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俺もルルも、おまえが大好きということだ
isekai no jujinou to iyashi no hanayome
墨谷先生の作品は「オメガ王子とアルファ王子の子だくさんスイートホーム」に次いで読むのは二作目です。
最初に読んだそちらの受けが好きになれずに、今作の受けも不安でしたが杞憂に終わりました。
優真は異世界に召喚された事に戸惑いつつも、最初からガーシュには好感を抱き、甥のルルの事は可愛いと好意を抱いてました。
優真はずっと伯父に抑圧されて育って来たので自分の気持ちを上手く話す事も出来なかったのですが、ガーシュの元で徐々に自分を取り戻して行きます。
ガーシュが預言の異世界の花嫁を喜ぶ理由に、優真がちょっと拘り過ぎた所がありましたが、ガーシュがどうして大陸フラウデルを統一したいかを優真に丁寧に説明していて好感が持てました。
このお話は大陸フラウデルで覇権争いをしている獅子族と狼族の決着がテーマではなくて、優真が伯父と決別して自らの生きる道を選ぶお話でした。
だから獅子族との戦いの場面もでなければ、敵方は一度も登場しません。
優真がガーシュと一緒にルルの世話をして、家族として過ごす暖かさを思い出し、自らの夢を叶えるべく未来へ進む再生の物語なのです。
最後に優真が生き生きとしていた姿と、ルルが生意気で可愛くて、ガーシュの溺愛ぶりにホッコリしました。