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表題作不埒な男

アンドリュー・ノーグ ,次期CEO,19→20歳
椎名啓彰,26歳

あらすじ

椎名がNYのバーで出会った、シンと名乗る艶めいた美貌の男。滴るような雄の色気で、椎名を誘惑してくる。「君の虚勢など、僕のキスではがれ落ちていくだろうに」まだ恋を知らない椎名は、年下の彼に翻弄され抱かれてしまう。まさか、シンこそが、椎名に引き抜きをかけてきた世界的企業の次期社長・アンドリュー・ノーグだとは知らずに―!氷の女王の血を継ぐ、不埓な年下の男に魅せられるオールかきおろし。

作品情報

作品名
不埒な男
著者
ふゆの仁子 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
デキる男
発売日
ISBN
9784862630919
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

唐突感が否めませんでした

スリーエックスシリーズの3冊目です。
漫画の方では先の2冊も既読なので、アンディーが子供の頃にあった出来事やスリーエックスグループ内での人間関係も分かりつつ読んだのですが、この作品の中でも簡単に過去の出来事の説明がされているので、先の2冊を読んでいなくても分かりやすいと思います。

1冊目の『デキる男』では主人公だった白鷺洲の息子であるアンディーがこの作品の主人公です。
どんな青年に成長しているのかと思ったら、決して好印象を与えるような登場の仕方ではなかったので少々心配しました。
世界を股にかけるグループ会社の次期CEO候補というだあって、天の様に高いプライド、頭脳、美貌や色香を備えてはいるのですが、傲慢で無礼な態度も目立ちます。
このシリーズを読んでいて、行動を裏付ける動機が分からなかったり、その行動が唐突だったりするのですが、この作品でもそういう所が序盤から見受けられてラストまでその理由が分からず、ちょっとモヤモヤした感じが残りました。
一番良く分からなかったのは、なぜ特に優秀でもない椎名に白羽の矢が立ったのかという事と、2人が最初に出会った時と2回目に会った時のアンドリューの態度の違いでした。
大人のようでありながら子供っぽい所もあるアンドリューは可愛い面を時々見せてくれはするのですが、全体的には感情が読めないキャラだと思いました。
椎名に対する感情もほとんど読み取れず、そのせいでラスト近くのシーンはかなり唐突に私には感じられ、一番萌を感じられるはずのラブシーンでほとんど感情移入出来ずに終わってしまいました(汗)。
時間的にも2週間程の短い期間であれほどプライドの高かったアンドリューの心を射止める椎名の魅力も私には余り感じられなかったので、その辺りをもう少しじっくり読んでみたかったです。

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