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表題作アブない男

スリーエックスのキャピタリスト 高園瑛志・36歳
インテリアデザイナー 香月悠・32歳

その他の収録作品

  • あとがきbyふゆの仁子
  • あとがきby海老原由里

あらすじ

インテリアデザイナーの香月は、泥酔していたところを、冷たい瞳を眼鏡の奥に潜ませた男・高園に拾われる。香月に出資する代わりに身体を要求してきた高園は、世界的企業スリーエックスのブレーンで!?
人気シリーズ、待望の新作・オール書き下ろしで登場!
(出版社より)

作品情報

作品名
アブない男
著者
ふゆの仁子 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
デキる男
発売日
ISBN
9784862639691
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

デきる男は結構無器用w

ベンチャーキャピタルの超エリートのお相手はインテリアデザイナー。
不遜で俺様で冷たい氷みたいな人が実は愛を知らない無器用さんだったなんて♪
お約束の定番の流れに安心して読めるものの、結構鬼畜っぽかった人が無自覚なちょいヘタレ(精一杯意地を張ってる)だった部分がギャップ萌えか?

婚約者が実は上司と不倫していてしかもその子供まで妊娠していて、それでもいいから結婚しよう!って言っていたのに彼女に拒否をされて破談となり、会社も辞めて懐も寂しくなってしまったインテリアデザイナー・香月がくさってバーで飲んでいるところへ声を掛けてきたのがスリーエックスの高園だったんですね。
香月の話を聞いて投資しようと言いだして、まだ香月がどんな人かもよく知りもしないくせに、なんていう時点でこれは絶対高園一目惚れに違いない!って思う最初です。
身体の関係は、高園が押し倒すんじゃなくて、その場の流れで高園が自分に投資すると言いだしたのがおかしいと、それなら自分の身体目当てなのか?なんて言っちゃったのが発端。
それから月一度の報告と称して身体を重ねるように。
だんだん、それを待ち焦がれるようになる香月なのですが・・・

香月が実は本人全く自覚のない売れっ子デザイナーだった、あのスリーエックス代表のスティーブまで知っているというから驚き!
そんなすごい才能の持ち主だったんか!?
ま、それがあるからスリーエックスとの投資がまとまるわけですがw
ま、そんな才能ですから仕事依頼は順調で仕事もどんどん進むわけです。

この高園、最初は鼻につくイヤな奴な感じするんですよ。
何か、オレは何でも知っている~みたいなw
香月の生い立ちから彼の精神分析まがいのことまでやってみせてどうだ?みたいな。
これが鬼畜のある特徴といえば特徴かもですが、またそれが当たってるらしいというのが香月解りやすいw
高園も親の愛を得られずに育ち、それでこんな愛が解らない人にそだっちゃったんですが(それにしてももう36だよw)
香月も両親を失くして、祖父母に愛されて育ったはそうらしいのですが、どこかでイイ子を装って波風立てないようにして生きてきて、家族というものに執着して欲しているというんですよ。
・・・そんな香月なら店舗デザインより住宅デザインもいけそうなんですが・・・それはおいておいて・・・
同じような境遇なのに、違う育ち方をしてしまった二人、だから解りあえるし、惹かれるものがある?

今まで服も脱がないでエッチしてたのが、ある時自分の事を語った晩初めて裸の付き合い(?)が行われて、上手くいくようにみえたんですが、そこで高園が引いてしまう。
こっからがちょい面白かった。
香月が押さなかったら高園はこのままだったんですよね。
このツンツンしたでも本当はヘタレでしょ?みたいな高園がかわいかったです。

ちょくちょくスティーブも登場しますが、何だか一作目の登場を思うと、すごく丸くなってますよねw
しかし、彼の表現にビスクドールというのはどうかと・・・ww
ま、めでたしということで。
それにしても結構高園は健気だったということがわかる、その点が見直しましたv

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