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運命すらも呼吸をとめて

unmei sura mo kokyu wo tomete

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表題作運命すらも呼吸をとめて

麻川
SE,β→α
恒吉
製薬会社勤務,α→Ω

あらすじ

「何もかも目の前の雄に委ねてしまいたい」

自他共に認める優秀なα・恒吉は今日も今日とて完璧な一日を過ごす――はずだった。
大事なプレゼンテーション中に突然Ωとしての発情期を迎えてしまった恒吉は、αばかりが集まった会議室中にフェロモンを充満させてしまい…!?
逃げ帰った自宅マンションで、隣人の麻川に助けられるも、β性だと思っていた隣人が実はαだと知ったときには、疼く身体を抑えるすべもなく……。
麻川に組み敷かれるなかで、自分がΩになってしまったのだとまざまざと自覚させられて――。
そして、麻川もまた突然変異のαだと知り――。
滝端が描く、突然変異型オメガバースセクシュアルラブストーリー!

作品情報

作品名
運命すらも呼吸をとめて
著者
滝端 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758024297
4.4

(176)

(102)

萌々

(54)

(16)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
22
得点
778
評価数
176
平均
4.4 / 5
神率
58%

レビュー投稿数22

この男らしさでオメガだと!?

滝端先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
男らしい 4
エロ 4
ギャップ 3
しんみり 2
男前 2
な感じだと思います。

麻川さん×恒吉さんのカプです。

今作はオメガバースもので、受けの恒吉さんはアルファで、誰にも負けない、強くて立派なアルファになる為、日々完璧な仕事や一日を過ごしていました。
しかし、突然変異でアルファからオメガになってしまい、突然の発情期で隣人の麻川さんと身体を繋げてしまいます。

最初こそ、オメガになってしまったことを受け入れられず、周りからの掌返しに戸惑ってしまう恒吉さんですが、麻川さんの発言から少しずつ気持ちを切り替え、徐々に立ち直り前を向くようになります。

恒吉さんが元々アルファだからか、他のオメガバース作品のオメガのような華奢で可愛らしい見た目ではなく、男らしい見た目なので、それでオメガとして乱れたり、麻川さんを想って発情する姿がめちゃくちゃエロくてギャップ萌えします。

そして今作は、恒吉さんだけでなく、攻めの麻川さんの方も突然変異でベータからアルファになっていて、2人共が突然変異している設定は新鮮ですね。

バース性が突然変異してしまったことで、自身の心境や周りの人々や環境の変化に翻弄されてしまう麻川さんと恒吉さん。だけど、お互いの言動や接する内に惹かれていく関係性やバース性関係なく、2人共男らしさ溢れる格好良さが堪らないので、是非とも読んでほしいです。

0

お互い認めて前に進めて最後に番、いいね

表紙買いです

オメガバースで突然変異の性転換もの
面白いなと思ったのは、片方だけではなくて2人とも元々のものから変わっている

恒吉雅:バリバリのα性→Ω性
所属している部署はαがほとんどの部署だったので移動を命じられるけど、典型的なαだった彼が戸惑わないはずはない

麻川望:β性→α性
第2性が変わったあと、自分は変わってないのに周りが勝手に変わっていき色々なものと距離をとっていた人

麻川と恒吉はたまたま同じマンションに住んでいて、恒吉がΩ性に変わった時の急なヒートにたまたま居合わせた麻川がαだからできる応急処置をしたことから2人の交流が始まります

麻川さんは登場時本当に屈折してます
でもその理由も後半になるとわかるけど、そもそも嫌いだと断見していたα性に突然変異しちゃって、勝手に期待して勝手に裏切られた様に自分の周りから離れるって、大人でもそうなるよねってなんとなく納得、そして、同情
なんだかけど、同じ様に突然変異した恒吉と交流していく中でちょっとずつ自分にできることを始めるし、恒吉に似合う男になるために頑張ってて健気で根はいいやつすぎて、パートナーを見つめられて良かったねと、良くわからない目線になりました
変わるきっかけになった恒吉が突然変異でαからΩである意味自分より大変なのに、その中でできるベストを考えてたら感化されるし一緒に居る仲でふとした可愛い一面をあれだけ見せられたら惚れるよね

恒吉さんは典型的な典型的なαとして出てくるけど、登場時にいた部署としても立ち振る舞いに納得でした
こちらもお父さんの言葉通りに頑張る、根はとてもいい子でした
そして、自分が庇護対象として考えてたΩに突然変異で変わっちゃうし元同僚には襲われるし、ショックな事が多かったと思うのにしっかり考えて対応するし新しい可能性を見つけるのはかっこいいです
でも、元同僚に対する1回目の対応はダメ!麻川さんいて良かった
麻川さんとの交流の中で、Ωとしての自分を冷静に分析して可愛いが漏れちゃうのもいい、麻川さんも可愛い見てたら好きになってしまいますね

