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表題作逃避行じゃあるまいし

知野 半治
元警察官
斧原 学

同時収録作品恋しさ募って/恋しさ募って 恥ずかしい編

南乃 雄太郎
巽 准市

同時収録作品そういうの早く言ってよ!

冬野 圭太
十波 明夫

その他の収録作品

  • これも愛の形
  • パーティーの後はいつもさみしい
  • カバー下:キャラクター案ラフ

あらすじ

捕まっちゃったら、どうなると思う?

ある日、学は年下の恋人・半治の前から姿を消した。
いつもそうだ。終わりがくる前に姿を消す。
捨てられる前に、逃げるのだ。
ところが数か月後、引っ越し先の戸口に半治の姿があった。
学を捜し出し、追いかけてきたという。
それを知った時、学の中に湧きあがった感情は──

「逃げたくなるくらい愛してあげるし…逃げても絶対捕まえるから」
追いたい男×逃げたい男の逃亡プレイ

作品情報

作品名
逃避行じゃあるまいし
著者
タクアン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686638
4.3

(39)

(20)

萌々

(14)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
171
評価数
39
平均
4.3 / 5
神率
51.3%

レビュー投稿数9

毛深い男って

タクアン先生!!
超絶絵の上手なガチムチ男を描いたら
1番?かもしれない先生でデビューコミックスです。
単話も買っていましたが
本当に楽しみにしていました!
すっかりレビューが遅くなってしまいましたが
タイトルと他で3つお話が入っています。
かわいい体格差同級生カプの遠距離恋愛
「恋しさ募って」がやっぱりいい話だし
読みやすいんですけど
私ははじめて読んだ最後の短編の
「そういうの早く言ってよ!」の
毛深い男に度肝を抜かれましたね、、
はいき先生の「穴のあくほど」も
そうですが毛深い男ってめちゃくちゃエロく
ないですか?
え?みんなそう思わない?これってフェチなの?
もうすんごくエッチでした。
毛の流れ?向き?ちゃんと描写されていて
関心しちゃう、、陰毛と胸毛が繋がってるのが
年下彼氏から見たらかわいいって
うんほんとにかわいいわ。
性癖こじ開けられました…
ぜひ見て頂きたいです。

2

表題作の攻めが、イチバン良き!!

受けが年下の恋人の前から姿を消し、その1ヵ月後に恋人が目の前に現れた、執着攻め度☆7つのお話。
受けは消えたくなる人なのですが、理由があり、、、




あと他2編、関西生まれの同級生同士のお話と、受けが毛深くてえちをずっと断り続けていたお話とが収録されていますが、こちらの表題作が一番面白かったです。


また攻めの元職業柄と性癖が相まってか、受けが逃げても必ず追いかけていき、相手が引くレベルで捜し出す。
最強すぎる執着攻めですし、一歩間違えたらストー○ーにもなり得る執着ぐらいに、様子おかしい攻め様ラバーのまりあげはとしては、とてつもなくニヤニヤしてしまいました。


というか、攻めと受け。
ワケあり具合では大変お似合いの2人でございました。(そして巻末の描き下ろし)


こういうBLもっと読みたいーー!!!!
思わず願った作品でした。


同時収録の、体毛BLも良きでした。

1

男は意外とオトメなのだ

電子で既に配信されている作品が2作まとめて単行本化されました。表題作の他、「恋しさ募って」、「そういうの早く言ってよ!」が収録されています。「そういうの〜」は未読だったのでありがたかったけれども、マニア向けのお話ですね笑

Cannaさんにしては珍しい、ゴリゴリ系の絵柄に惚れている作家様です。リアルな男臭さとは裏腹にストーリーが胸キュンで、そのギャップがクるといいますか…。Cannaさんの路線は絵柄やストーリーがサブカルアート系のこだわり派なイメージ。個人的に好きなレーベルです。

「逃避行じゃあるまいし」(前中後編)

セックスはするけど、それ以上深い仲になることに臆病な受け。相手といい感じになると逃げて姿をくらます性癖があります。そんな彼がやっと理想の攻めと巡り合い、逃げないようにガッチリホールドされる破れ鍋に綴じ蓋ラブ。

