kaya。
アニメイト限定の有償特典の12ページ小冊子。
(※表紙・裏表紙を除き、モノクロ漫画部分は8ページ)
内容は小冊子タイトルそのまんまで「二人が付き合う前の話」です。
まだ二人が交流をもつようになって間もなくの
才川が興味本位で佐山にちょっかいを出していた頃、
才川の視点で佐山への気持ちが綴られていました。
まだ名前のない好奇心と独占欲だけのその感情。
才川の中ではこうして恋が芽生えていたんだなぁ、と
当時(1巻)の彼の心情が伝わってくるエピソードでした。
空き教室で隠れてのキス描写はありますが、
まだ「秘密の関係」で恋人同士でもなく、
恋すら自覚していない時点の二人のお話なので、
甘みや萌えはほぼありません。
二人のラブラブな話が読める!と思って張り切って購入したのですが、
こちらは付き合う前の二人のお話でした。
既に関わりはあるけど、
佐山が才川のことすごく苦手だった頃のお話で
今読むと懐かしいのですが
個人的にはイチャが読みたかったので
正直しゅんとなってしまいました。
とはいえキスはありますが。
しかも濃い方。
でもやっぱり気持ちが通い合ってる時のほうがいいなぁと
こちらの小冊子を読みまた3巻を読み返しました。
そして、この頃があるから今があるんだなぁと思いました。
こちらのアニメイトさんの小冊子は二人が付き合う前の話なので、才川に佐山に対する甘さは一切ないんです。
でも佐山のことを良く観察しているというか、一見周りと盛り上がっているような態度を取りながら、しっかりと目で追ってる才川は既に佐山に対して執着を見せ始めていたように感じました。
この頃は既に二人の間には例の秘密の行為があるんですが、佐山が他の生徒に気が取られてるのが許せないんですよね。
「余所見してんなよ」と言って不機嫌そうに強引にキスを奪う才川に萌えました。
単に佐山は拾った自転車の鍵が、落とし主に戻ったことを確認していただけなのです。
でもこの頃から佐山に独占欲を感じていたのか、自分のままならない気持ちにモヤつく才川がいました。
才川の佐山に対する認識が、単なる陰キャから特別になる予兆が現れていました。