ボタンを押すと即立ち読みできます!
「琥珀色の誘惑」のスピンオフ。圭司が働くバー「S」のマスター磯谷のターンです。
「琥珀色〜」のストーリーは私にはイマイチでしたが、こっちの話は面白かった〜
主人公は、老舗ホテルの会長孫で、次期社長候補の秋吉。
業績が悪くなってきたホテル内のメインバー「螺旋」の立て直しを担当することになり、磯谷に白羽の矢を立ててスカウトにやってくるが…
…と始まります。
磯谷は全く応じないのですが、諦めない秋吉にある条件を示します。
その条件とは、「S」は辞めずに掛け持ちする、スタッフの人選に意見できる事、そして私のベッドの相手になること…
どうしても磯谷と共に「螺旋」を生まれ変わらせたい秋吉は承諾するのです。
磯谷はSっ気のある攻め。
ノンケの秋吉は感じたくないのに感じてしまう。屈辱的なのにどうにもできない。
そんな自分が受け入れられない気持ちなのに、ウラハラ。
磯谷の事ばかり考えてしまう自分。
…という調子で、秋吉を翻弄する磯谷の意地悪さが炸裂します。
その頃秋吉には縁談が持ち上がり、磯谷と切れるなら、と結婚に舵を切っていく。
ところが!
「琥珀色の〜」もそうだったのですが、本作でも急転直下的に状況が変わり、まあ結局は磯谷が意地悪をやめ、秋吉は素直になり、となるわけですが。
私が感じる本作の面白さはズバリ、エロだと思うのですね。
秋吉が立てなくなるほど、指一本も動かしたくなくなるほど感じさせるセックス。
だけどあまり詳しい描写はありません。どちらかと言うと朝チュン的な?
でもそれが逆に妄想をかきたてるというか、そういう想像させるシーン描写こそ「小説」の醍醐味。
ラストが駆け足気味だけど、とても面白かった!
「琥珀色が薔薇色に変わるまで」
櫻崎x圭司のカップル、その後。
櫻崎は甘やかしたり援助をしたい。でも圭司は恐縮するばかり。
しかし今回は櫻崎のヨーロッパ出張に同行します。
エロオヤジ櫻崎にイロイロされながらも、空いた時間は念願の美術館巡りに没頭する圭司。
どうやら今後圭司の絵の才能が開花するような暗示ですが、もう続編は無いみたいですね。残念。
「琥珀色の誘惑」のスピンオフ。
櫻谷から「ドSで、相手がMならとりあえずOKらしいけど、中でも一番おいしくいただくのは、年上の紳士」と評されていて、磯谷……恐ろしい子……と思いながら読んでた磯谷が今回の攻め。
お相手は、老舗一流ホテルの一族出身で次期社長候補の秋吉。
ホテルのバーの建て直すために、目をつけた磯谷を引き抜こうとしたところ、「ベッドの相手をするなら」というトンデモ条件をつきつけてきて……というお話。
で、バーの建て直しのために自ら身体を張るエリート様のノンケ秋吉。
磯谷は最初からフルスロットルで飛ばさず、初回は手加減して超絶フェラを披露するにとどまるんですね。
で、磯谷が下半身を晒さなかったことに後で気づいた秋吉は、「あいつはインポに違いない!」とポジティブに何故か思い込む。
坊っちゃま、そんなはずはないザマスよ……と、読みながら心のセバスが異議を申し立てたけど、ぼっちゃま聞いちゃいない。
で、心の中で「インポ野郎」と罵ってる秋吉に気づいてか、ドS心に火がついた磯谷による「男に抱かれるのがどういうことなのか、今日はじっくり教えてあげます」というセリフ。
超〜痺れました!
こんなセリフを蠱惑的に言えちゃう磯谷は、俺様というよりも女王様。
しかも磯谷ときたら、海千山千のゲイなだけではなく、財閥グループの一族出身という超絶おぼっちゃま育ちだという……!
