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階段から落ちて前世を思い出した代わりに今までの記憶を無くしたシリル(受け)。
一緒にいたのは好みの男性。どこかで見たことがあると思ったら、前世で姉妹がやっていた推理ゲームの殺人犯ジュード(攻め)。
自分はゲームでジュードに殺される被害者だと気づく。
なのに、ジュードは自分達は恋人同士だったという。執事に聞いても友人に聞いてもそんなはずはないという。どちらが本当なのか。
殺されたくないシリルはジュードがなぜ自分を殺すことになったのか原因を探ろうとするが、ジュードは口説いてくるし、警戒しないといけないのに好みの男に抵抗できずずるずる関係してしまい‥
謎解きするかと思いきや、流されてずっとヤッてて、なんだかなー。
警戒しないといけないと言いながら流されすぎ。矛盾しているシリルにどうにも共感できず。
結局記憶が蘇って謎は解け、謎解きではなかったというオチ。
それにしてもヤリすぎ。盛りのついた猫かってくらい。
話の展開上、推理がメインだと思っていただけに、ちょっと残念でした。
そしてそんなシリルに終始振り回された気の毒なジュードでした。
まぁ、記憶がよみがえって、殺されることもなく、好みの男を恋人にできてよかったね。
あの有名探偵がいる街って感じで楽しかった。前世の記憶を思い出したら、今がゲームの世界で自分を殺す殺人犯が恋人を名乗ってるって怖い。
現世の記憶喪失してるからこれまでの人間関係等も分からないし、探偵を頼むのは解る。けど、惹かれていくのはダメでしょ〜しかもハマってるし。どうなる事かとハラハラしました。ジュードがシリルを溺愛してるのが伝わってきたので、そこは安心材料だったかな。
ミステリー要素ありで推理するのも面白いし、2人の恋模様も楽しいし、イラストは美麗だし大満足(˶ᵔᵕᵔ˶)
今回はゲーム世界で殺人犯である市警の署長と
殺される伯爵に転生した日本人のお話です。
受様が転生した世界で
自分を殺すはずの攻様と恋仲になるまで。
受様はゲームおたくの姉妹をもつ大学生ですが
受様がまぶたを開けると悲壮感漂う暗い顔をした
外国人のイケメン青年に覗き込まれていました。
このイケメン青年が今回の攻様です♪
攻様の後方の大きな姿見には
攻様と共に明るく爽やかな雰囲気の青年が
映っていて受様は混乱と不安で手足が震えます。
受様に「あなたは誰」と問われた攻様は
驚きに固まり
受様は即座に医師の診察を受け
記憶障害と診断されます。
受様は貴族院議員の伯爵で
自宅の階段で足を踏み外して
頭を打って気を失ったらしいのですが
今の受様には大学生の記憶があり
攻様は受様の姉と妹がハマっていた探偵ものの
推理ゲームの殺人犯に瓜二つです!!
しかも受様は今の自分こそゲーム冒頭で
攻様に殺された若き伯爵だと思い当たるのです。
しかも受様が自分と攻様に関係を尋ねると
「恋人だ」と言われるのですよ!!
受様は本当に攻様の恋人なのか!?
そして受様は恋人に殺されてしまう運命なのか!?
ゲーム世界で殺される役に転生した受様が
自分を殺すはずの攻様に恋仲だったと迫られる
異世界トリップファンタジーになります。
平凡な大学生だったはずの受様が
気づいたらゲーム世界のキャラクターになっていて
しかもわりとすぐに殺されてしまう被害者と
いうだけでもてたいていなのに
加害者は家同士が対立している同級生である
市警の署長である攻様なのです。
しかも攻様と受様を「恋人だ」と言い
頭をぶつけて目覚めた受様の状況は
デンジャラスな設定テンコ盛りで
かなりワクワクで読み始めました (^○^)v
受様は攻様の事を調べ始めますが
受様と攻様が恋仲だという話どころか
2人が仲が良かったという証言も得られないのです。
受様は探偵に攻様の調査を依頼しつつ
自分も攻様と接触するのですが
受様を恋人だと言う攻様にしたら
受様と少しでも一緒にいたいし
恋人と一緒にいたら手をだしたくなるのは当然で
イイ雰囲気になっちゃうのですよ(笑)
そんな展開は受様の知るゲームにはなく
どういう結末がまっているのかと
ハラハラする受様が面白かったです。
ただタイトルから妄想されられる事件は
それっぽい出来事も全くなく
当然攻様も怪しい行動をとったりせず
受様の記憶喪失もちゃんと解決するのですが
タイトルイメージほどのアップダウンには欠けたので
ちょっと萌え足りなかったです。
松雪さん立て続けにゲーム転生ものを?と思いながら読み進めると…。
うーん、なんだか盛り上がらない。ひたすら主人公シリルがジュードに殺されるのか?元のゲームはどうだったか?回避できるのか?
そう思いながらもエロエロばかりで。
転生してこちらでの記憶がなく、恋人だと言う男が殺人犯のはずなのに、なぜか彼に会うとウズウズする。なぜか?
エッチもとても気持ちよく体の関係があったのだろうか?
そして名探偵マロンの仮説に、なるほど!入れ代わりでシリルと自分は別人なのか?となり…。
そうこうするうちに階段落ちして記憶が戻り…。
謎の真相はなるほど、この発想は新鮮でしたが。
うーん。あんまり盛り上がりもなく、主人公にも共感できず萌えも感じず。
あえて言うならジュードが振り回されて気の毒かな。
転生や記憶喪失ものの定番を踏まえつつ、新しい発想でもあるのですが、結末の設定の必要性がわからず。
読みやすく探偵も登場したり19世紀末のロンドンっぽい舞台は良かったです。