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今回は別荘への潜入シーンがほとんどなので、甘さは控えめ。過去の爆発事故の真相も明かされ、犯人なりの独善的な正義や世間あるいは権力への訴え、はたまた復讐などがきっかけであれば許されるわけではないけれど、まさかこんな幼稚な、考えなしの子供の遊びの結果だったとは想像しておらず、一狼のことを思うとただただやりきれない気持ちになりました。しかもその幼稚な心が何の成長もしておらず、当人は自分のせいじゃないと繰り返すばかりで、罪に向き合う姿勢もなく、絶望した一狼の表情に胸が痛くなりました。そんな彼の気持ちを言われずとも瞬時に理解し、肩の荷を半分持って下ろしてあげた獅郎は、もう彼の人生も共に背負う覚悟ができているのだなぁと感じました。
サスペンス要素満載の巻。
ハラハラドキドキ、あっという間に読めちゃいましたよ…スンゴ。
BLうんぬん以前に、純粋にこれだけ漫画として楽しませてくれるなんて、もうそれだけで☆5あげたくなる。
マイナス要素あったかな?あえて挙げるとすれば:
・匡がやっぱり想像以上にドクズだったこと
・山田が常に笑顔で気持ち悪いこと
でもまぁ、獅郎がアイツを半分殴ってくれてスカッとしました。目頭も熱く…
とかゆーとったら、もう田口さんに全部持ってかれたw あれはズルいてー!w
<BL的要素>
冒頭で、座敷に座ったまま拳を合わせる二人。
双眼鏡での偵察の時もだけど、「ずっとついてる」やっぱりバディだなって。
座敷で待ってる間も!お互いの肩や頭にもたれかかってて、もう本当に仲良いんだなぁと。
一狼が田舎の夜空を見上げると同時に思い出すXmasイルミネーション。
そして「相棒ーー」と抱き合うシーン。エモい!
アテロフは珍しい苗字だし、しかも漢字が難しいってことは、あの国じゃないのか…
どこの国を想定してるのかな~…気にはなる…
<注意点>
幸子が刃物で自分を○そうとするシーンあり(未遂)
『ケイ×ヤク』のドラマ化、おめでとうございます。楽しみです。
ドラマの初回放映日と同日発売になった『ケイ×ヤク』の7巻目。
公安の一狼と、ヤクザの獅郎。
全く接点のない二人がバディを組み、20年前の爆破事件に起因する国を巻き込んでの陰謀に挑む―。
というお話の今シリーズ。
6巻でB国の諜報部員・Jの腹心の部下であるニナを確保し、そして爆破事件を隠ぺいした人物たちとの接触を図ったところまでが描かれていて、7巻はその続きから。
山田のもとにいる、20年前の事件の加害者と被害者(と、私は思う)の二人の救出に、命を懸けて一狼と獅郎は突入し…。
20年前の事件の真相、黒幕、そういったものが解明されていきます。ストーリーとしてはシリアスなお話なんですね。暴力シーンや流血、殺人といった惨事が描かれていますので、そういったお話が苦手な方には若干不向きな作品かもしれません。
が、そのシリアスさを補うのが、一狼×獅郎の二人の掛け合い。
獅郎は自分の目的のために複数の男たちに抱かれるというシーンはあり(獅郎とモブの絡みの描写はありません)、それ故にBL作品として区分されている向きもありますが、肝心の一狼との身体の接触という部分はかなり少ないです。少ないというか、既刊7冊通しても軽いキスシーンがちょびっとあるだけ。
けれどこの二人に、身体の接触は不要とさえ思えます。心の奥底から、きちんとつながっているから。信頼という名の、決して切れることのない絆が。
もう、この二人の心情に萌える…!
一狼と獅郎は、莉音という女性を介して繋がった二人。
一狼には20年前の事件解明という目的もあり、大切な幼馴染で淡い恋心を抱いている千夏もいる。
守りたい大切な人が、それぞれ彼らにはいて、けれどその存在とは別に、二人はお互いを守り共に居たいという願いもある。
一狼と獅郎の恋のベクトル、も気になりつつ、それだけではなくって事件解明、B国諜報部員のJとの対決、国家を巻き込んだ陰謀との攻防。萌えがたぎるそれらのバックボーン一つ一つが面白いのに加え、それら因子が複雑に絡みストーリーに奥行きを与えているのも良き。バディー物がお好きな方にはもちろん、BL作品と言えば速攻ベッドイン、みたいな展開があまり好きではない方に激しくお勧めしたい作品です。反対に言うと、BL作品なら絡みがないとね、という方には不向きかと思います。
一狼の上司の警視監でもある田口さん。
獅郎の姉であり一狼の先輩の莉音。
その二人を含めた、たった四人で挑む闘い。
山田、そしてJとの対決も気になるし、指定暴力団・峰上組の若頭という立場にいる獅郎のその後も気になるし、田口さんのミステリアスさとカッコよさにも悶絶するし、一狼と千夏ちゃんとの関係も気になるし。
続きが早く読みたい!今巻も非常にいいところで終わっていて、お約束と分かりつつモダモダしてしまいました。
シリアスベースで進む今シリーズですが、所々で挟まれる「番外編」の小話が大好き。可愛いの。田口さんのお茶目さに萌えが滾りました。
