兄貴の身体、俺の形に変えなきゃ

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表題作生まれた時から愛してる

小此木類
高校3年生,理人の双子の弟でモデル→企業家
小此木理人
高校3年生→5年後

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

高校生の理人には二つの秘密がある。ひとつは一卵性双生児で双子の弟・類の心の声が聞こえること。
実の兄弟にもかかわらず、類は理人を愛しており、聞こえてくる声はいつも自分への執着と欲望ばかり。家族として類を好きな理人は、彼を突き放すことができず一緒に登校し、夜は同じベッドでおやすみのキスを交わす毎日を送っていた。
しかし、ふとしたことで類に秘密がバレたうえ、もうひとつの秘密の影も理人へ迫ってきて……!?

作品情報

作品名
生まれた時から愛してる
著者
夜光花 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063028
4.2

(136)

(66)

萌々

(52)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
24
得点
571
評価数
136
平均
4.2 / 5
神率
48.5%

レビュー投稿数24

ガチ兄弟ものです。

とても読みやすくて、さらっと読めました。
双子のガチ兄弟ものです。

兄(理人)大好きな弟(類)と、そんな弟の“心の声”が聞こえてしまう兄・理人。
理人はかつて「黒夢病」という、突然眠り続けてしまいその間は成長も止まってしまう病気にかかったことがあり、そのせいで双子なのに見た目が大きく異なっています。

前半は学生時代の2人の生活から、類→理人の気持ちがバレ、黒夢病の再発へ。
後半は5年間眠った理人が目覚め、紆余曲折を経て2人がむすばれるまでがかかれています。

■好きだったところ
心の声が聞こえることがバレてからの、類の振り切れっぷりが最高!大変スケベでした。
理人への執着っぷりがとにかくよかった。
挿絵がとてもきれいで、雰囲気に合っていました。

■気になったところ
「正しい関係」でいるために類は外で性欲を発散しており、セフレがいます。
お互いに絶対に好きになってはいけない人を好きになってしまったがゆえ関係を持ったのは分かるけれど、特別なセフレがいるのは個人的に苦手でした。

後半に出てくる女性キャラがかなり強烈。
類が理人至上主義なのはわかっているので安心ではあるものの、読後感として「女がやばかったな…」になってしまった。

ミコの正体も個人的にはきつかったです。
類とミコはお互い何も思ってないからこそ近くにいるのは理解できるけど、私ならちょっと無理かも…。

もやもやする部分はありつつも、最後まで一気に読ませてもらいました。
全体としてはしっかり萌えをいただけたので、萌え評価にしました。

0

いけました!

近親もの(特に親子)は避けがちな私。
あらすじもレビューも読まず、腐仲間のおすすめリストにあったこと、推し作家の夜光花先生作品であること、yoco先生の絵であったことに惹かれて読み始めたものの、双子!もしや近親!?とヒヤッとしたのですが。
さすが夜光花先生。
こうまとめてきましたか!
類のド執着愛、ずぶずぶ沼加減が最高でした。
ミコの正体がわかった時は全くの予想外で驚愕でしたが、うん、あの人なら良いよwとスッキリしました。
おもしろくてイッキ読み、読了後は心が熱くなり、
大満足です。

0

双子の弟→兄への執着愛

面白くて読み始めたら止まらなくなり、夜中3時まで読みふけってしまいました。
本当に小説の中には理想の執着攻めがたくさんいるなあ…

ガチ兄弟(双子の弟×兄)ものです。
(以下大きなネタバレありです)

========================









読み始めてすぐ、「一卵性の双子なのに身長が20センチも違って、お兄ちゃんの方が子供みたいに見えるってどういうこと??」と思ったのですが、なるほど〜〜〜!

この作品の世界には「黒夢病」という特殊な病気があり、お兄ちゃんの方はその病気を何度か発症し、成長が止まってしまっている、という設定です。
(突然眠りに入ってしまい、いつ目覚めるかわからない)

そして兄にはいつからか自分に執着する弟の心の声が聞こえるようになり、
日々困惑して過ごしている…と。

この2つの設定が絶妙で、

・心の声が聞こえてることは、いつ弟にバレるのか!?
・バレたらどうなる!?
(→この展開は予想どおりではあったけれど、それでも興奮しました)

・兄の病気はいつまた発症するのか?次目覚めるのはいつ?目覚めた時弟はどうなってる?

と続きが気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。

発症から5年後に理人(兄)が目覚めた後、執着わがまま弟の類が完全スパダリ化しているのがすごかった…

身体的にも経済的にも類の手助けがないと日常生活が送れず、申し訳なさと自分への苛立ちを感じる理人に共感してしまい、胃がキュっとしました。

とにかく理人から離れたくなくて、「自立なんてしなくていい!」と言う類。

でも、そんなこと言われたら青ざめちゃうよね…類にとっては理人は自分のそばにいてくれさえすればいい存在で、役に立つとか立たないとかそんなことはどうでもいいのだけれど。
きちんと大人として生きていきたいのに、依存するしかない理人からすれば、とても苦しい状況だよなあと思います。

この辺の葛藤がとてもリアルに描かれていただけに、二人が結ばれた後、理人がそんな悩みや思いを乗り越える部分をもう少し詳細に見たかったな、と。
私はやっぱり「支えられる受け」よりも「攻めと対等な位置にいる受け」を求めてしまうんだなあ。と、自分のこだわりを再認識…

理人が眠っていた5年の間に両親が事故で亡くなっているのもちょっとベタかなあなんて思いもありつつも、執着愛にはガッツリ萌えた&ゾクゾクわくわくさせられました!





2

兄弟で双子で、、最高すぎた

今まで読んだ近親モノの中で一番好きです。
貴重な双子同士のBL。

近親モノの作品て、近親が故にくっつくことだけでドラマになり、それだけでストーリーの山場になったりすることも多いのですがこちらの作品は兄が病気で兄弟同士で結ばれることの他にも大きなストーリーがあります。

しかもyoco先生の挿し絵で読めるなんてもう二度とこんな作品には出会えないなと思い特典付きの紙本でも購入しなおしました。
兄弟BL好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品。

0

兄弟では収まらない

イケメンで高身長の理人と、低身長の類は一卵性双生児です。兄弟仲は悪いどころか、兄の理人は弟の類を周囲からブラコンと呼ばれるくらい愛しています。
 理人と類が一卵性双生児なら、背格好が似ていそうですが、類は黒夢病という奇病を患っており、理人と双子でも、背格好は似ていません。
 黒夢病になる原因は分からないし、対症療法もないので、黒夢病を発症している間は、ただ眠るしかなく、本人が目覚めるのを待つしかないのです。
 理人は、兄としての情を超えて、弟の類を愛しますが、黒夢病から目覚めた後は、理人は類への愛がより深くなかったと思いました。

0

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