イラスト付き
主上のお望みのままに
釘宮先生の新刊(『眠れる太子は焔伽皇帝に千年愛される』)が
萌えツボに刺さりまくり、先生の既刊で未読のものを一つ一つ、読んでいます。
石田先生の表紙・イラストが美麗すぎるこちら!
身代わり×中華×再会、ついでに大好きな溺愛もの…と、
自分の好き好き要素が詰まった一作でした。
終始受けである翠蓮(スイレン)視点でお話は進みますが、
のちに攻め・哉嵐(セイラン)の口からも語られるように
攻めは美しい受けに一目惚れ、なんです。
刀持参で嫁入りした翠蓮を斬り伏せることもせず、話を聞き、
体内で荒ぶる黒龍のエサとして精を与えることを約束させるー
だけど、精をもらう時の哉嵐の様子を読んでいると、
あ、もうこれ、もう愛おしくて好きでたまらないんだろうな、
恋しちゃってるよね、と読み手には丸わかりで、
読みながら怪しいニヤニヤが止まりませんでした。。//
翠蓮(受け)の両親が哉嵐(攻め)に殺されたという事件の誤解、
何者かにより命を狙われる哉嵐、
哉嵐を苦しめる黒龍から彼を救うため、自分の命を賭ける覚悟をする翠蓮…
と、シリアスでハラハラする展開の合間の、
”黒龍のエサ”として精を分ける行為の甘さといったら…!!!
やっとやっと体を重ねる描写は本当に終盤なのですが、
そこまでの過程だけでもどっきどき、かなりときめいてしまいました。
あと、忘れてはいけないのがモフモフの存在!
虎の霊獣・天紅(テンコウ)が登場した当初から可愛くて仕方なかったんですが、
なんと霊獣の性質はその宿主に似るとのこと!!
やーーーー!つまりつまり、甘えん坊でゴロゴロしながら
膝枕をおねだりしちゃう天紅は、ほぼほぼ哉嵐そのもの、ってことですよね(๑˃̵ᴗ˂̵)
かっわいいなあ。。恥ずかしそうにしてる哉嵐にも、萌えに萌えました。
自分の萌えツボの一つである、長髪×長髪、シリアスながらも
どこまでも甘い愛のファンタジー。
世界観にどっぷり浸り、酔いしれる一冊でした✨
表紙に惹かれて購入しました。
従兄の身代わりに汪国の新皇帝の哉嵐の元に嫁ぐ翠蓮。
不憫受けのお話か!?と最初思ったのですが、
そこまで不憫ではなかったです。
不憫な扱いは受けてないので(*´ω`*)
ファンタジー要素もあり、苦しくも幸せな愛のお話でした。
天紅がシリアスで辛い部分を中和してくれる可愛さを持っていました(*´ω`*)
そして、傷ついた哉嵐を癒やす存在(翠蓮)が居てくれてよかった…!
中華モノを読むのが初めてだったのですが
絵がすごくきれいだったし、ルビもふってくれていてすごく読みやすかったです(*´ω`*)
絵が美麗すぎて思わず手に取った作品。Amazonだと限定ペーパーも付いていたので、紙版で購入して良かったです。
身代わりで皇帝の元に嫁ぐことから始まり、男子だけど何故か子どもを身籠ることができる受けの体質に、皇帝は龍との関わりあり(この作品では身体に龍を取り込んでいる)、間に何がしかの帝位を脅かすトラブルと、最後は子どもが産まれて幸せエンド。
最近読んだ中華BLも、ストーリーの基本の流れは同じような感じでした。中華BLのテンプレなんでしょうか。中華系は名前が難っって思うくらいで、ハッピーエンドが多いので読んでて楽しいから満足なんですけどね^_^
こちらのストーリーもとても面白かったです。守り神のような霊獣の虎の子が出てくるのですが、とても可愛かったです。側近の双子の宦官も良いキャラクターで、スパイス的役割りを担っています。翠蓮が、哉嵐の中に宿す黒龍のために精を与えるだけの存在でしかないと思っていて、ちょいちょいネガティブな感じなのが何だかな(ちょっと面倒くさい)…と感じたこと以外は、哉嵐も翠蓮にあまあま溺愛だし楽しめました。
攻めの哉嵐が、身体に宿す黒龍のエサとなる翠蓮の精液を取り込む…つまり翠蓮にフェラをすることで身体が元気になるので、フェラシーンは結構多いです。身体を繋げるのは最後の最後です。
挿絵が美しいのでエッチなシーンもエロさ増し増しでした。本当に絵がきれい。
子どもが産まれたあとの平和な感じの終わりが良かったです。Amazonの限定ペーパーも哉嵐がいかに翠蓮を好きかを描いている内容だったので、ごちそうさまな2人のラブラブぶりを見ることが出来て満足しました。
スパダリ溺愛攻めと世間知らずの純真無垢な受けのお話。
釘宮作品のド定番なので、お好きな方は楽しめます!
イラストも繊細で見ごたえがあります。
今回は中華ファンタジー。
龍がキーワードです。
皇帝に輿入れするスイレン。
後宮といえば、ドラマでもさんざん扱われる題材であるだけに、期待も大きいですが、そこは釘宮作品なので攻・セイランはスイレン一人にメロメロです。後宮にありがちなドロドロ昼ドラではありません。
スイレンは、兄弟同然で育ったいとこの身代わり輿入れをします。
これだけで「どうなっちまうんだ臭」が半端ないのに、輿入れしたあとはキーワード「龍」を交えて更に「どうなっちまうんだ臭」が漂います。
最後はハピエンなので、疲れた心にひとときのオアシスを求めるときに読んでください。
いいですか、すごいネタバレですけど、もう一回言います。
最後はハピエンです。
安心して読んでください。
電子発売日 2021/12/23~
釘宮つかさ先生は、魔道祖師原作・制作協力をされているだけあって、中華ものの描写が上手で読みやすかった。
石田惠美先生の挿絵が内容とマッチ、迫力の美だった。
後宮に入り、王家に伝わる龍神の毒を浄化する方法を探して翠蓮は頑張る。
ついにその方法を知り、翠蓮はそれを実行。
黒竜が浄化され、神龍として天に戻る。
その時、真の災難の仕掛け人の姿が現れる。
国を平定し悪を討伐する物語だけど、
ファンタジ―だから、現実世界では難しい結末で夢を持たせてほしかった。
生きたまま改心させて惨事を治める展開にして、
恨みや悲しみを遺さない・・という綺麗ごとの展開だったら、読後感良くなる。
悪は死ななきゃ進まない、とう前提がちょっと残念。