電子限定おまけ付き
現在絶賛積み本崩し中でシリーズ読みしてる1冊
「お前の全てを奪うまでシリーズ」としては3作品目ですが前2作未読でも全然イケそう!!!
だいぶ毛色が違うというか、エロの濃密さが…段違い!!
こちらのシリーズは大賀重工という日本の一大企業を軸に、社長・社員・取引先との間に起こるお話しが楽しめます
1,2作品目は社長×社員(元々学生自分からの関係性あり)、取引先の王子×社内警護部門のBGというCPでそれぞれお仕事軸的なものがありました
それに対してこの3作品目はお仕事軸は薄めで、程良いお話しのフック的役割に感じます
ではこの作品の軸は何か???
それはズバリ「人の内に眠る欲望の解放」です(と、思っています…)
受けの和音が真性のドМ気質
モチロンそれを公にはせずにそつなく仕事をこなしてはいますが、その内には圧倒的な存在=ご主人様に支配されたい、全てを捧げたい、という強い欲を秘めており、その熱を鎮めてくれる相手なら構わず体を重ねています
この和音の欲望への忠実さがめちゃくちゃ蠱惑的に描かれており、表情や囁かれるセリフ、全身が求める様、、、全てから目が離せませんでした
そして、こんなに感情を揺さぶられたのは私だけでは当然なく、、、
今回の攻めであるアダムも彼の全てに充てられる、アダムの中に眠る欲を呼び覚まします
アダム自身はこの欲を「業:カルマ」と表しておりますがこの表現もいいですね
決して逃れる事が出来ないという宿命を感じます
欲は本能、業は宿命
本来の意味などはその用途によって解釈違いはありますが今回の作品からは、この絶対的に抗えない存在に支配され、身を任して、求め、貪り、溺れていく2人の愛欲が感じられ「欲は本能、業は宿命」という見解に私なりに至りました
すごくこういう「理屈じゃ説明出来ない感情」に魅力を感じました
これぞ「人」であり人と人が交わる事でしか生まれない「物語」だと感じました
2人とも隠してるというよりも、曝け出せる相手にしか見せない「特別」を持っていて、その「特別」は2人だけでしか共有しない、という魅力が凄くそそられます
SMプレイというよりも「支配したい/される」というメンタル面に根差したSM軸を感じられる作品でした
めちゃ好き♡
まぁ、ここでやっぱりどうしても気になるのが和音を躾けた「先生」との事なんだけれど、、、
なぜ別れてしまった、というか和音は手放されたのか?というのが気になる、、、
途中で回想で挟まれた既婚男性があの先生だったって事なのかな、、、
それだと何かちょっとだけ不服、、、
あそこまで完璧に和音をコントロールし切った先生という存在がまさかの責任転嫁をするような男だったらめちゃくちゃ興醒めするな、、、
という、、、和音と先生の過去、、、そして忘れちゃならない!アダムパパの存在!!ココの2人の過去的な背景がとっても気になっています
まだこの後に続刊があるからココには触れられるのかな?
触れられる事を期待してこの作品には大いに私の「欲」を満たしてもらえた事を評価して神評価しちゃいます♡
あ、あと、もぉこれは個人的に嬉しかった事ですが、、、
お寿司を手で食べてくれる描写にめっちゃ嬉しくなりました(๑´ڡ`๑)
こういうちょっとした描写に心が躍りました♪
そう!寿司は手で食べてこそ!!!(BL全然関係ないネw)
修正|完全なる白抜き、、、すごく嫌(ㆀ˘・з・˘)
セレブ✕大賀重工社員シリーズ3作目になりますが、シリーズ未読でも問題ありません。
本作に登場したサイード王子のお話は前作「王子の熱に溶けるまで」になります。
和音が過去にやっていたドMプレイの描写や和音が乳首にピアスをしていたり、モブ男性がモブ女性を鞭で叩いていたりするので苦手な方はご注意下さい。
和音の過去や先生との関係などハッキリしたことが分からないのでモヤモヤが残りました。
しかし、アダムが和音に執着し、2年かけて和音を手に入れようとするところは格好良かったです!
