経理部員、恋の仕訳はできません

keiribuin koi no shiwake wa dekimasen

経理部員、恋の仕訳はできません
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×211
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
102
評価数
30
平均
3.6 / 5
神率
23.3%
著者
栗城偲 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525407

あらすじ

鷹羽紡績で起きた大町志月の横領事件。倫理は経理部員としてそれに違和感を覚えるが、調べようとすると苦手な同僚の染谷が近づいてきて……? 「社史編纂室で恋をする」別CPスピンオフ♡

表題作経理部員、恋の仕訳はできません

染谷翼,29歳,苦手な同僚
山田倫理,27歳,鷹羽紡績株式会社経理部員

その他の収録作品

  • 拒まない恋人
  • あとがき

レビュー投稿数6

こっちの攻めも苦労してるー!

「社史編纂室で恋をする 」のスピンオフになります。
単品で問題無く読めます。

で、このシリーズ。仕事に絡めたストーリー展開がとても面白いのです。
面白いのですが、今回は何より受けがめちゃくちゃ可愛いんだよー!
こう言う、堅物で自分ではしっかりしてるつもりでも、意外とガードが緩くて実はお人好しな受け、本当に萌える。
身も蓋もないけど、エロ時の言動も可愛いすぎて身悶える。
や、これね、攻めの立ち位置と言うのがわりと気の毒なんですよね。
涼しい顔をしてるけど、裏では慌てふためいた事も一度や二度じゃないと思う。
こう、苦労が目に見えるようだわと。
全然関係無いけど、こう言う可哀想な攻めばかり、最近読んでるわと。

ちなみに、「社史編纂室で~」とほぼ同時期で、件の事件を別の視点から語った作品になるんですよね。
シリーズ未読の方はネタバレでびっくりさせて貰えるでしょうし、既読の方は「あの時、裏ではこんな事が・・・!」と、ニヤリとさせて貰えるんじゃないでしょうか。
あと、「塚森専務の恋愛事情」がシリーズ2作目で時系列としてはこれより前です。
こっちも仕事のデキる男達が格好いいので、未読の方はぜひ。


内容です。
鷹羽紡績経理部勤務の山田倫理。
規律や規範をきっちり守る生真面目な倫理は、一年前に転職してきた規則に緩い同僚・染谷に苦手意識を感じる一方、何故か彼が気になって仕方なくて落ち着かない日々なんですね。
そんな中、社の営業部員・大町の横領が発覚してー・・・と言うものです。

で、経理部員としてこの横領事件に違和感を覚えた倫理。
密かに調査を開始しますが、何故かその度に染谷が接触してきて・・・と言う流れ。

果たして、横領事件の犯人は本当に大町なのか?
また、調査をしようとする度に、タイミング良く現れて結果的に邪魔をしてくる染谷。
彼の目的とはー?
と、このあたりが見処になるんじゃないでしょうか。

繰り返しになりますが、この横領事件の真相と言うのが面白いんですよね。
えーと、これぞまさに仕事のデキる男は格好いいって感じで、痛快なオチにスカッとするんじゃないでしょうか。
こう、何だかんだ言っても勧善懲悪って気持ちいいよね!って感じで。
私はシリーズ既読の為、オチは承知の上なんですよ。
なんですけど、それはそれで、あのとき裏でこんな事が進んでたのか!的なまた別の楽しさがあったりする。
こう言う風にガッツリお仕事描写(事件描写)がある作品、個人的に大好きなんですよね。

また上手いのが、そんな風にお仕事描写がメインでありながら、二人の恋愛も同時進行でしっかり語られるところだと思うのです。

そもそも主人公となる経理部員・倫理がですね、結構な変わり者と言うか、面白いキャラでして。
えーと、自分の決めたルーティン通りに毎日生活し、ルールをきっちり守る。
そして趣味が簿記の問題集を解く事。

対して、人当たりが良く柔軟な対応で人気者である染谷。

これね、そんな主人公なので、最初こそ染谷に対して苦手意識が強いんですよ。
それが、染谷との何気ないエピソードの中で、少しずつ少しずつ彼に対する気持ちが変化して行くのが上手い。

や、彼は仕事に対してもルール厳守と、そのせいで一部の社員から煙たがられてもいるんですよね。
そして、そんな自分を面白みのないダメな人間だとも思っている。
でも染谷ですが、倫理のそんな「面白みのない」部分をこそ、肯定的に受け止めてくれるー。

や、染谷、いい男だー!
言ってる事なんかを良く考えると、実は他人に対して結構冷たいんだけど、受けにはスパダリだー!と。
彼はわりと健気でもあると思うんですよね。
本当、涼しい顔をしてスマートにこなしてるように見えるけど、実は裏では結構慌てたりしてたんじゃないのー?と。
倫理がね、気付かず危ない橋を渡ってるから。

ちなみにこちら、本編は受け視点ですが、書き下ろしの40ページ程度が攻め視点になります。
恋人である倫理がいかに可愛くて色っぽくて最高かと言う事を語りまくる内容になってます。
私は倫理みたいなタイプの受けがめちゃくちゃツボなんですよ。
その上、染谷視点での倫理と言うのが輪を掛けて可愛くてですね!
本編での染谷を意識しちゃってぎこちない態度の彼も可愛かったけど、恋人となって初々しく甘える彼もめちゃくちゃ可愛いよー!!と。
いやマジで、染谷とともに倫理の可愛いさに悶えましたよ。

ところで、あとがきに「恋の仕訳・・・貸方か借方か、人によっては負債か」的な事が書かれてまして。 
そう考えると、結構深い。
まぁ、負債も財産だからね。

8

このシリーズ大好きです

「社史編纂室で恋をする」のスピンオフ、シリーズ3作目。「社史…」と同じ時間軸の別カプ、稲葉の部下、染谷×鷹羽紡績の経理部員、倫理の物語です。
横領事件の裏でチリチリと燻り出す恋愛。横領事件の顛末を知ってるからか、裏側を覗けた感じで楽しかったな~
「社史…」の方と違って、今作は少しずつ進んでいく恋愛って事でヤキモキしましたが、ちゃんと収まってくれて一安心。
最初、染谷はめっちゃ遊んでるんだろうな~、倫理は掌の上で転がされてるなぁ、倫理ちょっと可哀想と思ってましたが後日談の染谷視点を読んで、いや本気の恋という土俵では2人とも恋愛初心者?となって、最後には染谷がちょっと可愛く思えたのも楽しかったです
桜舞うシーンがとても綺麗で好きです
このシリーズ、続くといいなぁ

3

生真面目な経理部員に違和感を抱かせる同僚

今回は1年前に入社した転職組の経理課社員と
入社6年目で最年少の経理課社員のお話です。

受様視点で攻様への違和感と横領事件の真相解明までと
攻様視点で本編裏事情を絡めながら後日談を収録。

受様は老舗の紡績メーカーに入社して
6年目となる経理部経理課社員です。

受様は1日のルーティンを決めて
可能な限りその通りの生活をしていますが
元々はだらしなかった自分を変えるためのモノで
今の受様にはスケジュール通りに進まない方が
落ち着かないほどに習慣化されていまます。

受様の生真面目な性格を変わっていると評する人は多く
受様も他者と関わりを持つ事を苦手としていました。

そんな受様に変化をもたらしたのは1年ほど前に
経理課に転職してきて同僚となった攻様でした。

攻様は前の会社でも経理業務を行っていたそうで
業務にも部内の空気にもすんなりと馴染みます。

眼鏡のせいで若干薄れるものの
美麗な顔だちで愛想も人当たりも良いので
経理処理に困って経理部にやってくる社員にも
とても好かれています。

締め切り時間を押しての申請に融通をきかせたり
退社時間を過ぎての残務処理の問題性を訴えても
やんわりとした返事で却下されてしまい
反りが合わない相手だと思っていました。

そんなある日、
受様が屋上で手作り弁当を食べている時に
偶然やってきた攻様と遭遇する事となり
思いがけず受様の料理の話等で盛り上がります。

受様にとって攻様は悪い人ではないけれど
けいさんの間違いを引き起こす数字のように
違和感を感じさせてしっくりきません。

そんなある日、
営業部でトップの成績を誇る営業部員よる
横領事件が発覚します!!

