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表題作ミッドナイトムーン

ハル
大学生
千秋
ハルの初恋相手

その他の収録作品

  • 1分で分かる‼︎光源次物語
  • 2話ラスト海フラグ回収超後日談編

あらすじ

「出会った時からずっと 千秋に夢中だ」
大学生のハルは、小学生時代に出会った6歳年上の千秋に片思い中。
かっこよくて優しい初恋の相手…愛情も感じるし、体の関係だって持つようになったのに、
千秋は自分の過去を隠し続け、キスも告白もさせてくれない。
一線を引かれていることに疑問と不安を抱きつつも、千秋への恋心は増すばかり。
そんなある日、ハルは道端でヤクザらしき男たちに肩を抱かれる千秋を目撃し――!?
年下執着わんこ×ワケあり美青年
苦くて甘い、13年目の両片思い。

作品情報

作品名
ミッドナイトムーン
著者
池泉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799755983
4

(47)

(20)

萌々

(13)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
184
評価数
47
平均
4 / 5
神率
42.6%

レビュー投稿数8

大型ワンコ攻めの一途さとグイグイ感が好き

切ない両片想いもの…年下一途わんこ × ワケあり美青年カプのお話です。
なにげに、脇キャラの双子・光源次の二人も好き( ̄∀ ̄)

じっくり再読したら、やっぱり良かった。。

身分差、育った環境の違いを、攻めの大きな愛がドッカーンと壊してくれるのがたまらない。

千秋の最後の「月が綺麗だね」のセリフ、めちゃめちゃロマンチックで素敵でした。
自分で言ったのに、言った後照れてるのも可愛い(∗˃̶ ᵕ ˂̶∗)

欲を言えば、千秋がこれからどんな生活をするのかとか、ハルの家族や幼馴染の女の子の受け止め方はどうなるのか!?とか、そんなリアルな部分ももう少し掘り下げて見たかったかな。綺麗な部分だけじゃなく…

でも、二人が互いを想い合う気持ちの伝わってくる、静かにグッと胸にくるお話でした。

0

坊ちゃんと。。

坊ちゃんといっても夏目漱石ではなく、いいとこの子。
一方の千秋は、裏家業の匂いがするちょっとエロティックなお兄さん。
こんな境遇の違う二人のラブストーリーでした。

人に言えないようなこともしてきた千秋。でも家族、そして大切な人を守ろうとする一途で健気な青年です。
一方のハルは、純粋でいい子。きれいな千秋のことが大好き。でも力が無く一人で千秋を守れないことに煩悶する。

千秋の妹や、彼に執着する双子、光源氏など、周囲のキャラも個性的でおもしろいお話でした。

そして、月が綺麗だね、という、漱石ばりの素敵な台詞がお話のキーポイントになっていました。

0

年下執着ワンコ✕ワケあり美青年

小学校のときに出会ってから13年も千秋に片想いしているハルが千秋と恋人になるまでのお話です。

友達以上恋人未満の関係で身体だけを重ねるセフレのような関係の二人。
ハルは千秋に頼られたいけど、千秋はハルに頼ろうとしないところが切ないです。

千秋は身体を売って親の借金を返済するしかなかったという過去があり、幼い妹を家に残して売りに行くところは痛々しくて見ていられませんでした。

ヤクザの光と源氏の千秋への執着が怖かったですが、ハルと千秋が両想いになったらあっさり手を引いたので拍子抜けしました。

シーモアは白抜き修正でした。
両想いになってからのラブラブなところがもっと見たかったです。

0

歳も環境も大きく違う二人のお話

初めましての作家様でした。
絵柄で好みが分かれるとは思いますが、細部まで丁寧に丁寧に描かれていて、個人的にはとても好感が持てました。
作を重ねるととても良くなる作家様な気がします。
お話は切ない過去を持つ青年と太陽属性の年下攻めの歳の差の両片思いのお話でした。
内容も絵柄同様、受中心に丁寧に作り込まれていて受の劣悪な環境も悲しいですが地に足がついたものに感じられました。

以下内容に大きく触れます。






ハルは週末会いにいく相手がいる。
いつも自分の好きなものを作って待っていてくれている人千秋だ。
sexもするけどキスはダメ。
好きと言ってもダメ。
過去に干渉してもダメ。
恋人にしか思えないことをしてるのに恋人になれない二人。
ハルは小学生の時自宅の近くで高校生で傷だらけの千秋と出会った。
傷だらけなのにあんまり綺麗でドキドキするから女の人と思ったハル。だけど男の人だと言われて男の人なのに好きって思ってしまう自分にびっくりする彼に、千秋がいう言葉が、ストレートでとても良かった。
なにを好きでいても、なにをしていても、お前はお前だよ。
こんなこと言われたら、ただでも綺麗なお兄さんにドキドキしてるのにイチコロです。
ハルはずっと千秋に恋をし続けます。
千秋も春を愛しく思ってハルの言うことはほとんど叶えてあげるけど、でもキスはダメ。好きと言ってもダメ。
長い両片思いの末、ハルの想いが爆発するけど、自分の劣悪な環境に春が巻き込まれるのを恐れて千秋が身を隠してしまう。
ハルは千秋を見つけることはできるのか。

個人的に一番切ないなと思ったのは千秋がハルくんをずっと知っていたと告白するシーン。
自分と全く違う幸せな家庭に住む子を異世界の住人の様に、本の中の登場人物の様に思っていたのに、自分に関わってきて戸惑いったというところ。
僻んだり、恨んだりもしない、それ位の隔絶に、千秋くんの悲しみの深さと、優しさが見え隠れしました。
幸せになって欲しいです。
ハルくんが太陽属性くんなのでとても救われます。
きっと千秋もずっとそんな気持ちでいたんだろうと思います。
最後ハルくんがぶっ込んでくるので千秋に纏わりついていた光と源氏の様にびっくりしましたが、このくらい太陽光強かったら、千秋くんは陰に逃げることもできないでしょう。
二人仲良くおひさまの下を生きて欲しいです。

0

雰囲気と表紙と立ち位置が美しい

境遇の違う相手に惹かれ合うお話が好きなので読めて良かったです。お話は割とサラッとしていますが、静かな夜や隠した恋心のしっとりした雰囲気が素敵で読んでいて心地よいです。
美し過ぎる表紙で、中身の方も少女漫画と色気と幽玄さが混じり合ったような画が好みでした。月明かりや室内の明暗、暗いところにいる千秋と健全なハルやモブ女子の立ち位置など、トーンや演出が好き…
色気のある年上の謎めいたお兄さん(しかも時々好物を作ってくれるセフレ関係)千秋の魅力バチバチ。ちょっとお顔の額の狭さと肩幅が時折気になりますがそれも味。

親の借金と生活苦から売られた千秋ですが裏社会描写はあっさりしていて、足抜けもあっけないですが、二人のキスが直ぐにでも見たい読者の為のページ配分は大正義だと思いました。
月関連の台詞はこの漫画独自の何かが良かったな…

カバー裏(電子読みで表記ないのですが多分)の、表紙イラストのアレンジverが最高でした〜。指も絡んでる…

0

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