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連続バラ殺事件の重要参考人を張り込んでいた刑事が大変な目に合う話。
殺人鬼と刑事のサイコホラーBLです。
アンソロジー『悪役BL』に収録されている作品。
私は本作が気になりすぎて単話買いしました。
面白かったです! でも物足りない……!
エグいのを期待すると肩透かしを喰らうかもしれません。
私は、思ったよりぬるいな……と思いました。
カニバリズムの殺人鬼攻めで暴行シーンもありますが、描写が全然怖くないです。
とはいえしっかりサイコホラーです。
肉の下処理(意味があるとは思えない)を真面目にする殺人鬼にちょっとジワりました。
主人公がそこまで酷い目に合わない分(?)、オチが良かったです。
この後の展開が読みたいかと言われるとどうでしょう……?
オチが一番おぞましく、確かに恐ろしいのはこれから……と言った展開なのですが、短編でトントン進んだ分、近いうちに殺人鬼が逮捕される未来しか見えません(笑)
自分を張り込んでた刑事を攫ってますからね、この殺人鬼。
BL的に萌える展開も想像は出来ますが、ここで終わったから綺麗な気がします。
また描いて欲しいという期待も込めての神評価です。
アンソロジー「悪役BL」内の収録作。
私は電子単話で購入。
主人公は、赤城。
殺人事件を追っている刑事。
今捜査をしているのはカニバリズムを疑われている連続殺人事件で、重要参考人にあがっているのは精肉店バイトの古谷だ。
だが、張り込み中トイレに行った隙に組んでいた相方がいなくなり、自分も男に口を塞がれて…
気づくと、ベッドに手錠で縛られていた赤城。
部屋に入ってきたのは「古谷」で…
…と始まります。
やはり殺人事件の犯人は古谷。
古谷はいきなり「肉叩き」のハンマーで赤城の胸や腹を叩きまくる。
「こうして叩くと肉が柔らかくなって味が良くなるんです」…
そして、「精を溜めていると肉が生臭くなるので…」と言いながらエネマグラを取り出して赤城の孔に突き込み、射精を強いる…
連続殺人鬼に捕えられた赤城はどうなる?
実はこのラストシーン、はじめ意味がよくわからなかったんですよ。
え?終わり?
…と思って、また最初から読み直して…
椅子にかかっていたコート。
うわっ⁉︎
コワイコワイコワイ……
たまーにダークなBLを読みたくなります、絵も好みだったので購入。ただ、いくら短編でも20ページちょいは物足りないし駆け足気味、元がアンソロなのでページ割り当ての関係もあるかもしれませんが、せめて30ページくらいでもう少しだけじっくり楽しみたかったです。
そんな短いお話なので出来るだけネタバレを見ないで読むのがお勧めです、以下の感想はネタバレを含むのでご了承ください。
表紙の感じとカニバリズムを匂わせるあらすじから少々身構えて読み始めたのですが、血や暴力などの視覚的な恐怖&グロ描写は控えめで、どちらかと言えば最後まで読んだ後「意味が分かると怖い話」的な怖さに近い印象でした。
エロはなんと肉の下処理プレイから!肉叩きハンマーのシーンは人を人とも思わない鬼畜の所業で、実際の場面を想像するとゾっとしますが、描写自体はあっさりめであまり怖さや痛々しさが伝わって来なかったです。
そのまま次はあの器具を挿入して…精による肉の生臭さを取る為にするんだとか。不謹慎な感想ですが、顔を赤らめ耐えられず声を上げる赤城はエロくて良かったです。修正甘めでしたがアレの描き方がシンプル過ぎて、こだわりのある方は気になるかもしれない。
赤城の反抗は古谷の過去を抉り火を付けてしまう、過去がきっかけで今の癖が作られたのか?それとも元々生まれ持った癖で相手を壊したのか?悪役のバックグラウンドを見るのが好きな私は、この辺りがもう少し詳しく知りたくなりました。
結末も、途中にはっきりとそういうシーンが描かれている訳では無いので、あくまでも場面の状況から、こういう恐ろしい事が起こったのだろうとの予測の範囲で、どこまでどうなったのか真実は解らない。
この後どうなったのかも気になりますし、もう少し様々な方向から深堀して欲しいと個人的には思うのですが、逆に多くを語らないのが読者のあらゆる想像力を掻き立て、より不気味さと後味の悪さを残すのかもしれません。