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表題作浪漫亭の住人~東雲~

緋堂咲也,緋堂グループの御曹司,高校生→大学生
東雲,花魁

同時収録作品浪漫亭の住人~東雲~ 第二幕

矢嶋久信,松前氏の顧問弁護士
桃花,松前氏の馴染み

その他の収録作品

  • あとがき
  • 前夜祭

あらすじ

高校生の咲也は、祖父の遺言で東雲という人物に会うため『浪漫亭白桜』を訪れる。そして、そこが金と権力に飽かして男を買う遊郭だと知らされる。しかも目の前に現れた東雲は美しい花魁で…!? 用を済ませ早く帰りたい咲也だったが、頑なな東雲の態度に反発して見世に留まることに。その晩、二枚目花魁、浅黄の濡れ場を目撃してしまい…。

作品情報

作品名
浪漫亭の住人~東雲~
著者
桜川園子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861341823
3.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

縦軸と横軸のしっかりしたシックな甘さ

実は遊郭物って好きなのです。なぜかというと「好いたら抱く」というエッチへの流れの必然性が舞台で説明できるから不自然にならないのです。
あと、髪の毛が長いことに関しても和装、遊女スタイルなら長い方が似合うし。というわけで、現代の男遊郭を舞台にしたお話。
最初は祖父から通帳とか財産を託されて東雲のもとを訪れた咲也がそのお金を容易に受け取らず、逆にそういう世界に引きずり込んではいけない!と必死で帰そうとする東雲に執着するうちにそれがいつの間にか恋心に発展していく・・と。
東雲側にも言い分はあり、過去の記憶通り訪ねてきたのはうれしいが、愛人なんか作るのは本来あるべき姿ではない・・・と実は咲也の事を心配しているわけです。
過去に彼の祖父にも同じように手を差し伸べられたのを拒絶したというのもあるのです。無償では好意を受け取れないたちなのですね。

しかし、その拒絶は咲也が一途に愛し続け、さらに男として成長して行くことでこじ開けられていくわけです。

ところでこれ、第一弾だそうですが、第二弾以降あるんですかね?
桜川先生の長髪受けさんは本当に美人さんなのでまたこういう舞台で読みたいです。
取り敢えず何度もつい手に取ってしまうほどの「謎の中毒性」や「細かい芸」はあまりない直球な本なので萌え萌え止まりで。

2

キレイ

桜川園子先生の絵は奇麗ですねぇ~
受けの子は可愛いくて女の子みたいなイメージがあったんですけど、この作品は受けのほうが大人なのでけっこう好きです。
長髪なので女に見えますが・・・
咲也は祖父の遺言で通帳を渡すために東雲という人物に会いにいくんですが、そこは男の遊郭!男の遊郭って今あるの?って思いました((+_+))咲也の祖父は東雲のお客で、でも何もなかったみたいなんですが、とても大事にしていたみたいで遺言を残したんでしょうね!
でも東雲は拒み、咲也はその遊郭に通います!通っているうちに好きになっていったみたい(*^_^*)きっかけは東雲がオーナーに襲われそうなところに・・・!!
んーーーー読むとわかるんですけど、上手く説明できませんが、キューンときます(笑)
天国のおじいちゃんもウケル(笑)
大人になった咲也はカッコイイっす!!



1

浪漫亭の住人~東雲~レビュー。

年下攻です。再会話です。そして舞台は男版遊郭です。

この作者さんの描く受は瞳が大きくて髪が長めで女の子みたいな可愛い子ってロリロリなイメージがあったのですが、今回のお話は受が凛々しいし随分と年上だし、なんだか綺麗かつカッコ良い系です。

攻はワンコ系?祖父の遺言が無かったら最初はこんなトコ来たくなかった!
祖父は祖母一筋だと思っていたのに、こんなトコで男と遊んでいたなんてとショックを受ける主人公。でも祖父の事は大好きだったので、頼まれた事はちゃんとやり遂げたい(受に通帳を渡したい)と遊郭に通い詰めます。
色々あって、絆されて、過去の話が明らかになって、結局ラブラブという再会モノの王道を突っ走ってくれます。

