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社史編纂室シリーズ、これにて全制覇しました^ ^(今の段階では、ですが)
このシリーズは、大町の横領濡れ衣事件が1つの軸にあって、同じ時系列でストーリーが展開しているのが面白いですね。皆が皆、別の持ち場でラブを育んでいる真っ最中って最高(〃ω〃)
オフィスラブのBL率高すぎだし、みんなイケメンだしで大変に目の保養になりました。
こちらのスピンオフは経理部のお話です。
社史編纂室のときに、稲葉から経理に潜り込んでる調査員がいると聞いていたので、なるほど。その彼のお話かとピンときました。
大町の横領事件が背景にあるお話ということもあり、経理部はまさにその渦中にある部署。その部署で、ド真面目経理マンの倫理が大町の横領の違和感に気付いていく…というものです。潜入捜査員との染谷との恋を育みながら、また不正経理の動きにも注視していくといった、ラブと事件の側面からストーリーが進むため、色んな意味での"仕訳"は大忙しです。
経理マンとしての染谷のやり方に疑問ありな態度でついつい冷たい言い方になってしまう倫理が、実は染谷に惹かれていて……っていう片想いが王道って感じですね。ツンデレ好きには堪らないでしょう^ ^
いくら経理部だからといって、プライベートまで経理漬けってナイナイナイナイ(笑)倫理があまりにもドクソ真面目すぎて、現実味ないところが却ってファンタジーでした。
そんな倫理と染谷が恋をしていくストーリーなわけですが、好きになった理由とかもうちょい深掘りしても良かったかなと思います。あっさりくっついちゃったし。
特に、2人の初めてのセックスシーンは急すぎない?いきなり?
こういうのはタイミングと勢いとは言うけど、想いを確認したらすぐエッチって、BLっぽいちゃBLっぽいんだけど、あの真面目な倫理がすぐにエッチにYesとするにはちょい違和感。恋愛にはグズトロな感じなのかしら?…うーん?でした。
染谷がカッコいいからまーいっか。だけど、段取り良すぎなんでもうちょいタメがあっても良かったかなと思います。サクサク進むから読みやすいですけどね。
倫理の分刻みのスケジュールも、染谷とのお付き合いで少々ズレがちになりそうですが、私生活が充実していることの表れだと思うと嬉しい変化です。
染谷視点のストーリーが後ろの方にありますが、倫理の可愛さがよく伝わりました。
柔軟になった倫理、社内で人気出そう(笑)
そーなると染谷は気が気じゃなくなりそうでヤキモチ妬くかもですね。そんな2人の描かれていない未来予想図を妄想するのも楽しい物語でした。
染谷さん、一作目で大町くんに俺のだから手を出さないでね?って言ってた人かな。山田くんがピュアピュアな生真面目くんで可愛かったわ…染谷さんだいぶ意地悪攻めじゃないですか。ウブな男子を翻弄しすぎですよ!楽しかったけど。でもこれを読むとさらに1冊目の大町くんの不憫さがわかる…いい子!!3作通してお仕事小説としても読み応えあった〜
経理課で働く山田倫理はルールやスケジュールを守ることをよしとする生真面目な人間です。そんな倫理には苦手同僚染谷翼がいます。染谷は倫理が守らせようとする決まりを率先して緩めてしまい、倫理が周りに煙たがられることになっています。
そんなある日、決まりを守ろうとしない営業部の中で唯一ちゃんとしている大町の横領が発覚します。皆が大町への態度を変える中、倫理だけは大町がそんなことをするなんて信じられません。何かの間違いじゃないかと調べるうちに、いつも自分の邪魔をする人物が‥
既刊「社史編纂室で恋をする」と「塚森専務の恋愛事情」のスピンオフです。
前作・前前作の登場人物は登場していますが読んでいなくても全く問題ありません。
ただ、「社史編纂室」の話とほぼ同時進行なので、読んでいるとより楽しめると思います。
倫理はルールやスケジュールを守ることが好きというのではなく、自分の精神安定のためで、簿記検定の問題を解くことがストレス解消となるちょっと変わった人物です。
