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きらめく季節に出会ったのは 太陽みたいな人だった
社畜リーマン・東堂聖永(せな)と農家の森田群士(ぐんじ)の農業BL。193頁
読み終わった後の癒され度は満点。ハードモードの読み物の合い間に読みたい作品。
東京で擦り切れるまで働いた聖永は退職して、あてもなく電車に乗り込む。降り立った駅で郡士と出会う。農家を営んでいる森田家に迎えられて夏野菜の収穫体験を経て、本格的な移住へと気持ちが強くなっていく。
冒頭、聖永が降り立った駅では360度の空と緑が広がる。セナは涙を堪えてたたずんでいた。それは苦しい社畜時代のトンネルを抜けた安堵だけだろうか。どこか喜びにも見える表情が胸にせまる。そこへまるで友達を迎えに来たかのように声をかける群士。群士は弱っている者をほっておけない優しい心根の青年。連れて帰った聖永が誠実でまっすぐに慕ってくれる心地よさに離れがたい感情が芽生える。
ここでは、よそ者だとか、同性の葛藤とか、当て馬だとかの煩わしい要素はなくていい。聖永の真面目で優しい性格と群士の大事な人たちの力になろうとする生き方があればいい。さしずめご飯と味噌汁にお漬物でお腹は満たされて、ちょっと甘い果物があれば最高の1日。そんな素敵なストーリー。
都会の人間が田舎で暮らして住み着く展開の話は以前にも読んだことがあり、この展開が私のツボなので、こちらの作品も凄く好きです。
社畜が会社を辞め、フラッと田舎に降り立つ。
こんな時、自然に手を差し出して受け入れてくれるって、ホントに良い出合い。田舎だから何で受け入れてくれるわけじゃないけど、主人公はちゃんと仕事が出来て、彼にしかできないこともあり、持ちつ持たれつなんです。
そして、社畜の聖永を拾った郡士も、聖永の良い所をどんどん見つけて甘えたり頼ったりしながら惹かれており、聖永、郡士両方の目線で楽しむことが出来ました。
互いの気持ちを知ったタイミングで家族へのカミングアウトも済ませてしまい、おおらかな感じも良かった。田舎だからお見合いとか跡取りとか色々あるだろうけど、一人ひとりの幸せを尊重した話だったので、心温まりました。
もういい人しか出てこない。心が荒んだときに読み返したい作品です。
狼森圓先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
ブラック企業を退職した聖永は、あてもなく乗った電車で田舎町を訪れた。そこで声を掛けられた農家の群士が、宿のあても着替えも用意していない衝動的な旅をしていた聖永を「とりあえずうち来る?」と招いてくれて。
個人的、各項目5段階で
ほのぼの 3
ピュア 3
純粋 3
エロ 1
な感じだと思います。
ブラック企業に勤めて5年、疲弊した聖永さんは会社を辞め、田舎の自然を見たくて衝動的に旅に出た。そこで出会った群士さんとその家族の優しさに包まれて癒されて、真面目な聖永さんは力になりたいと、農家の手伝いをしながら1週間住まわせてもらうことに。群士さんの大らかさや純粋さにドキドキして、離れ難くなりついには住み込みで働かせもらうことに。
金髪にピアスで少し厳つめな群士さんですが、とても家族想いで頼りになって、でも誰かに頼るのは苦手で、聖永さんに頼っていいよと言われて、ドキドキしちゃう姿が可愛いです。
お互いがお互いにドキドキしてキュンキュンして、元カノやお見合いの話で嫉妬して、ついには想いを伝え合って、家族公認で付き合うことに。付き合ってからは更にドキドキキュンキュン、特に群士さんからの可愛い格好良いと甘えてくる言動に、心臓がもたないと照れてる聖永さんが可愛いです。
お互いが可愛い可愛いと思っているので、聖永さんと群士さん、どっちがどっちだろうと終盤まで分からなかったです。
悲しい展開が殆ど無く、ピュアで純粋な2人と農家さん達のほのぼのしたお話で読み易いです。是非とも読んでほしいです。
人間関係や仕事などで莫大にストレスを抱えている時にこの作品を読みました。
読み終わる頃には疲れやストレスを忘れて萌悶(字の通り萌え悶えること)してしまいました。
2人はまるで育っていく野菜達と同じように障壁を乗り越え、愛を育てていきます。
田舎BLは心を潤すとハン腐ラビ法典にも書いてありましたね。
皆さんも是非、荒んだ心を潤しましょう。
なんという爽やかな読後感!
イメージはまさしくタイトル通りの夏。
熱っぽくて、爽快で、空気が陽のオーラで満ちていて、
月並みな表現ですが、読むと元気になれる1冊でした♪
社畜な日々に疲弊したサラリーマンの東堂聖永はその日
ふとした思い付きから会社を退職したその足で田舎町を目指します。
青い空と美しい緑に囲まれた田舎風景に目を奪われていると、
金髪にピアスと一見怖そうな地元の青年・郡士から声をかけられます。
そして、ひょんなことから郡士の実家で農業体験をすることになり…。
出会いから恋になるまでがすごく自然で、あっという間でした。
ヘタレワンコな聖永と陽キャ全開の郡士、タイプは全然違うけれど、
パズルのピースがぴたっとはまるみたいに相性もぴったり!
不器用だけど郡士のために尽くしたがる健気な聖永と面倒見がよく、
とにかく聖永のことを甘やかしたくて仕方ない郡士の互いを想い合う
やりとりが微笑ましくてはじめから最後まで癒されっぱなしでした(*´˘`*)
むっちりと筋肉質で男前な郡士ですが、聖永には甘えたなのが可愛すぎました。
甘々だけど、初々しくて、ゆっくりと恋を育んでゆく二人にキュンと
しちゃいました。
おかげさまでイチャイチャ供給過多でおなかもいっぱいです♡
途中嫉妬からのすれ違いはありますが、基本聖永も郡士も素直で
変に駆け引きをすることもないので読んでいてストレスも皆無でした。
郡士の家族からもすんなりと受け入れられ、むしろ応援までしてくれて
誰もかれもが優しくてあたたかい世界観でした。
心が疲れて、元気が欲しいときにぜひおすすめです♪