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表題作かわいい部下は渡しません

眉村、飲料メーカーの企画営業部長
青山翼、入社2年目の眉村の部下

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

食事やデートの誘いは断られ、毎日定時帰宅してしまう――部下で恋人の青山の不審な行動に、浮気を疑う眉村。けれどそれは、隣家の子供の面倒を見るためだった!? 付き合いたての俺だって、青山の手料理を食べたことないのに――小学生の風太相手に嫉妬するなんて情けない。眉村の葛藤をよそに、風太は青山を兄のように慕い懐いている。そのうえ、青山を奪われまいと一人前に独占欲を見せて!?

作品情報

作品名
かわいい部下は渡しません
著者
火崎勇 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010668
3.2

(10)

(0)

萌々

(5)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
30
評価数
10
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

理性と欲望の狭間

百戦錬磨と思われる眉村が、青山そして風太に振り回される様がクスッと笑えて、でも切実で、面白かった。
理性と欲望の狭間で戦ってても眉村は大人で、我慢する様は気の毒。青山もいっぱいいっぱいなんだろうけど、眉村を気遣ってほしかったなぁ。好意が溢れてるからいいけど誤解をうみそうでヒヤヒヤ。
風太の家出への対応は眉村に拍手。その後も強引ではあったけど、結果的に青山も今の幸せを確信出来たように思いました。
何がきっかけになるか分からないけど、頼れる眉村と純粋で可愛い青山はお似合いで可愛い2人。イラストも可愛かった(˶ᵔᵕᵔ˶)

3

惚れられてからの恋ですが

今回は企画営業部長と入社2年目社員のお話です。 

受様が攻様の可愛い部下から譲れない恋人になるまで。

攻様は学生時代にBリーグを目指そうとするも
2年の時に肘を故障、日常生活に支障はないものの
激しい運動は出来ない身体なります。

そこから大学生として勉強や遊びで青春を謳歌し
部活の時に好んで飲んでいた飲料メーカーに就職、
企画営業部に配属されます。

攻様は上昇志向が強くないのですが
自分がいいと思っているモノを売り
それが営業成績となって表れるのが楽しく
仕事に精を出した結果、出世株となります。

そんな攻様の恋人は忙しい攻様の業務の補佐として
配属された2年目の男性社員でした。
彼が今回の受様です♪

受様はインターンシップで訪れた際に
攻様の部署に回されてきた大学生で
攻様は真面目な子だなと好印象を持っていました。

受様は最初、総務部に配属されますが
攻様の増員希望に受様に白羽の矢が立ったのです。

受様の仕事ぶりは攻様の満足の行くもので
人懐こくて部内の人間関係も良好、
言われた事も言われない事も率先してする受様を
攻様は部下として可愛がっていました。

そんなある日、
取引き先との飲み会で酔ってしまった受様を
攻様が介抱した事で受様の恋が発覚、

交際相手は異性オンリーな攻様でしたが
"お友達"からのお付き合いを始めます。

受様は私生活でもとてもいい子で
攻様は受様を抱きたいと思うようになりますが

受様が毎日退社をするようになり
攻様が飲みに誘ってもお断りされるようになり
攻様の忍耐は3週間で切れて
他の男の存在を疑うことになります。

はたして受様の定時退社に理由はあるのか!?

順調に出世している攻様と
攻様の部下である受様の社内恋愛モノです♪

火崎作品は片視点が多いのですが
本作は攻視点にて進みます。

俺様な攻様が純情ボーイ(笑)な受様と
ひょんなことからお付き合いを始めてみたら
ドンドン惹かれていくのですが

自分を好きなはずの受様の不可解な行動に
もしかして浮気!? って思い始めた攻様が
ドンドンぐるぐるしていく様子がMYツボど真ん中♪

定時退社が続いたからと
他の男の存在を疑うって何様!? って感じですが

攻視点だからこそ見える
自分が優位と思っているからこその言動と
"良い上司"と思ってもらいたくてとる言動に
年上攻の矜持が見え隠れしていて実に楽しいです。

受様の浮気相手(笑)の事情や気持ちを知ると
チャンと諭せるだけの大人なのにね (^m^)

これが受様視点だと
そんな攻様のかっこつけが全部
"攻様カッコイイ"になるのだろうなと思えるのが
更に楽しかったです♡

3

ライバルが…

ノンケの眉村が青山と友達からおつきあいに至り、結ばれるまで、のお話です。
今回、そこで終わっちゃうんですが、あとがきに書かれていた、その後のお話しを是非とも書いていただきたい位です。

小学生のライバルに嫉妬してしまう眉村が愛おしい。
最初はなんとも思ってなかった青山から告白されて、嫌じゃないから付き合ってみようという眉村の心の広さというか、フラットなものの見方をするところが良いです。男女間でも最初から相思相愛とは限らないですしね。
そんなスタートでしたが、どんどん嵌るわけです。
なのに、手を出せない。もどかしい眉村(苦笑)

青山もトラウマを抱えてなければ、もっと素直に抱かれていたのかもしれませんね。
作者によると、これからの二人は安泰なそうなので、やはり風太や長岡の未来を見たいなって思います。

0

ライバル

兼守先生おっかけで購入。めちゃ好きって思うところが無く、さらっと読んでしまったので中立にしました。本編230P弱+あとがき。

飲料メーカーの企画営業で部長を務める眉村。浮いた噂がないですが、それは6歳下の新人で部下の翼が恋人で二人の関係を内密にしているから。うまくいっていると思っていたのに翼が定時で退社することにこだわり始めて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
風太(受けの隣に住む子、小2)、長岡(攻めの同期)、風太の母ぐらい。

++攻め受けについて

久しぶりの全面、攻め視点。攻めはお仕事大好き人間&ノンケで受け限定で男オッケーという方。男っぽいけど、俺様でも変態でも溺愛でも無くって、びびっと刺さるものが無かったんですよね…いい男ではあるのですが。受けとの関係をちゃんと確認しながら進めるいいヤツなんですけどねえ…

受けは自らの経験あるのでお子様にほだされて、定時あがりして、一緒にご飯食べてあげたりする優しい新人君。間違いなくいい子なんだけど、やっぱり特筆するべき何かが思い当たらず。

二人の間に入り込む風太は2年生らしいかわいいヤンチャなお子様で良かったんですけど、今ひとつ盛り上がれなかった一冊でした。うーん。ちと残念。

2

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