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表題作不動さんの裏垢活動 1

(仮)不動敬,42歳,会社員,出版社勤務
(仮)良,17歳,高校生,人気インフルエンサー

その他の収録作品

  • 第1話〜第6話
  • 「座談会」(描き下ろし・あとがき)

あらすじ

不動敬一(42歳、会社員、独身)の代わり映えしない毎日のなかで、たったひとつの楽しみがある。それは不動がひっそりと、生き生きと営んでいる新鋭SNS「KLART」の裏垢! だが気づけば大事な裏垢が超絶人気の男子高生インフルエンサーのせいで大炎上してた――!? 前代未聞の最高すぎる友情、ここに爆誕! 『有休オメガ』『俺たちは運命力が足りない』の藤峰式が描く新時代のエイジ・ギャップ・フレンドシップ!!

作品情報

作品名
不動さんの裏垢活動 1
著者
藤峰式 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
アフタヌーン【非BL】
発売日
電子発売日
ISBN
9784065279083
3.5

(11)

(2)

萌々

(2)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
39
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
18.2%

レビュー投稿数3

ホッコリ癒やされるお話

藤峰式先生の作品でBLではないですがすごく面白かったです。

裏垢で非日常を楽しんでるサラリーマンとインフルエンサーのDKが仲良くなる話です。

もう良くんといるときの不動さんの目がキラキラ!
無邪気な姿が可愛いです。
しかし不動さん、匂わせるつもりがないのに良くんファンから目の敵にされたりと振り回される姿が面白かったです。

良くんだけでなく良くんの友達とも仲良くなって色んなところに行ってリア充している不動さんがよかったです。

すごくホッコリ癒やされるお話で大好きです。

2

俺おじさんだから…は禁止?

「映え」を求めて42歳男性会社員がインフルエンサーの男子高校生と、美味しい物を食べたり、おっさんだから…という諦めの殻を破ったり、年の差友情を温めていくお話ですかね。

良くんがキラキラポジティブイケメン高校生で、不動からしたら眩しッって存在ですね。
ひょんなことから繋がった二人の心あたたまる交流。身バレを恐れビクビクしたり、おじさんでごめんねとオドオドしたり、不動さんに共感しつつ、新しい世界を開いていくのがワクワクしました。

ついつい不動の社会的に死ぬのでは…?とか、実は良くんの普段は…とか邪推しそうになりますが、このまま明るいトーンで進んでほしいですね。

2

匂い、匂わせ。仄かに期待させ。

多作に多忙を極めているだろう藤峰式先生の新刊だぁ!と喜んだものの。ジャンル「青年マンガ」だという。つまりは「非BL作品」。いやいやいや。もぅコレはBL。「匂わせ」どころか。BL臭プンプンのプン!なのだ。

「俺の人生はとにかく映えない。」地味なリーマン、不動さん(42歳)は、そうは言っても、藤峰式先生の作品群ではもはや定番の「攻め様」キャラデザインである。涼しげな目元。スッキリと上げた黒髪。背の高い体躯。中身は少々くたびれたおじさんだったりするが、脚の綺麗さには自信あり。これといって趣味も無い不動さんの楽しみは、密かに自分の美脚を裏垢で披露すること。ノンケの男がやる趣味としては、少々変態チックだが。それもBL。と、思ってしまえば「あるある」だったりする。
密やかな楽しみの筈だったのに。ある日、人気インフルエンサーに目を付けられたことで。不動さんの美脚垢は、炎上してしまう。
楽しみを失った、と落ち込む不動さんは、現実に人気インフルエンサーの高校生・良くんと出逢う事で、自分の「映えない」日常の中で。新たな楽しみを見つけて行くのだ。
男で、おじさんだからと、躊躇していたパンケーキだって。良くんと一緒なら、食べに行ける。んんん⁈ パンケーキ⁈ これはもぅ。人気のあのBLの、あのシチュエーションじゃ無いですか。ここで主人公は恋に落ちちゃうハズなんです!なんて。
読み手側のツッコミをモノともせず。不動さんはちょっぴり華やぎ出した日々を楽しんでいる。作品的には、BL臭を「匂わせ」ながら。作中では、不動さんの投稿が、良くんの彼女が「匂わせ」投稿をしているのではないかと誤解されてはプチ炎上したり。勝手にその「匂わせ」の多重構造っぷりに大いに笑わせられてしまう。ニクいね!

後半にはお仕事BL風味も。男とか女とか。若いとか年配だとか。そんな事は関係無く。物事をフラットに受け止められる良くんと接している事は、不動さんの仕事にも影響を与えていく。社内でも愛想が無く、問題児視されている若い社員とのコミュニケーションに手を焼いていた不動さんは、彼の想いに気付いてあげられる良き上司になって行く。
年の差を越えて、無心に仕事をする不動さんの姿はまた、無愛想な若手だった松井の心を揺さぶっても行く。そして。彼等が成し遂げた「仕事」は、周り回って。良くんを感動させるのだ。いや待て。絶ーっ対‼︎ 恋に堕ちるヤツ‼︎ とまた、ツッコミながら。
どこか焦れる様な。悔しい様な。安堵する様な。ないまぜになった気持ちで、ほくそ笑みながら。次巻を楽しみに待っている。
今ドキ「非BL作品」のBL化なんて。それこそ「あるある」なんだから。一縷の望みも期待しちゃったりしてもいいよね!

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