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ずるい男に拾われました 上

zurui hito ni hirowaremashita

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表題作ずるい男に拾われました 上

新藤葉月

あらすじ

もっと早く俺んとこ来りゃよかったのに。

とある事情から家出した真は、酔っ払い・葉月に拾われ居候することに。
30歳独身・アル中・女好き・自由奔放すぎる葉月の世話を焼く毎日。
だらしないけれど事情も聞かずに傍に置いてくれる優しさに、やがて心が癒されていく。
しかし特別な相手を作らないとわかっていながら、葉月のことを好きになってしまい…?

作品情報

作品名
ずるい男に拾われました 上
著者
うすいしっぽ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
シリーズ
ずるい男に拾われました
発売日
電子発売日
ISBN
9784861238956
4.5

(186)

(130)

萌々

(40)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
15
得点
831
評価数
186
平均
4.5 / 5
神率
69.9%

レビュー投稿数15

書籍化待ってました!ありがとう(T ^ T)

pixivでもう何周も何周も読んで、
読者のコメントにも目を通して、
紙書籍化するのをずーっとずーっと待っておりました!
ありがとう!ありがとう!

題名の通り、
家出をした少年(真)が
いつも酒を飲んでるか二日酔いの優しく漢気のある男(葉月)に拾われて、
葉月の同級生(オカマバーのママやテツオ)、祖父や犬、元カノに囲まれながら、
それまでは得ることのできなかった愛情に触れて癒されていく話です。

とにかく愛が溢れてて心が温かくなるんです、2人(とその周辺)を見ていると。
そして、とても面白い。
もともとギャグ漫画を書いている作家さんなので、コミカルなんですよね。
そして上巻のエロはキスシーンとか夢のワンシーンとかほんの少しではありますが、それでも十分エロい…
脇のキャラも含めてキャラのブレやこじつけがなく、強引な展開もないし、さすがベテラン?の先生だなーーと思います。

読みすぎていて、何をレビューに書いたらいいのかわからないほど好きです。
客観的に述べることができない…
pixivにコメントを寄せていた方達は、もっとそうなんじゃないのかな。

真のかわいさといじらしさ、
葉月の男らしさとあたたかさ、
どっちも尊い…

今年のBLアワードに入るべき作品です!


あ、強いて言うなら題名かな…
秀作なのに、量産されているBLにありがちな名前になってしまったと言うか…
埋もれてしまいそうで…
私としては、元の「渇望」の方が好きです、すみません。
でも、題名で内容が分かるのは良い題名だ、って聞いたことあるし、いいのかしら?

30

読んで良かった!

攻の葉月が、新鮮なタイプのスパダリでした!
アル中かってくらい酒飲んでばっかりだしグダグダだけど、ちゃんと周りを見てるし、受の真に対してはとことん甘い。

正直Hシーンが多すぎて、ここまでいらなくない?と思ったけど、ストーリーはとても面白いです。
あととにかくコミカルで会話が面白い。
ただ、真の実家のこととか色々出てくる割に解決しないまま終わっちゃったので、読み終わった時「あれ?これで終わり?これ中巻とか?…いや下巻ってなってるな…」と思い、ちょっと尻切れトンボ気味だと思いました。

あと葉月が真を泣かせたりすると、葉月の実家の犬が唸るのがとても可愛かったです。
犬もっと見たかった…。

8

人間味があって魅力的

初読みの作家さんです。タイトルやあらすじに引っかかりがあったわけでもなく、表紙にピンと来たわけでもなく、作家さんの名前で購入したわけでもないという、自分にとっては珍しい購入の仕方だったのですが…大当たりでした!