こういう受け優位はたまらんですね。その実、攻めの方が余裕たっぷりにかましていて、受けの願望をすんなり超えてくる感じに、いや〜ん♡ってなります笑(なんだそれ)

「恋しさ募って」(前後編)

学生時代からの友人同士が社会人になって、片方が関西から関東に就職したので離ればなれになってしまいます。地元を出た友人に会いに行って二人で呑んだ帰り際、お互いうっかり本音が出てしまい、、(わざわざ会いに行く時点でBL脳的に怪しんでます)

このカプは、上下が決まってなくて、どちらも上希望なんですよね。結局ジャンケンで決めるんですけど、見た目体格が小さい受けっぽい方が受けてくれるので、ちゃんと多数派を押さえてくれている感じがしました。

わちゃわちゃしてて可愛いカプです。うーん、願わくば二人のフリップ・セックスが見てみたいかも…。

「そういうの早く言ってよ!」(Petit Canna Vol.4掲載)

ニッチ萌え。これ、ヘアリーなアンソロとかに入ってたのかい?ってな感じのザッツ「毛」のお話です。受けが毛深いのがコンプレックスで、なかなかエッチに応えてくれない。

可愛ええ…

攻めが、そぉんな君が好きさ!(実際は言ってない)と受けが着ているシャツを、ばりーん!!って破るシーンが好き…笑

自分的にはギャグでしかないんですけど、男の中のオトメが弾け出る瞬間をきゅーん♡ってさせてしまう、作者様の萌えに共感しかないです。

「逃避行〜」「恋しさ〜」は描き下ろし有り。描き下ろしって、本編には出ていない作者様の隠れセンスが味わえたりするので、読めて嬉しかったです。

好きな人は好きかもしれないけれど、絵柄とかリアルな男性っぽいのが苦手な人は無理しない方がよいかと思われます。(髭受け率高し)

6

豪華ガチムチ尽くし

表題作他、2編が収録された短編集でした。
普段は長編派ではありますがはじめましての著者様ということと、
表紙の雄臭さが滲む男たちに惹かれて手に取りました。

それぞれ色っぽい男たちや社会人なりたてのピュアな若者たち、
むさ苦しいおっさんたちなどキャラや設定の種類は豊富です♪

共通点があるとしたら、いずれもガチムチ色強めな部分と
恋に臆病で面倒くさい男たちのお話というところでしょうか。

まずは表題作『逃避行じゃあるまいし』(前中後編)

追われたい男と追いかけたい男、ヤバい二人の愛の追いかけっこ。

ある日、恋人の学から「突然恋人の前から消えちゃう男、どう思う?」と
話題をふられる半治。
てっきり映画の話かと思ったら後日、学と連絡が取れなくなってしまう。

そう、「突然消えちゃう男」とは映画でもなんでもなく、
学自身のことだったのです。

けれど、それから数か月後、帰宅した学の前に半治が現れて…。

連絡も絶たれ、自宅も知らせていなかったのに、
持ち前の執着っぷりで学の居場所を見事突き止めてしまった半治。

見た目は明るく健康的なガチムチ好青年なのだけれど、
スマホにGPSを仕込んだり、元同僚(警察)の人脈をフル稼働したり、
やっていることが結構ガチストーカー!!
常軌を逸した行動と爽やかな表情のギャップが逆に怖すぎます(笑)

特に学を追いかけているときの爛々とした目つきが
まるで逃げまどう小動物を追い詰める肉食獣のようですよ…

とりあえず、学は逃げてー!
いや、元はと言えば理由も別れも告げず、姿を消した学が悪いのだけれど。

それに、学が一方的に被害者かというとそれも違って、
学の方もまたちょっと様子がおかしい系なのです。
恋人を蔑ろにするただのクズ野郎かと思えば、
薄情だけど、恋人への愛情がないわけではない。

本当は恋人に捨てられて傷つくことを恐れる臆病で寂しがりなおじさんで、
だから、学はいつも飽きられないように、飽きられる前に恋人の前から消える。

彼の逃亡癖にはそんな切ない想いが根底にあるわけですが、
半治に追われていることを怖がっているのかと思いきや、
追い詰められて路地裏での強引なお仕置きエッチに歓喜してしまう
厄介な性癖もちでもありました。
口では最低と言いながら、恍惚の表情 隠しきれてないしな( ´͈ ᵕ `͈ )