DMMは白抜き修正でした。
アダムが和音にスパンキングしたり、両手を縛ったりしますが、痛々しさはなく甘々なので楽しめました。
すっごい良い!純愛でしょうこれは・・・
他の方も書かれてますが、とにかくストーリーが良かったです。
「イギリス人の伯爵家長男xマゾでゲイの淫乱リーマン」
受けの見た目や属性がそこまで好きになれなかったのですが(淫乱受けは好きじゃないし、それに目つきがちょっと・・・)、攻めがかなりカッコイイ!
欧米人のルックスを意識されてか、通常の猫野作品の攻めより輪郭や体型がシュッとしてるような。
(でも大賀社長と同じ身長だった)
大賀社長を含む、「お前の全てを奪うまで」と「王子の熱に溶けるまで」のキャラたちがちょい役で出てきますが、そちらの2作品を読んでなくても何の問題もありません。
通常の猫野作品と比べてかなりえろマシマシですので、そういうのがあまり好きじゃない人は注意。
逆に大好きな方はぜひ!
特に3話の冒頭えろシーンがカラーなんです!(フンス
あと、SMといっても痛そうなことはしてないし(ソフトなスパンキング描写ぐらいか)、アイテムもほぼ登場しないので、もともとSMは全く好みでない私でも好きな作品の一つとなりました。
超絶オススメです。
2巻である「貴族は天使の蜜を乞う」がちょうど数日前に発売されたところなんですが、すっごい気になるー!
みなさんのレビューお待ちしてます・・・
少し前のタイプのBL。設定とHにポイントが置かれています。
貴族で何でも持っているアダムだけど、Hのことで悩んでいて。。
一方、来日するアダムの担当になった和音は、Mのビッチ。こんな二人はHの相性がバッチリで、アダムは和音を離せなくなる。。
という設定で、SMチックなプレイがありますが、雰囲気だけで痛くはないので苦手な方でも大丈夫だと思います。
王子様に見初められるという鉄板パターンにH多めなお話が読みたい、というときにぴったりの一冊。
物語の入り。ドM性癖のヤバイ作品かと思ったら、何だよー何だよーすごい純愛プンプンの良い話だった!素敵エンディング過ぎて涙出そうになりました。
ドM性癖過ぎて今までアブノーマルな関係しか築けて来れなかった和音が、仕事関係相手のアダムと出会い、いつしか恋に落ち結ばれる、ハッピーハッピーな結末です。
しかし、それに至るまでには色々とありまして…。和音の度がすぎる、痛くされたい・支配されたい性癖。それと、アダムが過去に見たSM現場のトラウマによる勃起不全です。
2人のその満たされぬ想いは、まさにこの2人が一緒になるためのもの。アダムの勃起不全が治ったのは和音との激しいセックスがキッカケではありましたが、別にアダムがSM好きという訳ではありません。
最後まで読んでみたら、和音の方も特に根っからドMという感じはしなかったですね。自分の気持ちを満たすためだけのもので(相手を繋ぎ止めたいとか)、アダムと出会えた今は枷となっていた乳首ピアスも取れたし、これからはノーマルなセックスが出来るのかな、っていうエンディングに感じました(^ ^)
アダムが貴族らしく紳士的に和音をエスコートする姿がキュンときました。しかも、和音と離れた2年の間に力をつけて、父親を説得して…っていう執着!スパダリの底力はえげつないですねぇ…でもこういう虎視眈々な感じ好き♪
2年後…みたいな時間の経過も丁度いい(笑)
佐久間さんのナイスアシストには脱帽しました。アダムが全部バラしたのかな(笑)すごく良い仕事した佐久間さんに拍手です。