家出少年の真(表紙の茶髪)が、ちょっとガラの悪い三十路の葉月(右の黒髪)に拾われて同居するという話です。

この葉月がなかなかダメ男で、なにかというと酒を飲んで夕方まで寝こけています。深酒して二日酔いになる度に「二度と酒は飲まない」と誓うがすぐ前言撤回して呑む、というダメ男なんだけど、憎めない可愛らしさがあります。

優しいイケメンでもなく、酷いDV男だけど惹かれてしまうという悪の魅力があるわけでないですが、女性にモテるのも真が好きになってしまうのが分かる格好良さがあります。そういう等身大の攻めの魅力を感じたい方にお勧めです。

5

葉月と真と愉快な仲間たち。

【上下巻から続・3巻まで計5巻分まとめてのレビュー&評価です】

Pixivで『渇望』として連載されていたころから、ずっと大好きな作品。
単行本化が決まったときはホント嬉しくて、もう覚えるぐらい何度も読み込んでいたけれど、絶対買う!すぐに買う!とわくわくして待ち構えていた記憶があります。

続・3巻の前半までは、単行本化前にPixivで掲載された分です。
2025年8月現在まだ掲載されているので、単行本を試読して何だか読みづらい?と敬遠している方がいたら、ぜひPixivの方から入ってみて欲しいです。
もともと単行本になる前提ではなく描いたものを、しかも中途半端なところで切り上げて上下巻に収録してしまっているので、単行本のほうはいろいろと読みづらく感じる部分があります。
Pixivだと話ごとに「○日目」というサブタイトルが付いていて、葉月と真が出会ってからの毎日……大きな動きがあった日も、大したことがない日も、1日1日をとりとめもなく覗き見してるような、元々はそういう作品なんです。
商業コミックスとは違って、テンポとかメリハリとかは度外視して、作者様が描きたいものを自由に楽しんで描けるPixivだからこそ生まれたオンリーワンの作品だと思います。

なんといっても、新藤葉月という男が強烈に魅力的!
クズ男ではある……酒浸りでだらしなくて自分勝手で節操なくて、むしろ筋金入りといっていいクズ男なんだけど、人間として大事なところはちゃんと真っ直ぐなのが、ずるい。くまママやテツオが文句言いながらも構ってやっちゃうのもわかる。何だかんだいって好きになっちゃうよね。ついでに、顔が良すぎるのもずるい……

そして自分を否定しがちな真にとって、どこまでも自分本位に全てをなぎ倒してくる葉月みたいな男が、ものすごく救いになるのもよくわかる。
辛い境遇で育った真は、自分に価値がないと思い込みがちな病んだところがある半面、自分だって言いたいこと言いたい、自分らしく生きたいと思う健全な部分がちゃんとあって、必死にもがいてるのが切なくて愛しい。
で、そんな真にときどき葉月の方が振り回されちゃうバランス感も良いです。大胆不敵に見えて、けっこう小物感があるのがまた葉月の可愛さ。

葉月だけじゃなく、テツオ夫婦もママも円ちゃんもおじいさんも社長(課長)も、真に何も聞かずに当たり前に接してくれる、優しい世界が大好きです。
忘れちゃいけない、ザリガニ(犬)も。真が自分はいらない存在なんだ……と病みモードになったとき、ザリガニがそっと背中に寄り添うひとコマが印象的でホロっときました。
まこっちゃんが心の底から幸せになれるよう、ずっと応援しています!

4

シリーズの始まりとして超~優秀!!!

新刊出たので読み返しです!

思い返せばこちらの作品で先生は長編BL商業デビューですもんね?!
すごいですよね、、、!?
今、読み返しても「デビュー作だからな、、、」となるような忖度は一切不要で自然に楽しめる!!

先が気になる程良いキャラの魅せ方も上手いし、シリアスとコミカルのバランスも軽妙なテンポを生み出すちょうど良さ・・・!!

そして何と言ってもこの作品で衝撃を受けた「アル中キャラ」という存在w
個人的な見解ですが、色んなタイプのクズやダメンズな攻めが居る自由度の高い攻めの人権!
そんな中でも極めて攻めてるなーって思うこの葉月の構いたがりでかまってちゃんなアル中というスペシャルコンボな強キャラは今読んでもインパクト絶大!!

そんな訳でデビュー作ですっかり魅了された思い出深い作品です♡

この1冊で200ページ声の大ボリューム!
そして恋の仄かな発生と過去ある雰囲気のキャラに興味を持つには十分すぎる始まり

やっぱり面白かったし、読み返しで先を知ってても先が読みたくなる最高のスタートです!!

3

この作品が収納されている本棚

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