交流をしていく中で突然変異に向き合って進んでいく2人、くっつかない選択肢ありませんでした

表紙で買ったのですが、えっちなシーンはしっかりえっちでした
突然のヒートに動けなくなっている恒吉と鉢合わせした麻川は「応急処置」としてのえっちをします
実は恒吉と交流するときは抑制剤を多用していたので、ある時αフェロモンが溢れた時にえっちした時、恒吉は自分の意思です
お互いに行動を起こして言葉にした後のえっちは、お互いの気持ちが溢れていて甘々です
書き下ろしの番になった時のえっちはやっと番になれるって事で、昂っておりました
えっちなんですけど、しっかり気持ちの変容もわかりました

電子版書き下ろしのヒート甘えは身体がむちむちって部分とても良い設定です、好きです

恒吉の突然変異の診断の時、大人の突然変異は生殖器が未発達なので妊娠率は低いって説明があったけど、最後に見せてきたとても仲良しな番感だと奇跡を起こしていそうと勝手な騒動をしてしまいます

お互い素敵なパートナーが見つかってお互いの第2性を受け入れることができて、良かった良かった
ハッピーエンドは大好きです

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突然変異同士オメガバ

第二の性の本能に抗う、突然変異…なオメガバは最近よく見かけますが、αとΩ両方が突然変異というのは珍しいですかね。
バース性が優位な社会で、第二の性に翻弄されながらも自分たちの意志で運命を切り拓くお話だとタイトルで示して下さっていますけども。
個人的な見どころとしては、ひきこもりルックだった麻川が髪をセットしスリーピースを着てかっこよくなった姿で恒吉を助けにいくシーンが好きでした。
恒吉も麻川に会いたいと思っていてハグシーンが見開きでババーンときてよかったです。

シリアスなお話なのでしょうがないですが、2人よやわらかい表情や笑顔がもう少し見られたらな〜とちょっと思いました。

0

1人では不完全体でも、2人一緒で完全体ならそれでいい

エリートアルファが突然変異でΩになり、それまでの生活が180°変わってしまうことに戸惑いながらも気高く気丈に前を向いていく姿に惚れ惚れしました!
アルファだったときはバリバリのアルファ至上主義思想で、アルファ以外を見下すような人間だったのに、変異によってそれまで築いてきたキャリアを失ってから、自分の新しい居場所で馴染もうと模索する恒吉のハングリー精神…ハートに響きました。

それに。オメガ変異に伴い、親交が生まれる隣人のアルファ・麻川と発情期を通して親密になっていくのも面白く、最初はツンツンしていた麻川が恒吉に絆されていく心情描写に引き込まれて読み入ってしまいました。
麻川と衝突しながらも惹かれ合っていく恋愛模様は反発し合ったり助け合ったりと色々あるけど、突然変異のアルファとオメガ同士、それぞれの立場や生きてきた背景への苦悩を分かち合える同志のような存在として成り立つ関係もまたいい。バース性で惹かれ合うというよりも、もっと深いところで絆が生まれていく2人の関係性がすごく良かったです。

両者の抱えるトラウマや闇の部分を2人で共有し理解し合うことに、2人が番になったことの意味が大きかったと思います。
あんだけ塩対応していた麻川が見せる甘さも大変によろしくて(あとスーツ姿も^ ^)、2人がラブラブしてる姿にはニンマリ。素晴らしいエンディングに読後感最高でした。

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攻めが急にスパダリに

 β→αに変異したα×α→Ωに変異したΩのオメガバ―ス。
 二人は同じマンションに住んでいて、Ωに変異したばかりの受けが発情したことからαがヒートに巻き込まれて関係を持ちます。番にはなっていません。

 受けはΩになったことでエリート街道から外れますが、悔しさを抱えつつも、異動になった部所で頑張っています。攻めはαに変異したことで生殖能力がなくなり(何故そうなったのかはよくわからない)、付き合っていた女性にフラれたようです。αになったことで急に周囲の態度が変わったことを受け入れられず、なるべく人に会わずに家でSEの仕事をしています。

 番がいればΩでも出世できるかもしれないことを知り、受けは攻めに番になることを持ちかけますが、攻めは「俺はお前とは違う」と拒絶します。
 その後、攻めの家を訪ねた受けは、抑制剤の過剰摂取で興奮状態となった攻めに襲われそうになり、「αになんかなりたくなかった」という攻めの訴えを聞き、関係を持ったあとに「今まで悪かった」と別れを告げます。

 二人はしばらく会わずに過ごしますが、受けが同僚に襲われそうになっていたところに攻めが助けに来て、落ち着いた頃に攻めのほうから「お前の番にさせてほしい」と告白します。受けと会わずにいた間に攻めはαである自分を受け入れ、外で仕事ができるようになっていました。

 攻めが受けと出会ったことでαである自分を受け入れることができた、という話の流れは理解できましたが、距離を置く前はかなり本気で受けのことを拒絶していたので、急にスパダリになって受けを助けにきて、番になることを申し込んだことに、唐突な印象を受けました。オメガバ―スのαという点では、攻めのキャラとしての魅力が薄かったです。

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