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借金と引き換えに──せいぜい、楽しませろよ
攻めが前髪ありの長髪、しかもまつ毛のカールが綺麗に決まってるせいで、BLのBだと理解してても、え?これ女子では??となる瞬間がしばしありました…
もちろん表紙では特に女子とは思わなかったし、なんでだろ??と中の絵を見て気づいたんだけど、美形ということだからか、まつ毛がやたら上向いて描き込まれているんですね。
表紙にも三角形の黒々としたまつ毛がありますが、下から見上げた構図ということと、情報量が多いこともあり視線がバラける。
それに対して漫画だと顔だけのシーンとか、下から見上げた角度でもまつ毛がしっかり上向いてるとオネーサン?!となってしまう瞬間があり…
さて、中身についてはまさかの再会ものだったけど、そんなんでここまで好きになるのか?と思ってしまったり、ヘビーな出だしかと思いきやライトなノリでした。
同時収録の超短編は体毛濃ゆ濃ゆおじさん受けでインパクトがありましたが、唐突過ぎて、この組長とやらはタイトル作品のスピンオフか?(受けが取り立て業やってるから、裏社会的な繋がりの)とかなり戸惑いました。
おまけして萌で。
表紙や帯を見て「ワガママ俺様受けか!?」と購入したのですが、良い意味で期待を裏切られました。
受けのしっとりした色気が…最高で…!
攻めが身を寄せる女性の家に、受けが取り立ての為押し入るところから話が始まります。
このときの受けの取り付く島もない冷淡さ、そして状況が飲めず慌てふためく攻めのギャップ。
しかし攻めも情けないただのヒモというわけではありません、読み進める内に一本芯の通った人物なのだと印象が変わっていきます。強いばかりが強さじゃない、というか…。
また、第一印象が怖い取り立て屋さんな受けも徐々にその下の顔が見え、段々いじらしさなんかを感じるようになります。
もうそのいじらしさを感じ始めたところから、
受けの!!色気!!愛いところ!!全部!!
表情や肉体の端々から出ていて身悶えします。
このコーヒーのような苦味とコクのある色気。
他ではなかなかお目にかかれません。
表情が本当に良いんです…妙味…。
「ゆるふわ優男攻め」
「クールで色気のあるスカーフェイス受け」
こういったワードに少しでもピンと来る方は是非!!!!
同時収録の短編は「ムワッと野生み溢れる年上受け」て感じです。体毛苦手ですがこちらは美味しく読めました!
怖い取り立て屋さんが受け!
というのが面白いなーって。
最初に抱こうとしたら勃たなかったというのもとても良き!
流唯さん(取り立て屋の受けさん)が実は主人公の学生時代に知り合いで〜というのも美味しかったです。
主人公は柔らかい雰囲気の軽めのホスト攻めなのですが、それもあって作品全体がポップというか、なんとなーく気の抜ける安心感といいますか、ほんわかのんびり日常(?)な感じもあって、よかったかなと。
宝くじ…当たるの夢があるナ
長髪ピンク髪攻め×男前一途
とにかく攻めのビジュアルがすごい印象的でした。
派手だけど中身は天然で癒し系。
対する受けは無口で怖いイメージのある男前。
けれど、照れたり笑ったり泣いたりのギャップが良かったです。
攻めもそれにやられたのか絆されて両想いハッピーエンドの再会もの。
【おフェロボディのカオルさん】
ワンコ×胸毛むっちり年上で、胸毛を剃りたい受けに対してそれを攻めが阻止しようとするお話でした。
かなり短編。
借金を抱えて逃げたともだち(女)のために借金取りに現れたルイに何でもすると大口を叩いた玲。
それなら俺を抱いてみろとルイに命令されて…。
お金がないから借金のカタに身体を張るというお話ですが、借金取りが受けのパターンです。
攻めの玲はまつ毛、長髪、まあまあ美形…でちょっと、いやだいぶとちょろおバカなダメ男(笑)
軟禁されちゃってるのに自分の立場をあまり深く考えずにオレに一目惚れしたから抱かれたいってこと?なんてだいぶと能天気です。
ルイは寡黙で顔の傷が少しいかつい。
このふたりには過去に接点があって…、から関係が動いていくのですがストーリー的にはややライト。
にたこ先生の描かれる肉感の良いむっちりボディでのえっちシーンが楽しみなのですが、今回は控えめに感じました。
タイトルや表紙の肌色度合いからエロ度高めなイメージだったので少し物足りなさはありましたが、ルイの表情や乳首はエロくてよかったです。
同時収録の短編『おフェロボディのカオルさん』も髭に胸毛にとフェロモンだだ漏れなカオルさんがとてもエロかったんですけどそういうシーンはなし。
あんなに存在がエッチなのに健気なカオルさんのおフェロなボディをもっと見たかったです。