磯谷……敵に回したくないわ。
プライドの高い男同士による組み伏せ合いが楽しめましたが、恋愛面が物足りなかったです。
そして思ってたよりも濡れ場があっさりなんですよ。
挿入するまでの言葉責めはばっちり合格点なんだけど、挿入してからが結構あっさりで「結局朝までいいようにやられてしまった」みたいな一文で片付いてしまって、そこ!!もっとくわしく!!!みたいな。
「男に抱かれるのがどういうことなのか、今日はじっくり教えてあげます」
と言ってるのだから、「じっくり」書いてほしいーー!!と思ってしまいました。
「琥珀色の誘惑」の受け、圭司が皆から可愛がられていて、幸せそうな姿が見れたのがとても良かったです。
お話以前の問題なのだけど、攻めの人称や口調が一続きの場面でもころころ変わるのはなんでなの…。
私とか貴方とか言って、ですます調で話してたのに、急に「俺」「あんた」になってみたり。僕って言ってるときもあったけど、わざとなのかな? どういうキャラなのか最後までよくわからず、気になって感情移入出来なかったよ…。
あとがき読んだら、S受けで考えていたキャラらしく、それで試行錯誤した結果なのだろうか。だとしても、統一してほしかったな。
受けもノンケでありながらゲイに抱かれることを、結構あっさり承諾してて。
まああまり悩まれても話が進まないからそれはいいとしても、自分から抱かれに行っていて傷ついているのとか、なんだかなあ、と思ってしまった。しかも無理矢理やられたとかじゃなく、普通に気持ちよくされてるのに。
お互い好きな気持ちがいつ芽生えたのかもよくわからない。たしかに嫉妬云々は描かれてるけど、それは気づいたきっかけであって、好きになったきっかけや理由じゃないんだよなあ。
気持ちのいいエッチができたから好きっていうのもありなのかなとも思うけど、なんか全体的にあまり愛が感じられなかった。
あと地の文章が、視点が定まっていないところがちょいちょいあって、誰のセリフかわかりずらいところもあり、なんだか目が滑る…。この作家さんは大分前にも一度読んだことがあるけど、その時も「なんか薄い…」が感想だった気がするので、自分には合わないのかも。
プレイはスピンオフ元のカップルの蜜月を描いたSS含め、フェラと顔射が多い印象でした。
『琥珀色の誘惑』に登場した、バーのマスター・磯谷のスピンオフです。
ホテル次期社長候補・秋吉がお相手なんですが、受け攻めそっちかー!となりました。
磯谷は女王受けかと思ってましたよ…ちょっと残念。
内容は、ホテルのバー再建のために磯谷を引き抜きたい秋吉が、磯谷から応じる代償に身体の関係を求められる。
ノンケの秋吉だが了承し、今までに経験した事の無い磯谷との情事での快感に戸惑っていく…。
秋吉が年上で強気で磯谷に屈しないという意気込みがあるのに、知らず知らずに磯谷に落ちてます。
で、その磯谷は何考えてるか非常に分かりづらいです( ̄▽ ̄;)
認めたくない男と分かりづらい男…萌えづらいCPだったかな、と。
そんな中の癒しが琥珀〜の圭司。
あぁ可愛い…櫻崎に可愛がられてて安心です(笑)
『琥珀色が薔薇色に変わるまで』という短編も収録されてますが、こちらは櫻崎にヨーロッパ旅行に連れて行って貰った圭司の話。
この短編で萌え補給させて貰いました(^^;;
最後に『僕の新しい第一歩となる事は、この時はまだ知らなかった』とありますが、それ知りたいです!
何処かでそのお話書いているのかな…?
一応想いが通じあった磯谷×秋吉ですが、萌えづらかったのでラブラブ(になりそうもないけど…)後日談が読みたかったです。
あ、でも磯谷が我慢しきれずに慌てた様子で秋吉のモノとかきっこする様子は、磯谷らしくなくて滾りました(笑)
「琥珀色の誘惑」が好きなのでスピンにワクワク。
一番期待してたのはミステリアスな磯谷のアレコレが見られること。
スピンの醍醐味といえばコレですねー。
メインCPの脇にいた人を主軸にした時のギャップが大好きなのですよ。
(なのでスピンCPの方にハマりやすい属性持ち(・∀・;))
な の に。
ミステリアス磯谷の意外な一面が全くない。
恋する姿ですらミステリアスって…。゚(゚´Д`゚)゚。
なーーーーーんもギャップ萌え無しに撃沈。
というか「恋愛」って感じがしなかったです。
秋吉(受け)に手を出したのも、ただただ反応見て楽しんでただけ。
秋吉からキッパリ手を切られて大なり小なり動揺したらしいけど伝わらないyo!
飄々と受け流してるようにしか見えなかった…(´;ω;)
もう少し磯谷の心情が見えると良かったな。
終始、何があってもクールで冷静で淡々としたまま。
前作はその中に見える優しさがあったのに、こちらでは分かりにくいよー!
「愛してるよ」の言葉に現実味がなくてピンとこない結果に…( ̄▽ ̄;)
スピン元が好きだったので
磯谷にも思い入れがあり色々書いてしまいましたが、
秋吉目線のお話としては楽しめました。
磯谷に踊らされる秋吉は何度も何度も傷つくので、その点は萌えました♪
ノンケが快楽に流されて徐々に落とされてく流れ。
じわじわと落ちる度に屈辱で落ち込むノンケ受け。
流されまいと必死に耐える姿が健気!
良いですねぇ(﹡´◡`﹡ )
そんで秋吉の反応はいちいちウブで萌える!
初めて体を触られた時に顔を真っ赤にしてる挿絵がめっちゃ可愛い♪
下の名前を呼んで・呼ばれて恥ずかしがるシーンは、三十路男の妙に青臭い部分にキュンでした。
「琥珀色の誘惑」カップルの出番は多かったです♪
圭司はデロデロに可愛がられててホッとしたw
(個人的に櫻崎はイマイチ信用出来ないんだよな…)