作中では計2回の逃亡を図るも結果は学の2戦2敗。
あと2、3回は逃げそうな気もしますが、もうこれに懲りて、
末永く半治に溺愛されてください♪


二作目は『恋しさ募って』(前後編・嬉し恥ずかし編)
就職を機に離ればなれになってしまった親友の雄太郎と准市。
出張で東京までやってきた雄太郎は准市と久々に再会しますが、
別れが近づくにつれて離れがたくなってしまい…。

コントのようなやりとりから両想いが発覚し、
急に初々しく恥じらいだす二人が可愛らしかったです(*´艸`*)

まっすぐすぎるあまり、片思いを拗らせまくり、
やっと両想いになったというのにまだ拗らせて…面倒くさい!笑

遠距離恋愛をスタートさせた二人のその後が描かれた後編では
恋人解禁ということでえっちなこともしてしまうわけですが、
ピュアでぎこちないのに、募らせた欲望が爆発しそうでどエロかったです///
本編では触りっこ止まりですが、嬉し恥ずかし編で念願の初エッチ完遂でした♡

いつも別れ際が寂しくてちょっぴり切ないエンディング。
転勤でも転職でもいいから、二人がずっと一緒にいられればいいなぁ。


3作目は『そういうの早く言ってよ!』(読み切り)

3作品の中で最もガチムチかつ毛深く、雄臭がムンと漂う作品でした。

付き合って半年が経過する明夫と圭太ですが、
いざセックスとなるといつも明夫に避けられてしまい…。

実は毛深さを気にしてセックスを拒んでいた明夫。
どれどれ、そんなに?と興味を惹かれてみれば、
ひげ、わき、胸、すね へそ、尻…etc.とほぼほぼ全身、
あらゆる体毛を網羅する本格的な毛だるま受けでした!
これは確かにちょっぴり恥ずかしいかも(笑)

どれも短いながらストーリーに深みがあり、丸ごと1冊長編なら
きっともっと面白いのだろうなぁと次回作も今から楽しみです。

画風としては青年誌風でガチムチ傾向が強めなので可愛い系がお好みだと
合わないかもしれませんが、逞しくて男臭い男がみたいのよ!という方には
猛烈に推したい著者様でした♪

3

運命的マッチング

大きく3作品収録の短編集。

「逃避行じゃあるまいし」
これは「運命」のカップリングですね。
思いがけずの性癖マッチング。これを運命と言わずになんと言うか。
フラれる前に自分が消えたい、でも追ってきてほしい男と、どこまでも追いたいストーカー気質男。
正直読んでて怖っ……となったんだけど、特に半治にとってこの学さんはこれ以上無いくらいアツくさせてくれる相手でしょうね…

「恋しさ募って」
就職で東京と大阪に分かれた親友同士。
雄太郎は学生時代から准市に片想い。
東京に出張して久々に准市と会い、会話の流れで想いがバレた…と思ったらまさかの両想いへと怒涛の展開。
そうとなれば次はHですよ。お互いガッツいたりモメたりしながらカラダで確かめ合うキモチ。ラブいね。

「そういうの早く言ってよ!」
中年カップル。
付き合って半年経つのにHを許してくれない相手に泣いてお願いするが、Hを渋る原因が「毛深さを見られたくないから」。
なるほど。体のコンプレックスね。ただ、他人も同様に思うかは別。
正に「そういうの早く言ってよ!」だと思う。

「これも愛の形」
「逃避行〜」その後。
また逃げることを考える学。だが足に足枷が…!もう逃げられない!

「パーティの後はいつもさみしい」
「恋しさ〜」その後。
会ってる時はワイワイ楽しい。でも日常のふとした時に切なくなる気持ちを切り取っている。


絵柄はクセがあるかも。肉体表現は結構ガチムチ、筋肉。体毛あり。
生きている男の絡み、っていう臭いが漂ってきそう。
心理描写もいい。
とても良かったです。

3

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