初めて会った時、受は既にこの仕事をしてて攻は記憶もウロ覚えな位子供って…年の差いくつだ!?
でも、そんな子供との思い出を大事にしていた受はなんだか素直じゃないけど凄く一途で可愛い人です。見た目はクールビューティーなのに中身乙女って良いですね!こんな仕事なのに、ギャップに萌える。

話自体は現代なんですが、時代物の様な錯覚が…。他の作品でも剣術とか和服とか結構出していたんで和モノが好きな作家さんなのかしら。良い感じに和の色気が描写されています。濡れ場描写がなんだかしつこい…。というか結構ねっとり。

そして、主人公CPよりも脇CPがまた良い味出しています。まだ取り上げられていない脇キャラもいるので続編も期待しております。あのプライドの高そうな人はどんな恋をするのかしら、ドキドキします。

1

遊郭モノは受の格が見えてくる

現代ものとはいえ、男遊郭のお話です。
花魁道中もアリなタイムトリップ感覚の、正真正銘の遊郭モノ。
祖父さんの遺言に従って遊郭通い(?)する現役高校生と、
倒産した父親の工場の借金のカタに、遊郭に売られた美貌の年上のお職☆
高校生とはいえ御曹司な攻様が、紆余曲折の末に身受けに至るという…
いかにもな設定の、いかにも王道な和ロマンスです。
…ただしっっ、この年の差はちょっとしたものです。
攻様=記憶もおぼろな子供時代に、受様すでに一人前の花魁とはまぁ!
しかもこの受様・東雲という麗人ってば、当時と変わらぬ花めく美貌。
サラサラ髪なびかせて、ありていに言えば…歳を取ってないんです。
(↑攻様はどんどん成長して、大人なイケメンになっていくのにねぇ…。)
東雲は、いくつになっても同じスタンスで麗然とした様子。
(↑…で、肝心なところでは素直に小娘っぽい☆)
それにしても遊郭モノって、受の格がハッキリと見えてくるんですよねぇ!
荒んでるかどうかとか、男の娘ばりに女々しくないかどうかとか…
設定柄、エロいシーンは多いはずなのに、受様の清潔感とか凛々しさとか、
そういった格めいたものだけは、やたらとハッキリ見えてしまうのだけは確か!
たぶん…浮世離れしたゴージャス衣裳と中世的オーラのなせるワザなのだけど、
絵柄全体が和綺麗なぶん、よけいにそのあたりに眼がいっちゃう不思議です。
さて…お楽しみのアノ場面、遊郭だけあって濃厚です。
かなーり年上(年齢不詳だけど)の男が、高校生を手ほどきするのが…
犯罪的にエロスです。

1

攻め様も受け様も男前

遊郭モノ、私も大好きなんですが、和服も思いっきり堪能できるという、私にとっては二重の嬉しさです。
桜川さんの描かれる攻め様は性格が男前な攻め様が多いと思うんですが、今回も男前でした。
タイトルに「受け様も」と書きましたが、これは性格が男前という意味です。
受け様の外見はとても美しいので、美人な男前さんですね。
お話としては王道だと思うのですが、表題作の咲也x東雲カプに関しては、咲也が高校生からどんどん男前な大人に成長していくのが楽しみでした(最後のエピソードは大学生にしてはちょっと老けてるなぁ、とは思いましたが^^;)。
このカップルの他にも、顧問弁護士x桃花のお話も収録されています。
こちらは攻め様がとても真面目というか紳士で、ピュアな恋心を桃花に抱いているのが可愛かったです。

ラストに収録されている「前夜祭」というのは、この作品の冒頭に登場した浅黄が主役らしい新シリーズの予告なんですが、これは単行本にはなってないのかなぁ?
単行本で予告までしているのだから、続きのシリーズも出す予定だったんでしょうが…どうなったんだろう…。

0

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