犯人とされる営業マンを責める空気の中、
受様は名指しされた社員の人となりや
経理部が誰も気づかない事に不信を抱き
独自にできることを調べ始めます。

本当に件の営業マンが横領犯なのか!?
受様にそれを覆す証拠を見つけられるのか!?

雑誌掲載したタイトル作+描き下ろしての文庫化で、
営業部員の起こした横領事件に疑問を持った受様と
受様の同僚である攻様とのオフィスラブになります♪

既刊「塚森専務の恋愛事情 」に続く
「社史編纂室で恋をする」のスピンオフなので

既刊を読んでいると
受様が横領犯とされた人物に疑念を抱く背景や
事件に関わる人達の動きが透けて見えて
たいへん楽しいお仕立てですが

受様は別角度で事件の真相に迫っていくので
単巻でも問題なく読めると思います (^o^)/

最初受様は自分と考え方の違う攻様に
反発心を抱いている様な出だしだったのですが

その違和感が経理マンとしての勘の賜物である事が
受様が気付かずに横領事件の真の証拠に近づく事で
徐々に明らかになっていく展開がとても巧みで

受様の恋の進展と相まってどうなっていくのか
ワクワク&ドキドキ
とっても楽しく読ませて頂きました。

受様が攻様が経理部の地味スタイルを解いて
美形イケメンになっても「どったもカッコイイ」と
変装の意味を気にしないところと

攻様や攻様にその点をつつかれても
正しくは意味が分かっていないだろうところが
とってもツボで萌え萌えでした。

1

経理!

シリーズ3作目かな?今回は「社史編纂室」のお話を、経理部から見たという形になっていて、経理部勤務のリーマンがカプ。わーいるいる、こういう経理マン!と楽しかったのですが、恋話はさらっと読み終えたので、萌にしました。本編200P程+後日談40p超+あとがき。

経理部で一番若手の倫理(みちのり)。だらしない性格がダメだと考え、子供の頃から決めたスケジュールどおりに毎日過ごすようにしています。また、非常に淡白で自慰もあまりしないのに、同僚の染谷のことを思うと、入浴の予定時間を過ぎても、バスルームで自慰をしてしまって…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
経理部関係者、稲葉(社史編纂室室長補佐一作目の攻め)、大町(営業成績抜群の社員、一作目の受け)ぐらいかな。

++攻め受けと一作目カプについて

お話は大町が事件に巻き込まれた所から解決までで、一作目と時間軸が一緒です。大町のあの元気な様子はあまり見られず、こっちは辛そうな印象が多かったです。経理部視点だからでしょうね…。ちょっと残念でした。

攻めは何考えてんだかよく分かんなくて、うーん…いつどういうところで受けを気に入ったんだ…?と、シンクロできなかったでした。性格良いスパダリさんなんだろうけどなあ。

受けは決めたスケジュール通りに過ごすことで心の平安を取り戻せるという方。気持が乱れた時には簿記の過去問をひたすら解く(笑)私ならストレスで余計疲れる。あー経理部にいそうやな…とめちゃ思う方でした。

受けのキャラは面白かったんですが、攻めと恋話には今ひとつ盛り上がれなかった一冊でした。メガネリーマン好きな方なら堪んないのかも。

1

ちょいSの攻めと生真面目受け



経理課で働く山田倫理はルールやスケジュールを守ることをよしとする生真面目な人間です。そんな倫理には苦手同僚染谷翼がいます。染谷は倫理が守らせようとする決まりを率先して緩めてしまい、倫理が周りに煙たがられることになっています。
そんなある日、決まりを守ろうとしない営業部の中で唯一ちゃんとしている大町の横領が発覚します。皆が大町への態度を変える中、倫理だけは大町がそんなことをするなんて信じられません。何かの間違いじゃないかと調べるうちに、いつも自分の邪魔をする人物が‥


