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omega nochichishizuku
バーバラ先生は乳首がお好きという印象がありますが今作も乳首愛炸裂でございます
エロさはこれでもかと言うまでエロく
オメガバースに遅咲きのオメガが持つ特殊な設定を加えてなおかつそれを書ききるもはや職人…エロいけど必要以上にグチャグチャしていないのにエロいとこも好きです
物語やキャラクターの紆余曲折を堪能したい方にはちょっと物足りないでしょうけど…
今回は28歳まで己がβだと思っていた男がある日突然オメガの発情期が来て
たまたまそこに居合わせたαと関係を持って
セックスで頂点を極めたら乳首から母乳が出て(これに付随する特殊設定あり)と言うなかなか面白い設定な話です
が
ページの7割位はセックス描写なのにそんな設定もきちんとこなすバーバラ先生流石です
射精と共にミルクが出る!?なんてとんちきtkb!?と思いきや純愛でした!!!
家庭環境から人に頼らない、甘えないのが愛情だと思っていた、愛情に飢えていることすら気づかないようにしてた瑛斗が、慶一郎にとことん愛され甘やかされて満たされていくのがエッロエロ!めちゃくちゃドロドロになってるのに、遅咲きオメガの瑛斗は現状受け入れられず、つっけんどんになっちゃうのが意地らしくて!!
慶一郎は瑛斗の反応を見て即座にもっともっと気持ちよくなるように対応、言質を取ってから行為に移る紳士っぷりが素晴らしかったです!言わないと挿入してもらえない~羞恥と欲のギリギリなとこ堪らんです!
慶一郎はミルクにしか興味ないんだろ…って後ろ向きになってからのすれ違いも切なさありつつのコミカルで、番の契約にそんな設定あるの!?とこちらも思っちゃいました。オメガバ無限大すぎる!!
tkbは愛されて愛されてナンボ!!なうえに、奥まで開いて、突っ込まれて、開かれてくさまが淫猥すぎるわ、瑛斗の身も心も委ねてく変化か可愛いわで大変でした。
授乳ものって甘えん坊なイメージあったんですが、二人とも男らしさ全開なのも良かったです!!!
ミルク噴射系BLといえばバーバラ先生の「下僕には極上ミルクを」が傑作だと思うのですが、この作品はそれにオメガバの味付けを施したような感じで楽しく読めました。
ただ、受けがオメガなので、おっぱいからミルクが出るのは、そこまでおかしなことではないのかな?と感じてしまい、個人的には「下僕には〜」ほどの強烈なトンチキ感(いい意味で)は感じなかったかも。
よく言えばオメガバースの世界観に、おっぱいミルクを出せる男性、という存在がマッチしている。もうオメガバの受けは、全員デフォルトで噴射できるようにしようか(暴論)。
中盤、攻めと受けがなかなか心の距離が縮まらないのがジレジレします。攻めはめちゃくちゃ矢印出してるのに、受けがつれない態度なのがもどかしい! 夕食の誘いを断られた攻めが、本気で凹んでるのがかわいそうで可愛いかった。
受けは遅咲きのオメガだからというだけでなく、育ってきた家庭環境生い立ちからも、素直に愛されることに慣れない、というのがあって、そのへんの事情はちょっと切なかったです。
だけど攻めはずっとブレずに受けを大事にしよう、と思っているのが伝わるキャラなので、溺愛攻めが好きな方は大満足できる内容だと思いました。