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表題作手を伸ばしたら、つばさ

里見千尋,力良の向かいのマンションに住む大学生
森野力良,大学生

その他の収録作品

  • 手の中につばさ

あらすじ

力良は子供の頃からの夢のため研究に励む大学生。研究室のマドンナに頼まれ、編入生で頭も顔も完璧な里見の部屋を覗き、彼の背中の秘密を目撃する。その瞬間身体が反応してしまい……!?

作品情報

作品名
手を伸ばしたら、つばさ
著者
山田ノノノ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667893
4

(405)

(194)

萌々

(104)

(60)

中立

(27)

趣味じゃない

(20)

レビュー数
47
得点
1593
評価数
405
平均
4 / 5
神率
47.9%

レビュー投稿数47

幸福な出会いにグッとくる

『背中に浮かぶ闇と希望と再生の物語』(帯より)

↑↑コレにグッときました。
個人的に救い・救われのお話が大好きで、
鳩尾に残る重さと余韻がすごく良かったです…!!!

読み終えた後に表紙を見ると出会えた幸せに浸ってしまうわ(;///;)


さてさて。

受け:力良は研究熱心な大学生です。
"人が自力で空を飛べるようにーーー"
夢物語のようなことを本気で信じて頑張るけれど、
教授や周囲の理解は得られずバカにされて浮いていて。

そんな中、里見だけは馬鹿にせず受け止めてくれます。

攻め:里見はとても優秀な大学生です。
周囲からの信頼も厚く、いつもニコニコしていて。
しかし、服の下には大きな秘密を抱えていました。
目がガラス玉になり笑ってない瞬間に闇が垣間見えてーーー。

雨の音に沈められた昏い心が
少しずつ少しずつ青い空に浮上していくように展開します。


根の明るさはそれだけで財産だなぁと実感します。
力良は心根がとてもまっすぐでピュアな少年のようで。
感情がすべて顔にでてしまうアホッコの側面もあるけど、
隣で笑ってくれてるだけで元気が出る明るさがグッときます…!!!

ひとつひとつの言葉に嘘がなくてね。
研究肌のせいか粘り強くサッパリしててね。
ひとつひとつの行動原理に愛を感じられる…!!!

でも好きなことに没頭しすぎて理論的な部分は不器用。
(だから周囲からバカにされちゃってたわけですが…)
力良の足りない部分を里見がカバーして大きな成果になっていくのがイイッ!!!

里見を言葉を素直に受け止めてパワーに変え、
前に進む力強さを感じるカッコイイ受けでした(;///;)

で。
研究の分野では力良の心を救う里見ですが、
里見自身は心に昏い穴を抱えているんですね。
けれど力良の笑顔や優しさで穴は小さくなっていって。

心から笑えた、眠れた、素の表情が出た。
このまま皆と同じように"普通"になれると思った。
けれど。。。

もうね、泣いちゃうよね…(;///;)
痛々しくてシンドイ場面もあったけれど、
シンプルに良かった。出会えた幸せにグッときた。
里見の服の下の秘密が力良によって塗り替えられてね。
力良の明るさ・前向きな強さ・言葉の強さに私の気持ちも救われたわ…。

目の描写がすごく良くてですね。
揺らいだり、色を感じられたり、煌めいたり。
里見が青空の下がとっても似合う笑顔に変化していくのにグッとくる…!

幸福な出会いが素晴らしいなとしみじみ感じるお話でした(;///;)


※余談ですがアニメイト小冊子は甘々エチエチです。
個人的に力良のアホッコな部分に萌える内容でしたv
力良…推せる…。

16

ストーリーが良い

ストーリーが良いです!
1話はエロ多そうな感じがするのですが、その後のストーリーの進め方が良いです。
研究と里見くんの過去と、表情(特に里見くんの目)と絡めてのタイトルも良すぎて涙腺が…。

シリアスなお話ですが、しっかりハッピーエンドです。
メイト特典の小冊子が甘々なのでオススメ。
コミックス描き下ろしも甘エロ。
コミックス描き下ろしの2.5話もグッときました。
本当、表情素敵な作家さんだなと思います。


















紙本購入
修正は白短冊です。

10

絶対買って欲しい作品

訳あり攻めくんと真っ直ぐですきな研究に打ち込む受けくん研究を一緒にやっていく中でお互いを探りながら恋人になるストーリー。

辛い、辛い過去を持ってる里見くん。
普通じゃないと思い込んでる里見くんにとって、力良くんの存在が助けになってる、、、里見くん、、辛かった人生に光を照らしてくれる人に出会えて本当によかった( i _ i )

エチエチはグズグズになる受けが可愛かったです。他の作品に比べ長くはないけど、作家さんの画力、エロの見せたらがかなり上手なのでそこも見所!

9

背中に浮かぶ闇と希望と再生の物語

ピュアな力良くんと闇を抱える里見くんのお話です。

最初なぜ里見くんにイレズミが入っているのか
全然意味がわからなかったのですが
読み進めていくうちになぜなのか理由がわかり切なくなりました。
裏表紙『背中に浮かぶ闇と希望と再生の物語』と書かれているのですが
まさにそれなんですよね。


初めて大切って感情を知ったからこそ
離れたほうがいいと思った里見くんに
力良くんがきちんと気持ちを伝えるシーンがあるのですが、
その力良くんを見るまで
力良くんはふわふわした印象だったのですが
いざというときは里見くんより男らしいなぁと思いました。

力良くんは心がすごくきれいで、
そんな力良くんだから里見くんは好きになったんだろうし、
そんな力良だから里見くんは救われたんだと思います。

すごく素晴らしい作品なのですが
レビューを書くのがかなり難しいです…。
ほんとに良かったのでとりあえず読んでください。

7

作者様買い!やはり間違えなし!

山田ノノノ先生の前作の2作が大好きで、連載をしていると知ったときから確実に買おうと思っていました。本編は空の青さとは反対にほの暗さも感じる作品でした。攻めの子の悲しい過去の描写は辛く感じましたが、それが受けの子と繋ぎ合わせたのかと思うと、憎くても良かったと思いました。その凄惨な過去を塗りつぶすぐらいの幸せを掴んで欲しいです。受けは受けで鳥の研究一筋で、少し変わった子でしたが攻めによって私生活も研究もうまくいくようになってきていて嬉しいです。今回の作品は空飛ぶ鳥の研究をずっと視点として話が回っていてそれがまた新しく感じました。作者さんが織り成す、重厚なストーリーに改めて感動しました。次回作も楽しみにしています。

7

この作品が収納されている本棚

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