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表題作愛日と花嫁

クロ
神様、α
ルカ
村の青年、Ω

その他の収録作品

  • コミックス特典描き下ろし漫画
  • カバー下(イラスト・漫画)

あらすじ

「もし俺が本当は怖いと言ったら誰かが助けてくれたんだろうか」
突然Ωになった村の青年・ルカは、しきたりによって神様の花嫁――「生贄」になることに…。人を食べるとも言われている神様の元に村を思い嫁ぐのだが…嫁ぎ先の太陽神・クロは噂とは違い――? 神様と紡ぐ日々、それはいつしか愛しいものに変わり――渚アユム渾身のデビューコミックス。

作品情報

作品名
愛日と花嫁
著者
渚アユム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758023528
4.5

(557)

(376)

萌々

(115)

(48)

中立

(11)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
48
得点
2495
評価数
557
平均
4.5 / 5
神率
67.5%

レビュー投稿数48

優しい気持ちになるオメガバース

評価が高く、ずっと読んでみたかった作品。
読んでよかったぁ。

読ませるストーリーが素晴らしいです。ただのオメガバースではなかったです。
2人の愛、家族、村の衰退、繁栄と存続、農耕、人の死、後世に引き継いでいくということ、読みながらいろいろ考えさせられました。
丁寧に描かれているのが、ひしひしと伝わってきました。

ルカが素直でかわいい。
自分を犠牲にしても、村や家族を守ってきたルカが、クロの前では自分の素を見せて、解放されていく。
自分の目的を見失わず、しっかり者で、優しさに溢れている受けが好き、ルカはまさにそのような人。

一方のクロはぶっきらぼう、優しい。ノアにルカを取られそうになってムキになるクロ‍がかわいい。
情を分けた相手ウェレが死んで残される寂しさ、別れる悲しさから、ルカと距離をとるクロ。
クロはウェレの特別になるため、ウェレから受け継いだものを絶やさず、大事に守ろうと頑張ってきた。
ルカに出会い、クロに対してみんなと同じように接し、受け入れていくルカ。そんなルカに心を開き、受け入れるようになる。
黙って余計なことを言わなかったクロの本当の正体を知り、クロの大切さに気がつくルカが切なかった。

最後には、すっかりルカに振り回されてる、溺愛クロもいいです!
続きも楽しみです。

0

やっと読んだ

何回かトライしては積んでて、ようやく全部読めました。
味わい尽くすには気力が足りませんでした。

深くて残酷で優しくて悲しくて慈しむお話だなと思いました。
村民の知恵のなさ残酷さ村が一番大事なところがやりきれませんね。

そんな理不尽に苦しめられてもルカやクロが頑張り続けて。
思慮深く優しいルカだからなのかな?クロの中で特別になって。

儚げな感じですがエッチはしっかりやってます。両思いエッチや解禁エッチなどなど、ひゃ〜ってくらい激しいです。
最後にわかるクロの経験値!良き!

0

いろいろな要素がちょうどいい塩梅でキレイなバランス

人間の業の深さについて考えさせらました。
ファンタジーBLで、絵柄もきれい、かわいらしくて萌えるのですが、クロとルカのそれぞれの背景、出会う理由、その後の生活が、重く感じました。
ラブラブエッチシーンが多いのだけれど、エロさより愛情を交し合っている尊さを感じました。雰囲気がとても素敵です。

昔の暮らし、自然、生活がよく表現されているのもこの作品の見どころのひとつでもあると思います。
ファンタジーであり、昔話であり、社会派である、いろいろな要素がちょうどいい塩梅でキレイなバランスを取っています。

映画のようなきれいなシーンが印象的でアニメ化してほしい作品でもあります。

0

オメガバだけどオメガバに非ず!

わぁ~!すっごい読み応えの1巻でした!!
この度3巻で完結、との噂を耳にしたので贅沢な一気読みをして行こうと思いまして、こちらの1巻をたった今読みました(*´▽`*)

オメガバだけどオメガバの世界がベースというより、オメガバは突然変異のようなまだ未知の領域

更に人間界もまだまだ自給自足で暮らしてるけれど、作物を育てる事に対して知恵が足りてないので土地や季節に合った農作物の育て方が分かっていないような昔々の世界観

安定した畑からの収穫が出来ないからこそ神の加護に頼っているような時代に生贄となったルカ(受け)

そしてルカを迎えたのが守り神とされるクロ(攻め)

知恵のある者が知恵を授けたり、人間の強い部分と同時に怠惰だったり利己的だったりするような所も描き出しながら「生きていく」「命を繋いでいく」という壮大なテーマを描いてるように感じました

そしてその壮大なテーマの中で生まれるルカとクロの愛の物語
2巻、3巻とこの後があるのを把握はしていますが、この1巻でも十分に「愛」を注がれた終わりとなっています

先ずはこの1巻を是非とも手に取ってもらいたいです(今更ですが・・・‼)

ルカの弟のケイの成長がとっても可愛らしく、そして素晴らしい成長を魅せてくれて・・・人間も捨てたものじゃないなって思わせてくれる存在で頼もしかったです!

1

美しい絵で紡がれる王道オメガバース…と読んでいたら!

実はこの1巻のみ拝読し、そのままになってしまっていたこちらのシリーズ。

本日発売の3巻にてシリーズ完結なのですね。
シリーズ完結おめでとうございます✨

完結と知り、もう一度読んでみよう…!とこちらの1巻を手に取りました。

魅力的だったのは、まず絵の美しさ、クロの男前っぷり、
そして村人たちにひどい仕打ちをされながらも恨むことなく前に進み、
村の人々の役に立とうとするルカの心の美しさです。綺麗すぎて眩しい…!

守り神α・クロ × 体がΩに変わり、生贄として捧げられたルカ。
人外設定の王道オメガバースだな…なんて思いながらふんふん、と読んでいたら。

読むのは2度目のはずなのに、クロの正体が明かされるところで
「うお!?」とビックリして声が出ました。
前の守り神ウェレという、忘れられない悲しいトラウマを抱えていたのか、、


大事な大事な存在を人間の都合で土に還され(ウェレ自身が拒まなかったこととはいえ)、
恨みを抱えて「人間とは番わない」と固く決めたクロ。切ない…( ; ; )

その凍った心が溶けていく様子、欲を言えばもう少し攻め視点で詳しく細かく
読みたかったかも;


頑ななクロの心を柔らかくほぐし、光を与えていくルカの健気さには
ほうっ…とため息が。
えちになると恥じらいながらも結構積極的になる姿、乱れるギャップもまた魅力的。
これはクロ様、手放せないよね…と納得でした(*´艸`)


ページ数はそこまで多いわけではない物語ですが、
文字情報や全体的な情報量が比較的多めで、ちょっと頭が疲れてしまうところはあったかな、、;(朝イチに読んでいたら、違った感想だったかもです;)


途中、立ち止まりながらしっかり読み込まないと、
キャラの会話の流れについていけなくなるなと感じたところも。
でも裏を返せば、「じっくり向き合える」深みのある一冊、ということですね☺︎


家族となった二人(+ちびっこ)の姿が見られて
かなりまとまりよく終わったように見えるこの1巻。
続く2巻・3巻で一体どんな展開があるのか、楽しみです。

0

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