細かいことを仕事にしていることもあり、ちょっとした違和感に敏感で、大町のことも違和感を感じ、誰も賛同してくれないので独自に調査をすることにします。
が、なぜか染谷が邪魔をするように現れます。
この横領事件は「社史編纂室」を読んでいたためわかっていたので、どのように調査するのかを楽しんで読みました。
ただ、恋愛部分に関しては、本人が今まで他人に興味がなく恋愛経験もない人物だったこと、染谷に心情がわからないため、調査している過程であわあわしていて、いまいち楽しめませんでした。
犯人が判明し、告白っぽいことがあったら直ぐベッドっていうのも私的には性急じゃないかと思って、置いてけぼりになった気分でした。
結局大町は営業部に戻るんですね。
大分前に読んだきりなのでうろ覚えですが、確か社史編纂室に残るところで終わっていたような。
私的には前作2作の方が楽しかったように感じました。
「社史編纂室で恋をする」のスピンオフ、シリーズ3作目。「社史…」と同じ時間軸の別カプ、稲葉の部下、染谷×鷹羽紡績の経理部員、倫理の物語です。
横領事件の裏でチリチリと燻り出す恋愛。横領事件の顛末を知ってるからか、裏側を覗けた感じで楽しかったな~
「社史…」の方と違って、今作は少しずつ進んでいく恋愛って事でヤキモキしましたが、ちゃんと収まってくれて一安心。
最初、染谷はめっちゃ遊んでるんだろうな~、倫理は掌の上で転がされてるなぁ、倫理ちょっと可哀想と思ってましたが後日談の染谷視点を読んで、いや本気の恋という土俵では2人とも恋愛初心者?となって、最後には染谷がちょっと可愛く思えたのも楽しかったです
桜舞うシーンがとても綺麗で好きです
このシリーズ、続くといいなぁ
「社史編纂室で恋をする」のスピンオフ。同時間軸でのお話で、あちらの作品で描かれた横領事件の裏で起こっていた出来事。恋愛面はこれ一冊でも読めるがストーリーは物足りないかも。こちらには事件の解決シーンそのものが無いので。
シリーズ二冊を読んでいた流れで手に取ったが、起こる事件の結末を分かった上で読むには弱い内容。パターン的には一冊目と同じなので、スピン元が合えばこちらも合うんじゃないかな。攻めが颯爽と現れて受けが守られる。
主人公の倫理はまずその名前に驚いた。キャラ設定は、きっちり分刻みの予定通りに過ごすという堅物コミュ障陰キャ。友達がいないのも納得な融通の利かなさで、仕事と絡めた描写がどれもしんどい。
攻めの染谷はコミュ強でルールを緩めつつデキる男な雰囲気を醸し出し、余裕っぽく振る舞う様子が包容力を思わせる。優しく倫理を見つめる描写は上から見守る風味になっていて、女性読者にウケそうなキャラ。
業務の描写が詳細で、周りを見渡せばこういう人いるな~とか、職場のしがらみや他人のシワ寄せなど、会社絡みの諸々があるある。日本人的な我慢と忍耐の心の機微が、コミュ障全開の倫理視点で語られるので、ストレスが溜まりまくった。
なんだかんだあって倫理は染谷への恋心を自覚する。倫理のときめきポイントは女子視点としか思えず萌えない。攻めが受けを助けに来るシチュエーション、定番人気のこの展開、社会人キャラだと特に気分が落ちる。
今作では、染谷が登場するだけで相手が怯むシーンが多い。それで倫理はほっとするが、相手が明らかに染谷より倫理を下に見て侮っていた事実を突きつけられているわけで、これでときめくのはあまりに少女漫画脳。社会人でこれはない。
ただし倫理は確かにそういうキャラ。唇に触れられただけで記憶を飛ばし、キスされれば腰が抜けるような純情さ。エロシーンでは普通に喘いでるからよく分からんが、深窓の令嬢かってくらい乙女。心理描写も思考回路も女性的だった。
全体的にストレス要素が多すぎた。その上横領事件は結末をさらっと説明されて終わるので、スカっとできるシーンがない。BLだけ見ても、こちらが魅力を感じていない倫理に惚れる染谷に共感ゼロで、どこにも感動がなかった。
あんなことで攻めに守られて喜ぶ受けに魅力はない。常に上から見ている攻めを優しさと捉えるのは無理があり、同性としての対等性がなく男女的。
正直なところ、新刊でもまだこんなことやってるんだ……と思った。