとして、ドラゴンギルド内に入り込んでいたんですね。
ネロが作る新しい世界を夢見てスパイとなったものの、目的の為には手段を選ばない彼に、強い恐怖と不安を覚えるように。
また、人間の手先だと憎んでいたギルドの本当の姿を知るうちに、自分のしている事に疑問を覚え始めてー・・・と言うものです。

繰り返しになりますが、今回はかなりシリアス寄りになります。
実はオリビエですが、魔物狩りが激しい西の最果ての地、デュシス・エンドの出身になるんですね。
生まれて早々に親兄弟は亡くなり、魔狼のネロに育てられたー。
で、ネロの語る、魔物が自由に生きられる新しい世界に賛同し、更に魔物の頂点でありながら人間に与して生き延びているドラゴンギルドに強い憎しみを抱いた。
その為、ドラゴンギルドを内部から崩すべく、スパイを買って出たー。

いや、これがかなり凄絶なんですよ。
鴉の魔物である彼は、人の姿になると背中に翼を持つんですね。
で、その翼をネロにもぎ取ってもらい、「魔物狩りにあった」と助けを求める形で、ギルド内に入り込んだー。
自分で翼を切り落とすと言う覚悟も凄絶なら、その描写自体も痛すぎる・・・。
こう、読んでいて、痛々しくて仕方ないんですよ。

で、そんな翼を無くして血まみれ状態の彼を助けたのが、風竜のガーディアン。
えーと、彼等ドラゴンですが、所有の本能だけでは無く、弱い者に対する保護欲と言うのも強く働くんですよ。
こう、血まみれで死にかけていたオリビエを救った彼は、「俺が見つけたのだから、俺のものだ」と、強い執着を見せるようになるんですね。
いやね、彼はチャラいイメージだったのですが、実際かなり強引にオリビエに手を出しと誑しなんですが、実はとても健気なんですよ。
翼を帝国軍にもがれたのだと疑ってもいない為、何年もの間、オリビエの翼を探し続けてるんですよね。
俺が必ず取り戻す的に。
う~ん・・・。
チャラい男の、こういう意外な健気さにグッときちゃうんですよ。
「もうとっくに諦めてるからやめてくれ」と言うオリビエに対して、「俺は俺のものを取り戻すだけだ」と諦めようとしないのが、なんかいじらしく見えてきちゃうと言うか。

これ、オリビエですが、内情を探る為に、与しやすそうなガーディアンに身体を許したんですよね。
それが彼から深い愛情を向けられ、騙している事に罪悪感を覚えるようになる。
また、聞いていた「人間の手先」とは違い、魔物達を守ろうと帝国相手に身体を張っているドラゴン達を見て、自分達のやっている事に疑問を感じる・・・。

今回ですね、そんなオリビエの心情を丁寧に追う形で進みます。
また、これまでの単純な魔物VS帝国と言う形では無く、その裏に驚愕の新事実があってと、ストーリーとしてはかなりの広がりを見せるのです。
いや、もうグイグイ読ませてくれちゃうんですよ。
ついでに、デュシス・エンドの仲間達と、ドラゴンギルドの皆ー。
スパイとして入り込んだものの、真実に気付き、両者の板挟み状態で苦悩するオリビエ。
彼が悩み苦しんだ上で出したSOSを、ガーディアンが深い懐で受け止めるのが素敵なんですよ。
いや、オリビエが何か悩んでいる事に気付きつつも、辛抱強く見守り続けたガーディアン。
めっちゃ男前ですよ!

こちら、実は次作で完結になるんですよね。
ドラゴンギルドの皆とも次巻でお別れかと思うと、もうすっごく寂しいじゃないかよ。
このシリーズ大好きなのにさあ。
リーゼ、めちゃくちゃ好きなのにさあ!

とりあえず今作では、最終決戦まで至ってません。
次作で、ネロ達との本決戦でしょうね。

ネロのオリビエに対する執着と言うのは、凄まじいものがありそうなんですよね。
可愛さ余って的に、強い憎しみを抱いたようなラストに、今から次作がドキドキですよ。

6

見えない真意と隠された悪意

本シリーズは世界最強の魔物ドラゴンとバトラーのお話です。

魔物による世界制覇を目指す魔狼の諜報員だった受様が魔狼と決別し
攻様とともに魔狼の謀略に立ち向かう決意をするまで。

受様は鴉の魔物です。西の最果ての地デュシス・エンドで孵化します。
しかし、一族発祥の地は産業革命で過剰な化学力と軍事力を手にした
帝国の魔物狩りによる蹂躙が繰り返される地となっていました。