既刊「社史編纂室で恋をする」と「塚森専務の恋愛事情」のスピンオフです。
前作・前前作の登場人物は登場していますが読んでいなくても全く問題ありません。
ただ、「社史編纂室」の話とほぼ同時進行なので、読んでいるとより楽しめると思います。

倫理はルールやスケジュールを守ることが好きというのではなく、自分の精神安定のためで、簿記検定の問題を解くことがストレス解消となるちょっと変わった人物です。
細かいことを仕事にしていることもあり、ちょっとした違和感に敏感で、大町のことも違和感を感じ、誰も賛同してくれないので独自に調査をすることにします。
が、なぜか染谷が邪魔をするように現れます。

この横領事件は「社史編纂室」を読んでいたためわかっていたので、どのように調査するのかを楽しんで読みました。
ただ、恋愛部分に関しては、本人が今まで他人に興味がなく恋愛経験もない人物だったこと、染谷に心情がわからないため、調査している過程であわあわしていて、いまいち楽しめませんでした。

犯人が判明し、告白っぽいことがあったら直ぐベッドっていうのも私的には性急じゃないかと思って、置いてけぼりになった気分でした。

結局大町は営業部に戻るんですね。
大分前に読んだきりなのでうろ覚えですが、確か社史編纂室に残るところで終わっていたような。

私的には前作2作の方が楽しかったように感じました。

0

あの事件の舞台裏小説みたいな

「社史編纂室で恋をする」のスピンオフ。同時間軸でのお話で、あちらの作品で描かれた横領事件の裏で起こっていた出来事。恋愛面はこれ一冊でも読めるがストーリーは物足りないかも。こちらには事件の解決シーンそのものが無いので。

シリーズ二冊を読んでいた流れで手に取ったが、起こる事件の結末を分かった上で読むには弱い内容。パターン的には一冊目と同じなので、スピン元が合えばこちらも合うんじゃないかな。攻めが颯爽と現れて受けが守られる。

主人公の倫理はまずその名前に驚いた。キャラ設定は、きっちり分刻みの予定通りに過ごすという堅物コミュ障陰キャ。友達がいないのも納得な融通の利かなさで、仕事と絡めた描写がどれもしんどい。
攻めの染谷はコミュ強でルールを緩めつつデキる男な雰囲気を醸し出し、余裕っぽく振る舞う様子が包容力を思わせる。優しく倫理を見つめる描写は上から見守る風味になっていて、女性読者にウケそうなキャラ。

業務の描写が詳細で、周りを見渡せばこういう人いるな~とか、職場のしがらみや他人のシワ寄せなど、会社絡みの諸々があるある。日本人的な我慢と忍耐の心の機微が、コミュ障全開の倫理視点で語られるので、ストレスが溜まりまくった。

なんだかんだあって倫理は染谷への恋心を自覚する。倫理のときめきポイントは女子視点としか思えず萌えない。攻めが受けを助けに来るシチュエーション、定番人気のこの展開、社会人キャラだと特に気分が落ちる。
今作では、染谷が登場するだけで相手が怯むシーンが多い。それで倫理はほっとするが、相手が明らかに染谷より倫理を下に見て侮っていた事実を突きつけられているわけで、これでときめくのはあまりに少女漫画脳。社会人でこれはない。

ただし倫理は確かにそういうキャラ。唇に触れられただけで記憶を飛ばし、キスされれば腰が抜けるような純情さ。エロシーンでは普通に喘いでるからよく分からんが、深窓の令嬢かってくらい乙女。心理描写も思考回路も女性的だった。

全体的にストレス要素が多すぎた。その上横領事件は結末をさらっと説明されて終わるので、スカっとできるシーンがない。BLだけ見ても、こちらが魅力を感じていない倫理に惚れる染谷に共感ゼロで、どこにも感動がなかった。

あんなことで攻めに守られて喜ぶ受けに魅力はない。常に上から見ている攻めを優しさと捉えるのは無理があり、同性としての対等性がなく男女的。
正直なところ、新刊でもまだこんなことやってるんだ……と思った。

4

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