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表紙みて、おおっこれは爽やか青春DKBLかぁ面白そうと思って上下同時購入
さぁてどんなどたばたなアオハルBLなんだろうと思いきや完全に騙された!
あの表紙と話の内容合ってないね。でもなかなかないお話で女の子もでてくるし、なんかボーイミーツガールっぽいし、ゆうまは闇かかえてるし
でも面白かったです。最初大谷が一方的ゆうまを好きで、ゆうまは冷めてるのかと思ってたら、最後はちゃんと両想いになるので良かったです。
ほんとにゆうまはみちこがいなかったら、どうなってたことやらオソロシイ
ゆうまとみちこ大谷の不思議な三角関係のようで、ゆうまのみちこにたいする想いと大谷に対する想いは全然違ってたなぁと思いました。
ゆうまはみちこをある意味自分を変えてくれた女神様みたいに思っててみちこの純粋さをたいせつにおもってるんだなぁと
大谷は同じ次元のいとおしい恋人嫉妬も愛する気持ちも彼だけという感じ
これは読者を選ぶ作品ですねぇ
もしみちこが男の子だったらどうなってただろうとかちょっと興味あります
あと上ではゆうまが受けっぽい可愛いタイプだったのに
下では雄みがましてて背も高くなってかっこよくなってたのが、きゅんときました
可愛いタイプの攻がだんだん成長していってかっこよくなるのってイイネ!
下巻。上巻の3年後、ですかね。
「そういえば 私 彼氏みたいな人できたんだよねー」
なにィッ⁈ 次はみちこのターンかッ!
そしたらゆうまはどうにかなっちゃうの?壊れるの?こここ、コワイ…
みちこの彼氏はなんかとってもいい奴!決して美人ではないみちこを本気で好きになって可愛いって思ってるのがわかる。
イヤイヤ…ゆうまはみちこを取られた…って思ってない?
…と怯えてたら、ゆうまの過去編キタ!
ゆうまがなんで恋愛抜きであんなにみちこに優しい(←執着)のか。
ゆうまの人当たりの良さはどこから来ているのか。
そしてストーリーは大谷くんとゆうまの危機へ。
ここもね、怖いんです。
離れて行こうとする大谷くんに、ゆうまは何かしちゃうんじゃないか?って。
実際ゆうまの目はイっちゃってるし。
しかし。
ここを救うのが結局みちこなんだなぁ。
私は個人的にかな〜り強固な「BLに女はイラネ」派でして。でもここのみちこには心底感謝したわ…
お互いが「異常」を内包しているゆうまと大谷くん。
外側に漏れ出す前に。
ゆうまがみちこから大谷くんに舵を切った。
正に「間に合った」…という感覚。
ホント、怖かった…
悪夢で殺される一瞬に目覚めるような。
車でカーブを曲がりきれなくて、ギリギリで道路に戻るような。
終わってみれば「あれは何だったんだろう」と段々忘れていく幻の悪夢のような。
全然ほのぼのじゃない。ダークでざわつく作品だった。
この裏切り感、クセになる。
下巻はゆうまのバックグラウンドのお話でした。
どういう幼少期を過ごして、みちことどんな風に仲良くなって、今のゆうまになったのか…。
「おさななじみに彼氏ができた」って、ゆうまの事でもあり、みちこの事でもあったんだな〜と気づきました。
みちこの事を守らなきゃ、最期はみちこの腕の中で死にたいってそれはLOVEじゃ無いんかな?ってチラッと思ったりもしましたが、後々の話の流れで、みちこはゆうまの救世主であり道標なんだなぁって分かってきました。
今まで付き合って、別れを切り出されてきた女子には起こらなかった感情を、初めて大谷に感じたゆうまが自分の嫉妬心や大谷を失う焦りを知ったのはみちこの指摘があったからなんですよね。
普通のBLに慣れきった頭には、色んな意味で衝撃のあった作品でした。
これが作者さんにデビューコミックと知り、また衝撃。
3冊同時発売だった、もう一作品も読みたいと思ってます。
あぶなーいかんじが本当に好きです。性癖にドストライクでした。セクシャルな描写はほとんどなく、ジリジリと迫ってくる危ない感と、苦痛。最高です。たくさんBL読んできましたが、5本指に入る作品です。
好きです…。すごく良かった。登場人物一人一人が魅力的で、ドラマを持っていて…。
BLなのですが、BLというより人間ドラマとか、群像劇といったほうがしっくりくるような気がします。色んな登場人物の目から物語や人物について語られるの、楽しいです。
上巻では謎だったゆうまのことが色々と語られ、うわーそうだったのか…!となります。ゆうまにとってみちこがどれだけ大切で唯一無二なのかがすごく伝わってきて。本当に特別な存在なんですよね。そして、そんなみちこ以外の人間に興味はないくらいのゆうまの世界に現れた男の子が大谷くんでしたと。
上巻ではゆうまから大谷くんへの感情が読み取れず、謎のままでしたが、下巻で明かされて良かったです…!途中まではやっぱり興味ないのかなあという印象でしたが、みちこに彼氏ができたことから起こった変化でゆうまの大谷くんへの感情が露わになって、もうほんっとうに良かった〜!となりました。これはBLなのか?そのように着地できるのか?と思いつつ読んでいたので、最終的にBLになってくれて感動しました。大谷くん、ゆうま、良かったね…!