• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作すてきな命の救いかた

ラヴ
犬の保護シェルター運営者
サミー
マッドクリークに最近やってきた住人

あらすじ

犬の保護シェルターを運営しているラヴは保護した後に失踪したラブラドールのサミーを追いかけて犬と人の両方の姿になれるクイック達の住む町、マッドクリークへたどり着く。クイック達のシリーズ第4弾。

作品情報

作品名
すてきな命の救いかた
著者
イーライ・イーストン 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403560491
4.6

(37)

(28)

萌々

(6)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
169
評価数
37
平均
4.6 / 5
神率
75.7%

レビュー投稿数11

月吠えシリーズ4作目

4作目は、3作目に登場した犬の保護施設経営者、ラブ・ミラーと、彼が出会った保護犬のサミーのカップル。

いや、ここへ来て山場を作るための2人の危機の演出が非常に嫌な感じで、1作目のメインカップル、ランスの母リリーがとんでもなくキライになりました。
やってること泥棒だし。そういえば1作目でも、ランスのパートナーのティムの大切な苗を盗んでいましたね。群れのリーダーの母としての自覚が強いリリーですが、こういった道徳心のない行い、他人のことを顧みない行いができるとは、全く人として尊敬できません。

ラブは2作目よりずいぶん魅力的に描かれていて、それを手伝うサミーもかわいらしく、ゆっくりと心も体も関係を築いて行く過程がよかっただけに、終盤とても嫌な展開でがっかりでした。
5作目も購入済みですが、こういう嫌な事件がないといいな。。

0

ラブラドールきた!

ラブラドールと暮らしていたこともあり、個人的にシリーズ序盤からずっとラブラドール版を読みたいと願っていました。
3作目でラブラドールが登場しましたが、クイックではなかったため諦めていたのですが、まさか主役でラヴのお相手とは!
こんな嬉しいことはない、とばかりにがっつきました。

暴力をふるわれ、大人の男性が苦手になってしまったサミー。
それでも勇敢でありたいと願う彼のいじらしさに胸をうたれました。

そしてラヴの生きざまがまたかっこよすぎる。
徐々に明らかになる彼の二面性に目をみはりました。
いや~スパダリすぎるのでは!?

ごめんなさい、保安官まじで鬱陶しいです笑
愛すればこそ、柔軟になれない彼がもどかしい。
ランスの葛藤も読みごたえがありました。

希望にあふれたラスト。
まだまだマッドクリークのこれからを読ませていただきたいです。

0

今回も楽しめました

大好きなシリーズの第四弾!
今回メインの二人は個人的に好みドストライクというわけではありませんでしたが、終始退屈せずに読めました。

二人の関係性だけではなく、ラヴの力によってマッドクリークがいい方向へと進んでいく様を一緒に追うことができて嬉しかったです。
お馴染みの仲間たちにも会えテンション上がったのですが、思いのほか覚えていないことも多く、自分の記憶力のなさにガッカリしました。
少し不安な方は読み直してからが絶対にいいと思います(笑)

重大な秘密はもちろん絶対に隠さなければいけないですが、町の幸せのためにも皆が変化することを受け入れ、望んだことは本当に感動的でした。

少し物足りなかったのは、クイックたちの犬でいる時間がとても少なかったように思います。
せっかくの可愛くて美味しい設定なので、犬の姿ももっと見たかったかなー。

0

今回も最高でした!

大好きなシリーズなので、新刊が発売されると知り楽しみにしていました。
いつも通りの大ボリュームで、やっと読み終わりました。

今回の主人公は前作に登場していた、犬の保護シェルターを運営していたラヴでした。
彼が前作に登場した時にどんな心境だったのかとか、彼が本来どういった人間でどうしてシェルターを始めたのかが書いてあり一気にお話の中に引き込まれてしまいました。

そして「なりたて」のサミーを追いかけて、彼はマッドクリークへ辿り着く訳ですが、ラヴがクイックになったサミーに見惚れる様子や、マッドクリークの町やクイック達を気に入って行く様子に、町に新たな風を引き入れてくれるのではないかとワクワクするのです。

ラヴに警戒心を抱くサミーに、気を遣いながらゆっくりゆっくりと距離を詰めて行くラヴが素敵だし、2人が番になるまでをドキドキしながら見守った気持ちです。

ラヴのおかげで産まれ変わったかのように自信を取り戻して、シェルターの仕事をするサミーが本当に眩しくて、闘犬だったベストボーイを救う件はとても感動したんです。

ラヴの望みはマッドクリークで群れの一員になりたいだけなのですが、お約束のリリーによる過干渉があって一気にラヴは窮地に立たされてしまうのです。そして、案の定なランスの拒絶にあって…また今回もリリーとランスが嫌いになってしまいそうになってしまいました。

ラヴによってマッドクリークの抱えているクイックたちの問題を解決しましたが、まだまだ町は模索している段階だと思いました。

ランスという群れのリーダーの他に、ラヴという頭脳を味方につけたクイックたち…、ここで前作のあの不穏な影はどうなったのかととても気になってしまうのです。

今作のカップルは受のサミーが去勢されてたりとか、リバがあったりと今までのカップルとちょっと違っていました。でも、とても愛に溢れているんです。

これ、まだ続いてますよね?じっと新作を待ちたいと思いました。

3

犬の保安官

HOW TOシリーズ(日本語タイトルもうまいけど統一感ではHOW TOがわかりやすいなとひっそり思ってます)全て読み返してから挑みました。3CPの仲睦まじい様子が分かるので大正解!マイロが随分大人になっていることが非常に感慨深い…サニーに"人間"を説いている…大きくなって…
自分の中でシリーズ最高傑作の予感だったのですが後半失速しました。白い象のくだりぐらいまでが大好き。とはいえ神評価であることには変わりないです。
ボランティアつまりはマッドクリークの面々が次々に犬の里親になる描写から、彼らは本当に犬を飼えるのかと考えていたら案の定でした。経済状況がよくないクイック達に犬を引き渡して、後追い調査はちゃんとしてるのか不安になってしまい。フィクションといえばそれまでですけど、この点は作品内でリリーが問題視しちゃってますからね。ただいつも通りのリリーの暴走っぷりにも相変わらず辛い気待ちにさせられる。今回はランスも辛かった!最後の「抗不安薬」が辛さのとどめでした。なんだかなぁ。火事のシーンかどこかで、真に仲間思いで真にカッコいいランスの様子が書かれていて欲しかった。あまりにも道化扱い。
うだうだ書いてますが、ラヴのビジュアルや雰囲気はシリーズで最も好みです。ローマン×マット以降ショタ風味というか、物を知らない純粋なクイックをたぶらかしている感があったけど、今回はガーディに施設を譲ったりリバがあったりと、ラヴがそれこそランスのようにアルファポジションに固執していない様が表されていたおかげで受け入れやすかった。ラヴの絶対的な犬好きのおかげでバランスが保たれてるなぁ。サミーの振る舞いにメロメロになるラヴも愛に溢れていて素敵ですし、ランスにすら"犬の保安官"を見て笑顔になれるそんなラヴ、いい男です。

4

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP