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下巻では、つかみ所のなかったゆうま視点ですすむお話でした。
ゆうまの人格形成や、何故みちこに対してここまで執着めいた「大事」という思いがあるのかが語られ、モヤモヤが晴れていきました。
上巻で、みちこ邪魔だな〜とか思ってしまってごめんなさい。
みちこちゃんは本当に良い子でした。彼女がいてくれて良かったです。
今まで「ゆうまにとっての味方」のみちこであり「みちこにとっての味方」でいようとしていたゆうま。
みちこに彼氏ができた事で、みちこの味方は自分だけではない。だけどずっと幼なじみであることに変わりはない事に気づいたのかな。
人の気持ちや恋心等がわからなかったゆうまと、ゆうま以外に興味のないコミュ障気味の大谷くん。
この二人だけの世界だったら、多分歪な関係のままだったのかも。
二人の関係が揺れているときに、みちこの明るくマトモな助言があってよかった。
二人の執着が変に捻れる事なく昇華できたのではないのかな、と思いました。
下巻の方がBがLしてると思います。
でも、「DKのアオハル」といった訳ではなく
一見普通に見えて闇を抱えた執着系の二人が、第三者目線も交えて成長していくお話だったかなと思います。
だけどドロドロしすぎることなく、爽やかさやほのぼの感もあり。パース先生の感性なのだろうな。素敵です。
萌え以外の感情もくれるDKもの、良いですね。
そしてやっぱり赤面する大谷くんの顔がめちゃくちゃ好きでした。
好きです…。すごく良かった。登場人物一人一人が魅力的で、ドラマを持っていて…。
BLなのですが、BLというより人間ドラマとか、群像劇といったほうがしっくりくるような気がします。色んな登場人物の目から物語や人物について語られるの、楽しいです。
上巻では謎だったゆうまのことが色々と語られ、うわーそうだったのか…!となります。ゆうまにとってみちこがどれだけ大切で唯一無二なのかがすごく伝わってきて。本当に特別な存在なんですよね。そして、そんなみちこ以外の人間に興味はないくらいのゆうまの世界に現れた男の子が大谷くんでしたと。
上巻ではゆうまから大谷くんへの感情が読み取れず、謎のままでしたが、下巻で明かされて良かったです…!途中まではやっぱり興味ないのかなあという印象でしたが、みちこに彼氏ができたことから起こった変化でゆうまの大谷くんへの感情が露わになって、もうほんっとうに良かった〜!となりました。これはBLなのか?そのように着地できるのか?と思いつつ読んでいたので、最終的にBLになってくれて感動しました。大谷くん、ゆうま、良かったね…!
あぶなーいかんじが本当に好きです。性癖にドストライクでした。セクシャルな描写はほとんどなく、ジリジリと迫ってくる危ない感と、苦痛。最高です。たくさんBL読んできましたが、5本指に入る作品です。
下巻はゆうま視点かな?
急にどうしちゃったの!?な下巻でした。
最後に向かってどんどん真っ暗闇から明るい場所へ駆け上ってくような。
なんか、感動しちゃったんですけど。
ゆうまの子供時代から、みちこちゃんが一番大事になるまでとなってから。
本当に良い子だよね、みちこちゃん。おさななじみで良かったね!
嫉妬してみちこちゃんに意地悪する元カノに制裁してきたゆうま。みんな逃げていったのに大谷だけは、何されてもいいって残って。
ゆうまは大谷のことをどう思ってるのか分からなかったのが、下巻で動き出し…!!
初めて逃げないでずっと好きでいてくれた子がとうとう?となった時のゆうま。
ここでもみちこちゃんがいてくれて良かった!
初めてこんなに追いかけて。やっとやっと大谷とお互いの本音を伝え合って。おかしくても一緒にいたいんだよ。初めてなんだよ。あの日大谷を捕まえて良かったね。
中三から始まってあんなに小さかったゆうまも身長が伸びて。男っぽくなったね。
まさかこんなふうになるなんて〜、なお話でした。
確かにおさななじみに彼氏ができた話でした。