帝国の魔物狩りによって魔物達の守護者だった竜も個体数を減らし、
最後の魔女の命を礎に創設された結社ドラゴンギルドが誕生します。
帝都に巣を作り軍服を纏った竜に母魔物達の声は届かなくなり、デュ
シス・エンドでの魔物狩りは益々過激になります。

灼熱の大地に棲む魔物達は種族を超えて結束していています。今は
魔狼の一族に生まれ、生き物の精神を掌握する"魅了"の魔力をもつ
最上位の魔狼が統率者としてこの地の魔物達を率いています。

魔狼は王家と帝国軍を崩壊させ、裏切り者のドラゴンギルドを壊滅
させる為に彼を慕う魔物達と活動を始めるのです。受様も魔狼が語る
魔物の新時代を信じ、彼に守られて育ちながら彼の役に立ちたいと
思い続けています。

そして有翼人の姿に変容し鴉の成体の証である"レイヴンブラッド"
とよばれる赤い唇を得ると、ドラゴンギルドの中枢破壊を最終目的
に、諜報員としてギルドにも繰り込む役目に志願するのです。

当初は魔狼も反対しますが、受様が黒翼を手折る覚悟でいる事を
知ると、記憶喪失を装う事、常に連絡を取り合う事を条件に受様の
望みを受け入れてくれます。

デュ シス・エンドを離れた受様と魔狼は再会の約束を交わし、黒翼
を魔狼によってもぎ取られた受様は、緑色の風竜に庇護されドラゴン
ギルドに迎え入れられます。この水竜こそ今回の攻様です♪

翼を失い記憶と棲み処をも無くしたと偽る受様はドラゴンギルドの
責任者である筆頭バトラーに許されて、バトラーとしてギルドに
潜入することに成功するのです。

受様は魔狼の指示で与しやすいドラゴンを探そうとしていましたが、
受様を助けた攻様は竜の所有や支配の本能を刺激する受様を自分の
ものだと宣言して組み伏せられてしまうのです。

そうしてギルドに潜入してから4年。魔狼は魅了の力を使って帝国軍
陸軍元帥の地位に就き、配下の魔物達と共に帝国軍内を掌握しつつ、
王子達をも操り人形と化していきます。

ギルド内でも大切な役目を担うようになった受様はドラゴンギルドの
役目を正しく理解し、魔狼の目指す世界に疑問を覚えるようになって
いました。

出会って以来、攻様は受様の黒翼を探し続けています。受様は同胞の
魔族達ですら己の野望の犠牲にしてきた魔狼の過去の知った日から、
背中の傷痕が再び痛み始めます。そしてとうとう魔狼から受様を呼び
出す手紙が届くのです。

果たして受様が選ぶ未来とは!?

本シリーズは帝国の魔物狩りから魔物を護る為に結成されたドラゴン
ギルドに集うドラゴン達とその世話係であるバトラー達との恋を描い
たシリーズになります。

8巻目(本編としては7巻目)したがとなる本作はドラゴンギルドの動向
を探るためにバトラーとなった受様と風竜である攻様の恋物語を軸に、
シリーズ終幕に向かう最終決戦の前段巻になります♪

ドラゴンギルドの中でも信任の厚い受様の過去が明かされるとともに
新任の陸軍元帥の正体と受様の関りが判明します。

故郷の魔物達を救うべく、魔狼の活動に協力してギルド内の様子を
報告していた受様ですが、帝国軍とギルドの内情を知っていく事で
外から走り様もなかったドラゴンたちの苦悩と魔物達への思いを
知る事になります。

そして自らが目指す世界のために魔物も人間も使い捨てる魔狼のやり
方に疑問と嫌悪を覚えていくのです。そして利用しようとしていた
はずの攻様を失いたくないと思っている自分に気付いていくので、

受様が攻様の手を取り全てを懺悔する終幕まで切なくシリアスな展開
でハラハラ、ドキドキが止まりませんでした (>_<)

ツイッターで次巻でシリーズ終幕と知って超びっくりでしたが、受様
が手元を去ったことで魔狼が更なる暴挙に出るだろうことは、読者に
だって安易に想像できるのですが、それがどんな結果を招くのかが
早く知りたい!!

そして終わった後には番外短編集で彼らのラブラブな未来を存分に
楽しませて欲しいです♡

今回は鴇さんの既刊から『化け猫さまと恋の花道』をおススメです。
こちらは和風ファンタジーになります。

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